【レビュー】ウィークエンドベイビー|陽キャ年下ワンコ×貞操観念ゆるリーマンの年の差ピュアラブ

どうも!アラサー腐男子のダイキだよ!
今回は幾田むぎ先生の「ウィークエンドベイビー」を読んだので語らせてほしい!いや~、これ、仕事もプライベートもボロボロな日にハロウィンの包帯チャラ男(しかも高校生!)と運命的に出会っちゃうって、現実じゃまず起きない展開にニヤけが止まらないやつ。主人公の大海くん、貞操観念ゆるい系リーマンなんだけど、思わず「流されて大丈夫か!?」って心配しつつ、幸多くん(年下ワンコ攻め)がまあ可愛くて!これがまた、年の差&ジェネレーションギャップ萌えをこれでもかと詰め込んできてくれて、ダイキの心はベイビー状態。
コミカルで可愛いだけじゃなくて、愛情のぶつけ合いとか、ピュアなストレートラブがギュッと詰まってるから、読む手が止まらなくなっちゃうやつです。さてさて、どこまで語れるか分からないけど、胸キュンの嵐について熱く語っていくので、最後までよろしく~!

📝基本情報

作品タイトル:ウィークエンドベイビー

カップリング:高校生 ✕ リーマン

作者:幾田むぎ 先生

出版社:竹書房

出版年月日:2022/03/17

📖あらすじ

休日出勤に彼女からの別れ話、さらに酔っ払いに絡まれるという、まさに“ツイてない日”を過ごしていた社畜リーマン・大海。そんな彼を救ったのは、ハロウィン仮装で包帯まみれのチャラ男・コータ。初対面なのに「運命の人かも」と突如ぶっ込んでくるコータのパワーに押されっぱなしの大海は、鞄を忘れたことがきっかけで再び彼と再会、流れで連絡先を交換することに。年下・陽キャ・人懐っこいDKのコータと、貞操観念ゆるめな大海の交流は、まさかのジェネレーションギャップだらけ!セックスもコミュニケーションツールと割り切っていた大海だったけど、コータの真っ直ぐな好意とピュアさに少しずつ心がほぐれていく。ところが、コータがひと回り下の現役高校生だと知り、大海は理性と感情の間で大混乱!?年の差ワンコ攻め×ゆるリーマンの、ピュアでちょっぴりコミカルなジェネレーションギャップラブがここに開幕!

🌟おすすめポイント

  • 12歳差の高校生×リーマンという年の差カップルが新鮮!
  • 人懐っこい陽キャワンコ攻め・コータが爆裂キュート
  • 流されやすい大海の葛藤や成長も見どころ
  • エロだけじゃなくコメディ&ほっこり要素もたっぷり
  • 女友達キャラも可愛くて脇役まで魅力的

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

これは久々に“運命”って言葉がしっくり来るBLだったなあ、って思う。最初はとことんツイてない大海が主人公なんだけど、もう序盤から「やれやれ…」ってこっちも一緒にため息つきたくなるくらい不幸のオンパレード(笑)でも、そんな彼を救うのが、ハロウィン仮装で包帯ぐるぐる巻きのチャラい年下男子・コータ。ここ、正直「お前、どっから来たんだよ!」ってツッコミたくなったけど、BLにおける“嵐のような出会い”ってやっぱり美味しいんだよね。

コータは一言でいうと“年下ワンコ”そのもの。人懐こくて、感情表現がストレート。もうね、「オレの運命の人かも!」って初対面で言い放つ破壊力よ…。大海の“社会人としての理性”が一瞬で吹き飛ばされるのも納得。しかもコータ、見た目はチャラいのに実はめちゃくちゃ純情で、DT(童貞)というギャップが最高。「セックスはコミュニケーション」と軽く構える大海と、恋愛経験ゼロで本気の“好き”をぶつけてくるコータ。この対比がとにかく痺れる。BLでたまにある“受けが流され系”なんだけど、大海は「来る者拒まず去る者追わず」で、貞操観念がゆるいけど、それが悪い意味じゃなくて、彼なりの人付き合いの逃げ道だったんだろうな…って妙に納得してしまった。

ジェネレーションギャップ部分もめっちゃ面白い!大海から見たらコータは“ひとまわり下”の高校生だし、LINEの使い方とか、ノリとか、価値観すらまるで違う。でも、だからこそ「恋ってこんなに純粋でまっすぐだったっけ?」って、こっちまで初心に返らされる感覚があるんだよなぁ。コータが大海に捨てられそうになって涙するシーンは、年下攻め好きの僕にとってご褒美でしかない(笑)一途さと不安が両方あふれ出してて、めちゃくちゃピュアで胸が痛くなった。

あと、コータの“勢い”にちょっと困惑しながら、でもどんどん絆されていく大海の変化も良かった。最初は「絶対危ないやつ!」って思って警戒してたのに、だんだん「こいつ、可愛いな…」って表情が緩んでくるのが分かる。結局、コータの真っ直ぐな気持ちに抗えずに、あれよあれよと関係が深まっていく流れが自然で、「やっぱり“押し”に弱い人ってこうなるよね」って妙なリアリティすら感じた。

大海が「いつものように」体を許そうとするけど、コータがDTと知ったことで一気に状況が変わる。このときの大海の動揺と葛藤がめちゃくちゃリアル。モラル的な迷い、「これ犯罪じゃ…?」みたいな焦り。だけど、それでもコータを拒みきれず、ずるずると関係を続けてしまう。“大人”だけど、完璧じゃない。むしろ不器用で、コータの純粋さに飲まれていく感じが、読んでてむず痒いし、でも応援したくなるんだよな。

登場する女の子キャラも、BLあるあるの“邪魔キャラ”じゃなくて、ちゃんと可愛くて好感持てるタイプ!まりりんやりんこちゃん、友達ポジのジェニーさんもみんな魅力的で、物語のワチャワチャ感に一役買ってくれてる。こういう賑やかな脇役がいると、本筋がより引き立つよね。

家庭環境や過去のトラウマにはあえてあまり深く触れず、あくまでコメディ&エロ&恋愛一直線で突っ走る潔さも、すごく良いなって思った。もちろん重いテーマもBLの醍醐味だけど、エロ可愛く勢いのある作品に癒されるのもアリだな~と改めて感じた。

一番印象的だったのは“二人の距離感”の変化。最初は年齢差も価値観も全部違う二人が、コータのストレートさと、大海のちょっと拗らせた優しさで、だんだん近づいていく。大海だって余裕かましつつ、コータのことでグズグズになってるのがまた色っぽい。晴れて「特別な日」にエッチする時のテンパり具合、お互い余裕ない感じがめちゃくちゃ可愛かった~。年下攻めに振り回される社会人受け、最高ですよ…。

読後感もすごく爽やかで、「あ、この2人絶対幸せになるわ」って確信できるタイプ。社会人編とか続き読みたーい!続編出ないのかな。作画も綺麗で、キャラの表情とか目線の描写が本当に上手い。絵でキュンを誘ってくるタイプなので、読んだ後しばらく余韻が抜けない…。

年の差・ジェネギャ・ワンコ攻め・流され受け…このワードにピンと来た人には絶対オススメ!「ウィークエンドベイビー」、ごちそうさまでした!

🔍こんな人におすすめ

  • 年の差カップルBLにときめく人
  • ワンコ系年下攻めが好きな人
  • コミカルかつ可愛いBLを求めている人
  • 受けが流されやすいタイプに弱い人
  • ピュアで一直線な愛にニヤニヤしたい人

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ウィークエンドベイビー

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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