【レビュー】アフター・ミッドナイト・スキン6|クール攻め犀川の嫉妬大爆発!すれ違いからのあまあま再接近

やあどうも、ダイキです!アラサー男子のBL沼から、またもや最高な一冊を紹介しにきました。にむまひろ先生の「アフター・ミッドナイト・スキン」第6巻。いや~、このシリーズ追いかけてる人なら分かると思うんだけど、今回はクールな犀川さんがまさかの…嫉妬!?普段は大人の余裕と包容力で虎谷くんを包み込んでる犀川さんが、仕事ですれ違い気味のところに、鳥野くんというライバル(?)が現れて心が大荒れ。いや、嫉妬ってこんなに可愛いもんだったっけ?と、読みながら思わずニヤニヤが止まらなかった僕です(笑)あの完璧スパダリがちょっと不器用になって、虎谷くんを「俺のもの」って主張しちゃう姿、最高すぎて語彙力なくなった…。すれ違いも、嫉妬も、全部まるっと萌える!というわけで、今回は包容力だけじゃない犀川さんの人間味にキュンキュンしたい人、必見です!

📝基本情報

作品タイトル:アフター・ミッドナイト・スキン 6

シリーズ:アフター・ミッドナイト・スキン

カップリング:リーマン ✕ リーマン

作者:にむまひろ 先生

出版社:白泉社

出版年月日:2025/07/04

📖あらすじ

仕事が多忙でなかなか会えない日々を送る犀川と虎谷。やっと恋人同士として安定してきたと思いきや、虎谷がフットサル仲間の鳥野から「大事な話がある」と食事に誘われることに。無警戒な虎谷に対して、クールで大人な犀川は珍しく嫉妬心を隠せず、不安と焦りが募るばかり。すれ違いと独占欲に揺れる犀川と、そんな彼の気持ちに真っすぐ向き合おうとする虎谷。お互いの心の奥に踏み込むことで、二人の絆は新たな段階へ……?嫉妬と愛情、そして甘くてちょっぴり切ないラブが詰まった、恋人同士の“その後”をじっくり描く第6巻。

🌟おすすめポイント

  • クールな犀川の嫉妬が爆発、普段見れない素顔にドキドキ!
  • 仕事で忙しくてもラブラブな2人のメッセや行動に癒される
  • 当て馬・鳥野の切ない横恋慕も見どころ、イケメンだらけで眼福
  • 嫉妬や独占欲が絡むも、想いをぶつけ合う真剣トークが熱い
  • 特装版小冊子のあまあま&えちえち展開で糖度マシマシ

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いや〜今回もマジで尊すぎて語彙力がお亡くなりになりかけた僕です。まず、5巻のラスト「あんなことになるなんて思わなかった」っていうモノローグで、BL民の想像力がめちゃくちゃ掻き立てられてたよね?不穏な空気ぷんぷんだったから、「ついに波乱が!?」って戦々恐々としながらページめくったんだけど、蓋を開けてみたら想像してたよりめちゃくちゃ甘々空間が広がっていて、なんだか拍子抜けしつつも、安心しすぎてソファーで寝落ちするレベルでした(笑)

本作の目玉は何といっても、これまでずっと「大人の余裕」全開だった犀川さんが、ついに嫉妬で動揺しまくるってとこ。虎谷が鳥野とご飯に行く、それだけでめちゃくちゃソワソワしてる犀川さん。あれ?あなた今までクールなスパダリじゃなかったっけ??って思わずツッコミたくなるくらいの動揺っぷり、これがまたギャップ萌えの極致でした。今まで冷静沈着な顔しか見せてこなかったのに、急に少年みたいな不安顔を見せるの、ちょっと反則じゃない?しかも「相当嫉妬深い面倒くさい人間」とか自分で言っちゃうし、もう、かわいすぎて背中丸めて悶えてしまったよ。

一方の虎谷。鳥野にご飯誘われても全然警戒してない。あの能天気っぷりも可愛いけど、しっかり「犀川さんが好き」って気持ちがブレない安心感があるからこその余裕なんだなあって思った。おやつより俺を食べてください発言には、こっちが赤面したわ。さすがに攻めの頭を抱えさせるだけのことはある。夜な夜な犀川が一人でスるシーンもめちゃくちゃ色っぽくて、「これぞ美形の無駄遣い」って思いながら読んじゃった。

今回、犀川の嫉妬や独占欲がクローズアップされてるんだけど、BLによくいる「激重執着攻め」みたいにドロドロしてなくて、どこか誠実さが滲み出てるのがポイント高い。好きな人に他の男が近づくのが嫌、でもそれをうまく言葉にできなくて拗ねる感じ。大人ぶってても中身は「恋に初めて本気になった人」そのものだよね。自分の恋心の不器用さ、未熟さを素直に見せてくれるから、こっちまで応援したくなる。で、そういう犀川の感情に気づいて、ちゃんと対話しようとする虎谷の男前っぷり!この二人、意地を張るんじゃなくてちゃんと本音をぶつけあえる関係性なのが、本当に尊いポイント。好きと好きがぶつかって、ちゃんと「もっと近付きたい」って気持ちが深まっていくのが見てて嬉しいんだよな。

あと、鳥野。彼もめっちゃいい奴で、虎谷のこと本気で想ってたっていうのがちゃんと伝わってきた。失恋しても相手を祝福できる男前…いい人すぎて、幸せになってほしいと心底思いました。BL界の当て馬って、ドロドロになるかギャグ要員になるか極端なこと多いけど、鳥野は大人の余裕と切なさと誠実さ全部持ってて、めちゃくちゃ好感度高かった。犀川と鳥野の男前ツーショット、眼福でした。

エッチシーンも相変わらずの濃厚さ。虎谷が可愛すぎて「これは攻めも堪らんわ」って納得のラブいちゃぶりです。二人の気持ちが通じ合った上での甘々な時間って感じが最高。

全体的には「イチャイチャしながらも、心の距離がまた一歩近付く」という進展がしっかり描かれてて、読後感はめっちゃ幸せ。正直、ドロドロ修羅場を期待してた自分もいたけど、これはこれで「安心して推せる両片想い→両想い→熟成カップル」な尊さが詰まってて、大満足。

次巻はデート回になりそうだし、まだまだこの二人の幸せを見守りたい!

最後に、犀川さん。完璧な男の顔も良いけど、恋で不器用になる姿がいちばん刺さります。恋する男はみんな平等にダサくて、可愛いんだなって改めて思わせてくれる一冊でした。

🔍こんな人におすすめ

  • クールな攻めの嫉妬や独占欲に萌える人
  • 恋人同士のすれ違いと絆の深まりをじっくり見たい人
  • 仕事が忙しくても愛を育む社会人カップルBLが好き
  • 三角関係や当て馬エピソードでドキドキしたい人
  • 甘くてえっちなシーンもたっぷり堪能したい人
ダイキのアイコン

ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

もっと詳しく見る