【レビュー】愛だ、恋だの処方箋2|年下スパダリαバンドマン×元β薬剤師の溺愛オメガバース続編

やあやあ、アラサー腐男子ブロガーのダイキです!今日は秋久テオ先生の「愛だ、恋だの処方箋 2」を語らせてほしい。人気バンドWeltのメンバー・佐藤志郎(α)と、薬剤師・桐矢凛人(元β→Ω)の恋人編ってやつ。前巻では「こじらせてる大人同士の不器用なやりとり」に悶えてた僕ですが、今回はもう…甘々度が爆上がりしててニヤけ顔が戻りません。初ヒートを迎える二人の準備や、お互いの“番”についての心の葛藤も描かれていて、ただの運命じゃなく「ちゃんと愛し合ってる」がビンビン伝わってくる…!バンドメンバーの友情とか、ちょい危うい事件もあったりで、ただの糖度高めじゃないところもイイ。大人同士が歩み寄って、成長していく様子が「こういうの待ってた…!」って感じ。じゃあ、この二人の尊さを語りつくすレビュー、スタートだよ!

📝基本情報

作品タイトル:愛だ、恋だの処方箋 2

シリーズ:愛だ、恋だの処方箋

カップリング:バンドマン ✕ 薬剤師

作者:秋久テオ 先生

出版社:一迅社

出版年月日:2025/05/15

📖あらすじ

薬剤師として調剤薬局を経営する桐矢凛人は、人気バンドWeltのメンバー・佐藤志郎との出会いをきっかけに、突如Ωへと変異。最初は志郎を拒絶していたけど、彼のまっすぐな想いに心を動かされ、今では良きパートナーに。今作では、2人が初めてのヒートを迎える準備を進めたり、バンドメンバーとの和解や、凛人の元カノとその番の登場で思わぬ事件に巻き込まれたりと、大きな転機が訪れる。志郎の溺愛スパダリっぷりや、甘えた姿を見せるようになった凛人のギャップも見どころ。運命や「番(つがい)」という枠に縛られず、お互いの気持ちや覚悟を大切に育んでいく、2人の優しい恋愛模様が描かれる。

🌟おすすめポイント

  • バンドマンα×薬剤師Ωの異色カップリングが最高にエモい!
  • 理性的だった凛人の甘えん坊ギャップがとにかく可愛すぎる!
  • ヒートを迎える2人の初々しさとドキドキ感がたまらない!
  • 登場人物みんな愛おしい、友情&仲間エピソードも胸熱!
  • 運命や番に縛られず、自分たちで選び取る愛の形が尊い!
  • 溺愛×執着系の年下イケメン攻め・志郎が刺さる人続出!

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いや~、この2巻、めちゃくちゃ甘々で尊さが大渋滞してた…。1巻の頃は、薬剤師の桐矢凛人が突然βからΩに変異して、しかもバンドマンの佐藤志郎と「運命の番」になっちゃって、もうビックリ展開の山だったんだけど。今回は、そんな二人が“ちゃんと恋人”として歩み始めて、じんわり幸せが広がっていく続編。

まず何が良いって、リヒトの変化!最初はクールで感情を表に出さない大人の男だったのに、シローから連絡もらうだけで舞い上がったり、初ヒートには甘え倒すわ、ギャップがえげつない。僕も読みながら「おっさんがこんなに可愛くなることある?!」って、心の臓がバクバクしっぱなし。普段は理性的なのに、シローの前だと甘えん坊なΩになっちゃうリヒト、反則級の破壊力。攻めの服を握りしめて離さないとか、可愛すぎて鼻血出るかと思った…。

そのシローも、相変わらず誠実で一途なスパダリっぷりがすごい。「運命」って言葉に頼るだけじゃなく、「俺がリヒトに会いたくて粘ったんだ」って、行動で絆を見せてくれるのが最高。運命論に逃げず、ちゃんと自分の意思で選ぶっていうのが、BLでよくある“運命の番”ものに一石を投じててグッとくる。しかも、セックスの場所をちゃんとリヒトのこと考えて選ぶとか、どこまで気が利くんだよ…!僕も見習いたい(切実)

事件パートも、ただのスパイスじゃなくて二人の関係性を深める大事な要素。1巻でリヒトに暴言を吐いたバンドメンバーが、ちゃんと反省して謝罪に来るシーンは、友情と償いが描かれてて胸が熱くなった。しかも他のメンバーも一緒についてきてくれたり、バンドの仲間意識の強さがリアル。こういう脇キャラの掘り下げがあると、物語全体がグッと厚みを増すよね。

それと、Ωという性のリスクもきっちり描いてるのが好印象。深夜に薬局一人番とか、現実でも「あぶねーよ!」って思う場面でちゃんと事件が起きちゃう。守りに現れるシローはまさにヒーローだし、リヒトの無力さや不安もリアルで心に刺さる。しかも、ただ助けられるだけじゃなくて、リヒト自身が自分の変化を受け入れて、「好き」ってちゃんと伝えられるようになる。これがもう…大人の成長モノでもある。

オメガバースって、運命に支配されがちな世界観だけど、この二人は“番になること”にこだわりすぎてないのが好き。リヒトは過去のトラウマもあって番に消極的だけど、シローは急がず寄り添うし、ちゃんと話し合って選択していく。運命を「選ぶ」って能動的な姿勢が、この作品の一番の魅力だと思う。番にならなくても、お互いの気持ちで繋がる関係。僕的には、そういう“じっくり育てる恋愛”って大人BLの醍醐味だなって感じるんだよね。

あと、薬剤師設定がオメガバースの世界観にしっかり活きてるのも面白い。ヒート用の薬や避妊薬の話とか、設定萌えもがっつり。リヒトの“雄っぱい”にも成長が見られて、ちょっとしたフェチ心もくすぐられるし(笑)、何気に体の変化もちゃんと描写されてて芸が細かい。

全体的に、とにかく「愛してる」「好き」「幸せ」っていう言葉が自然に出てくる2巻で、ちゃんと“言葉にする”ことの大切さを感じた。大人だからこそ、照れずにストレートに気持ちを伝え合えるって素敵だよね。
 
エロももちろん健在。ヒートで理性が飛びかけるリヒトと、それを優しく受け止めるシローの組み合わせは、ただのエロを超えて「信頼」と「甘やかし」が詰まってる。しかも、リヒトの元カノとその番が絡む危機もありつつ、ちゃんと二人で向き合って乗り越えていくから、読後感はバッチリのハピエン。最後に同棲する流れもナチュラルで、読んでて「このままずっと見守りたい!」って気持ちにさせられる。

総じて、番という重さに縛られず、自分たちの“愛のかたち”を模索する二人が新しい。志郎の執着と溺愛、リヒトのギャップ萌え、そして支え合う大人の恋。安心して甘やかされたい人も、じっくり丁寧な恋が好きな人も、どっちも幸せになれる一冊だと思う! 
次巻、同棲でどんなイチャイチャが見られるか、早くも期待しかない。

🔍こんな人におすすめ

  • オメガバース設定の恋愛模様を楽しみたい
  • 年下イケメン×大人受けの組み合わせが好き
  • じっくり育む誠実な関係性に惹かれる
  • 甘やかし溺愛攻めに弱い
  • 受けのギャップ萌えにときめきたい
  • 事件や危機も乗り越える2人の絆に感動したい

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愛だ、恋だの処方箋 2

愛だ、恋だの処方箋 2

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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