【レビュー】子持ちホストの危険な隣人|ワケありホストと隣人イケメン作家の子育てBL

やあ、アラサー腐男子のダイキです!
今日は「子持ちホストの危険な隣人」を紹介するよ~。タイトルからして「どんな設定!?」って気にならずにいられないやつ。実は僕も最初は、チャラいホストが夜にワイワイ…みたいな展開を想像してたんだけど、全然違った!むしろ子育てメインでめちゃくちゃ心が温まるストーリーだったんだ。主人公の聖也はホストとしてバリバリ働きつつ、姉の子をこっそり育ててるんだよね。しかも、その子ども・天稀がまあ天使なんですわ…。可愛すぎて「漫画の中で会いたい子供No.1」認定。そんな聖也たちのもとに、酔っ払った怪しい隣人(イケメン作家!)が絡んできて――コメディあり、ちょっとした事件あり、もちろんほのかな恋もあり。個人的には、「子育てBLってここまで癒されるんだ」と感動しちゃった。気になる人はぜひ続きをチェックしてみて!

📝基本情報

作品タイトル:子持ちホストの危険な隣人

シリーズ:子持ちホスト

カップリング:絵本作家 ✕ ホスト

作者:桃季さえ 先生

出版社:芳文社

出版年月日:2019/08/29

📖あらすじ

夜の街でNo.1ホストとして働く聖也は、亡くなった姉の子ども・天稀をひそかに育てている。天使のように可愛い天稀は、聖也にとって何よりも大切な癒しの存在。そんな二人の静かな日常は、ある夜、エレベーターで酔っ払った隣人・桐生威吹にキスされたことで一変!しかもこの危険な(?)お隣さん、実は天稀が大好きなクマの絵本作家だった――。最悪の出会いから始まる、訳ありホストと怪しげイケメン作家、子持ちBLライフ。子育てと仕事に奮闘しつつ、少しずつ心の距離を縮めていく二人と、可愛すぎる天稀の存在にきゅんと癒される、じんわり温かい物語です。

🌟おすすめポイント

  • 子育てBLとして天使すぎる天稀くんの可愛さに癒される!
  • ホストと人気作家という華やかな職業設定が非日常感たっぷり
  • 育児と仕事を両立する聖也の健気さに胸が熱くなる
  • 最悪な出会いから始まる隣人・威吹のワンコ系変貌が見どころ
  • 爽やかなテンポと美麗な作画で、最後までサクサク読める

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

「子持ちホストの危険な隣人」、タイトルからしてぶっ飛んでるなと思ったんだけど、読んでみて正直いい意味で裏切られたよ。表紙もあらすじも、危険な隣人×ホスト…っていうベタな色恋沙汰を想像しがちだけど、実際はしっかり「子育てBL」。しかも、このジャンルによくある“甘ったるさ”や“ご都合主義”だけじゃない、キャラの個性や人間味がぐっと光る作品だった。

まず、主人公・聖也。ホストとしてカンペキ営業スマイルを見せつつ、姉の子・天稀を自分の子のように育てていて…その健気さが刺さる。天使みたいに可愛い天稀を、仕事の合間縫って世話してる姿は、男前すぎて涙出そうになる。ホストっていうキラキラ職業とのギャップも絶妙で、聖也の“見せる顔”と“素の顔”のバランスがうまい。しかも天稀に「パパ」って呼ばれてるの、ズルい!もうそれだけで“いい父親”度MAXなんだけど、決して完璧じゃないところもリアルで好感持てるんだよな。仕事と育児の両立に悩んだり、子どもを守るために必死になったり…アラサー男子的にも共感ポイント高し。

そして、隣に引っ越してきた“危険な男”桐生。最初は酔っ払い&強引キスで「おいおい通報案件だぞ!」とツッコミたくなるほどダメダメな初登場。だけど、こいつ実は人気絵本作家ってギャップ、ズルすぎやしませんか。天稀が大好きな「クマさん」の生みの親という設定に、登場から一気に“天稀の推しキャラ”ポジに昇格。しかも、最初は怖がってた天稀も、桐生が絵本をくれたり優しい一面を見せることで、すぐに懐いちゃう。子どもへの接し方がちゃんと自然で、読んでて無理がないんだよね。

ストーリー展開もサクサク進むし、重すぎないテンポ感が個人的にはすごく読みやすかった。子育ての悩みや日常のドタバタが丁寧に描かれてるし、BL的な色気も“寝ている子どもの横でちょっとキス”くらいの薄味で、だれでも安心して読める。個人的にツボだったのは、天稀が欲しい物をもらうときにちゃんと「パパ、もらっていい?」って確認するシーン。めちゃくちゃ可愛いし、そういう細かい描写が天稀の存在感をグッと引き上げてる。

顔が好き!って悪びれず言っちゃう大人の素直さも逆に好感持てるし、ぐいぐい金にモノ言わせて迫ってくる潔さも、エグすぎずポップ。最初は「なんだこの俺様!」って思ったけど、実はワンコ系で一生懸命だったりして…気付けば「この人、めっちゃ良い人じゃん」となってる自分がいる(笑)

脇役の掘り下げもしっかりしてて、保育園の迎えでバタバタ着替える聖也の姿とか、リアルに「子育てしてる!」って感じがにじみ出てる。ホスト仲間や関係者の事故事件など、サスペンス要素もちらっと入りつつ、それがちゃんと物語のスパイスになってるのも良かった。

絵柄もキレイだし、天稀のビジュアルはまじで天使。父も子も始終キラキラしてて、読んでて癒ししかない。大人の恋愛だけじゃなく、家族としての絆や守るものがある男たちの優しさが際立ってて、読後感も超爽快。「BLに子ども?」と戸惑う人にもすすめられるくらい、自然な流れで感情を揺さぶってくる作品だった。全体的にめっちゃ良い意味でギャップ萌えの連続!

そして何より、続編があるって知って安心した。二人の恋人としての関係や、天稀を含めた「家族」としての新しい日常が、これからどうなるのか無限に妄想できる。このバランス感覚、なかなか他では味わえません。読んで損なし、むしろ癒されること請け合いです。

🔍こんな人におすすめ

  • 子育てBLに癒されたい
  • イケメンホストの頑張る姿にキュンとしたい
  • 子どもキャラが可愛い作品が好き
  • テンポよく爽快なストーリーを楽しみたい
  • 不器用だけど憎めないイケメン作家に惹かれる

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子持ちホストの危険な隣人

子持ちホストの危険な隣人

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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