【レビュー】食べちゃだめなのにおいしいです|人間×鬼の逆転執着ラブコメディ

やっほー、ダイキです!今回は山田2丁目先生のBL「食べちゃだめなのにおいしいです」をご紹介。人気作「食べてもおいしくありません」のスピンオフ、しかも今度は人間×鬼!設定だけでご飯3杯はいけそうなやつです。鬼が普通で人間がレアな世界で、噂の巨ツノ先輩・大喰(おおばみ)と、強引攻めな後輩・赤石の攻防戦!…のはずが、意外と受・大喰くんがちょろかわで、赤石の指をおいしそうにしゃぶるシーンとか、もうニヤニヤ不可避なんだわ。前作知らなくても楽しめるけど、読んでると鬼と人間の「食べる」って価値観のズレとか、さらに沼れるよ。個人的には赤石のツノ愛(執着?)が想像以上にぶっ飛んでて笑った!ちょっと変態くさいけど、そこがイイ!さあ、気になる二人の関係性、僕と一緒に味わってみませんか?

📝基本情報

作品タイトル:食べちゃだめなのにおいしいです

シリーズ:食べてもおいしくありません

カップリング:高校生 ✕ 高校生

作者:山田2丁目 先生

出版社:リブレ

出版年月日:2025/06/10

📖あらすじ

鬼が大多数を占め、人間が希少な世界。学校一の「巨ツノ」と噂される鬼・大喰(おおばみ)は、実はコンプレックスを抱えた豆つぶサイズのツノの持ち主。ツノを立派にするため密かにサプリを飲んでいたところ、後輩の赤石に見つかってしまう。赤石は珍しい人間で、しかも「自分なら先輩の巨ツノを引き出せる」と強引に迫ってくるのだが、その方法がなんとも破天荒。自分の指を大喰の口に突っ込んで「食べて」とせまる始末。鬼にとって“食べる”ことは愛情表現でもあり、赤石の匂いと味に抗えず蕩けていく大喰。やがて大喰のツノも、ふたりの関係もどんどん変化していき……。人間攻×鬼受、独特な価値観とスケベで可愛いやり取り満載のラブコメBL!

🌟おすすめポイント

  • 鬼×人間の独特な世界観がクセになる!
  • 巨ツノをめぐる執着と独占欲がたまらない
  • 食べる=愛するという設定がスケベで面白い
  • チョロくて可愛い大喰と押せ押せ赤石のバランスが最高
  • エッチもラブも全力!バカップルの可愛さにニヤニヤ必至

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

「食べちゃだめなのにおいしいです」、タイトルからしてもうド直球で攻めてきてて、読む前からワクワクが止まらなかった僕です。山田2丁目先生の「食べてもおいしくありません」シリーズ、ファンなら絶対ニヤけちゃう設定と世界観なんだけど、今作は人間×鬼という新鮮さもあって、「逆パターン?!イイ!」となりました。

まずね、世界がほぼ鬼で人間が希少っていう異色さ。そこで「巨ツノ伝説」とか、妙にリアルな噂話があるのが面白い。主人公の大喰は噂では“巨ツノ”持ちって言われてるけど、実際は豆つぶサイズっていうギャップが最高。ツノで強さが測れるって、鬼世界の価値観がしっかり作り込まれてるのも地味に好きポイント。

で、今回の攻め・赤石。これがまた強烈なキャラ!人間なのに鬼社会でグイグイ来る後輩、しかも「俺なら巨ツノ出せる」って謎の自信満々。正直、最初は「うわ、変態だコレ」と思った(笑)でもそのツノ執着っぷりと、妙に強引な感じ、なんかクセになる。無理やり大喰の口に自分の指を突っ込むシーンなんて、もうこれ完全にフェチの世界だし、エロいのにどこかコミカルで可愛さもあるんだよね。

大喰くんはとにかくチョロい。赤石の美味しさに抗えなくなって、指ひとつで蕩けちゃう姿が可愛すぎるし、顔真っ赤にしてトロトロになる受け…最高でした。鬼にとって「食べる=愛情表現」って設定も斬新で、「食べていい」って言われて我慢する大喰の健気さ、読んでてキュンとくる。これ、食べる(舐める・しゃぶる)行為がそのままエロに直結してるんだけど、ちゃんと愛情や独占欲が描かれてるから、いやらしいだけじゃなくてラブが溢れてる感じ。

あとね、赤石の独占欲!せっかく育てた巨ツノを誰にも見せたくないって、攻めの「俺だけのもの」感が強くて、それにやきもち焼く大喰もまたかわいい。なんかもう、カップル成立してからがイチャイチャ度高すぎて、読んでて自然にニヤついちゃった…(笑)

エロシーンは、サービス満点なのにしつこすぎず、二人の気持ちがちゃんと描かれてて良き。特に2回目のえっちは、もう両思い過ぎてデロデロ。山田2丁目先生の「受けのチョロさ+攻めのドロドロ執着」っていう王道スタイルが炸裂してて、ファンとしては大満足。あと、途中で登場する“当て馬”っぽいキャラ・真砂もいい味出してた。ふたりの距離が縮まるきっかけになってて、邪魔なだけの当て馬じゃなく、ちゃんと物語を転がしてるのが好印象だった。

全体としては、明るくてポップなBLコメディなんだけど、ちゃんとエロとラブが両立してて、読後は「幸せなバカップル最高!」ってなるやつ。あとはやっぱり、攻め(赤石)が人間で、食べられちゃう側なのにグイグイいく逆転構図も新鮮で面白かった。鬼に食べられる=受けが攻めにゾッコンになる、みたいな力関係の揺らぎも読んでて楽しかったな。

「食べてもおいしくありません」シリーズ既読なら間違いなく楽しめるし、未読でもこのカプの可愛さで十分満足できる内容。BLで「食べる=愛」って発想が刺さる人には特にオススメ。個人的には、ちょっと変態で、でもめちゃくちゃ愛が重い攻めが好きな人、あと素直でチョロ可愛い受けに弱い人に読んでほしい。愛おしいバカップルに癒されました!

🔍こんな人におすすめ

  • 鬼×人間という異種間カップリングに萌える
  • 強引オラオラ系攻め&チョロかわ受けが好き
  • 「食べる」という愛情表現がエロくて楽しい作品を求めてる
  • 独特なファンタジー世界観のBLを楽しみたい
  • スピンオフでも元作を知らずに読めるBLが読みたい

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食べちゃだめなのにおいしいです

食べちゃだめなのにおいしいです

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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