【レビュー】神矢さんと丹羽くん｜トラウマ持ち受けを癒す猪突猛進スパダリ営業マンの溺愛ラブ

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やっほー、アラサー腐男子のダイキです！今回読んだ「神矢さんと丹羽くん」、いや～、これは甘さと癒しがハンパなかった…！恋愛に臆病になっちゃった丹羽くんと、イケメンで仕事デキる営業エース神矢さんのガチ溺愛ラブ。トラウマで心を閉ざしてる丹羽くんに、神矢さんが猪突猛進でグイグイ迫っていく展開、めちゃくちゃ刺さりました。しかも、ただの甘々じゃなくて、大人同士の仕事絡みのやり取りや心情の描写もリアルでさ、読んでて「この2人、推せる！」って何回も心の中でガッツポーズしたよ。あと、スパダリ攻め好きな僕としては神矢さんの一途さと包容力に毎回ニヤニヤ…！登場人物みんなが生き生きしてて最高でした！

基本情報

作品タイトル：神矢さんと丹羽くん

カップリング：リーマン ✕ 建築イラストレーター

作者：秋雨るい先生

出版社：大洋図書

出版年月日：2025/06/02

あらすじ

恋人だと思っていた相手から傷つけられ、人間不信となった丹羽颯真。父親のデザイン事務所を継ぎ、建築パースを描きながら静かに暮らしていたけれど、ある日、取引先の建設会社の営業エース、神矢利一郎と出会う。外見も性格もまさに理想そのものの神矢さん。仕事を通して何度も顔を合わせるうちに、颯真は少しずつ惹かれていくけど、もう二度と傷つきたくなくて恋に臆病になるばかり。そんな彼に、神矢はグイグイと距離を詰めて、優しさと積極的なアプローチで心の壁を突破しようとする。だけど、過去のトラウマの元凶・後藤も現れて…？！大人の男同士、仕事も恋も全力なスパダリ営業×人間不信のピュア男子の、癒され溺愛ラブストーリー！

感想・考察（ネタバレ注意）

いや～これはまさに「スパダリ爆誕」って感じ。読んでる間ずっと顔がにやけっぱなしだった僕です。最初は「また仕事先で出会う系のラブかな～」なんて軽い気持ちでページをめくり始めたけど、いやいや、この二人の関係性と心情の描き方がめちゃくちゃ丁寧で、どっぷりハマっちゃったよ。

まず、丹羽くん。もうこの子、健気すぎて守ってあげたくなる系受けの代表！前の恋人（と本人は思っていた）にこっぴどくやられて、すっかり人間不信＆恋愛トラウマになってるんだよね。なのに仕事ではしっかり者で、父親のデザイン事務所もちゃんと継いで、建築パースを描く腕も素晴らしい。表面的にはしっかりしてるのに、心の奥では「もう傷つきたくない」ってひたすらビビってる姿に、僕もなんか「分かるぅ…」って共感ポイント高かった。トラウマ持ちのキャラって、繊細な描写が雑だと共感できないこと多いんだけど、丹羽くんは本当に自然。それでいて「それでも人を好きになっちゃう」弱さと強さのバランスが絶妙だった。

で！そんな丹羽くんの前に現れるのが神矢さん。いや～この人、スパダリの鑑だよ…。イケメン、仕事デキる、気遣いできる、そして押しが強い。揃い踏みすぎてもはやファンタジー（笑）でも全然嫌味じゃないし、むしろ猪突猛進系溺愛男子で、丹羽くんにグイグイ迫りつつもちゃんと距離感も測ってる感じ。最初から「好き！」ってバレバレで、その積極的なアプローチに丹羽くんが戸惑って逃げ腰になるやりとりが、可愛すぎて転げそうになったよ。

個人的にグッと来たのは、神矢さんがただ「俺が幸せにしてやる！」っていう押し付け型じゃないところ。丹羽くんの傷やトラウマにちゃんと寄り添って、時には弱みも見せるし、丹羽くんの気持ちを尊重してくれるんだよね。営業エースらしいスマートさもあるけど、丹羽くんの前では必死で、ちょっと情けなくなったり嫉妬したりするのがむしろ可愛い。あの「後藤のせいか…」って自分でもやきもち焼いてる自覚があるのに、拗ねてるところとか、いや～もう、ギャップ萌え炸裂！

そして忘れちゃいけない元カレ、後藤くん。正直「こんなヤツぶっ飛ばしてやれ！」って最初は思ったけど、物語が進むにつれて彼の背景や心情も丁寧に描かれてて、「あぁ…ご縁がなかっただけか…」と妙に納得しちゃった。憎たらしいのに、どこか同情もしてしまうあたり、秋雨先生のキャラ描写ってホント絶妙。神矢さんがきっぱりと過去に区切りを付けつつ、後藤くんにも救いの手を差し伸べるスマートさ、これぞ大人の男の余裕！

あとさ、やっぱり仕事描写がしっかりしてると説得力が違う。納品データをやり取りしながら恋愛フラグ立ててくるとか、業界人あるあるでちょっと笑ったけど、それがすごくリアルだった。仕事を通じて生まれる信頼感や、日常の中のささやかな交流が恋愛に発展していく流れが、無理なく描かれてて心地良い。お互いの得意分野で支え合って、それが自然に二人の絆になっていくのは、読んでて「こういう大人の恋愛も素敵だな～」って思わせてくれる。

エッチシーンもさすが秋雨先生、体温伝わるようなリアリティがあって良かった！ただエロいだけじゃなくて、丹羽くんが少しずつ心を開いていく過程をきちんと大事にしてる。猫を間違えて神矢さんの頭をギュッとしちゃう描き下ろしとか、可愛すぎて思わず「ンア～～～ッ！」って叫びそうになった。王道スパダリ攻め好きは絶対読んでほしい。スパダリ好きの友達に全力で布教します。

サブキャラも地味に良い味出してるんだよなー。義弟の利人さん、ゲイバーの店員アヤさん、マッチョなスタッフ、神矢さんの同僚…。全員ちょっとずつ物語に絡んできて、世界観に厚みを持たせてくれてるし、スピンオフ欲しい！ってなった。梵（猫）ちゃんも可愛い…猫は正義。

まとめると、「癒されたい大人」「溺愛されたい人」「過去の傷を乗り越えて幸せになってほしいカップル」を見守りたい人には超オススメ。丹羽くんが勇気を出して新しい恋に踏み出す姿、神矢さんが全力で愛し抜くそのまっすぐさ。最初から最後まで甘くて、でもちょっと切なくて、読み終わった後は「あ～幸せになって良かった！」って、爽やかな後味が残る一冊でした。

スパダリ攻めに癒されたい人、ぜひ読んでみて！僕は、また丹羽くんと神矢さんに会いたいので、スピンオフ全力待機です。