どうも！アラサー腐男子のダイキです！
今日は鯛野ニッケ先生の『体感予報』をご紹介。これ、本当に「こんな攻めが見たかった～！」を全部詰め込んだ夢のようなBLなんだよ…！イケメン気象予報士の瀬ヶ崎と、崖っぷちエロ漫画家の葉。まさかの“暴君攻め×健気受け”の同居生活で、日々の家事から夜の営みまで全て契約済み（？）という、BL的萌え要素のデパート状態。しかもお互い好きがダダ漏れなのに、すれ違いまくって自己完結しちゃってる二人が最高に可愛くて、読んでる間ずっと顔が緩むんだよね…。瀬ヶ崎の俺様っぷりや、葉の「嫌い」と言いながらも好きが隠しきれない感じ、これぞ王道！でも鯛野先生の手にかかるとキャラの内面がすごく丁寧に描かれてて、胸キュンだけじゃなく刺さるシーンも多し。読まない理由ないでしょ！？
基本情報
作品タイトル：体感予報
カップリング：天気予報士 ✕ 漫画家
作者：鯛野ニッケ 先生
出版社：リブレ
出版年月日：2022/11/10
あらすじ
人気急上昇中のイケメン気象予報士・瀬ヶ崎瑞貴の正体は、実はとんでもない俺様系の暴君。同居人である崖っぷちエロ漫画家・葉（よう）は、瀬ヶ崎に衣食住を保証してもらうかわりに「言うことを全部聞く」という謎の契約を結んでしまい、毎日あれやこれやと振り回される日々を送っている。外では完璧好青年な瀬ヶ崎も、葉の前では独占欲全開で、時に意地悪、でも本当は…？しかも「晴れの日の前だけ」瀬ヶ崎が葉を抱く理由が、まさかの現実的なアレだったりして。言葉足らずな2人のすれ違いと、じわじわ高まる両片想いの萌えが炸裂！ピュアでちょっぴりエッチ、でも心がきゅーっとなる新感覚同居BL。
おすすめポイント
- 俺様×エロ漫画家の同居生活という刺激的なシチュエーションが最高
- 瑞貴の執着と愛情表現の下手さがクセになる
- 両片思いのすれ違いとじわじわ進む関係性に胸キュン
- 萌えを詰め込んだシチュエーションがこれでもかと登場
- エッチ度も高めだけど心理描写が丁寧でストーリーも充実
感想・考察（ネタバレ注意）
まず、冒頭の「明日は晴れなので、この男は俺を抱くだろう」ってセリフ、インパクト強すぎでしょ。気象予報士ってそんな重要な判断基準だったっけ？とニヤニヤしつつ、いや、BLの天気予報は人生の天気も左右するんだよな～って納得しちゃった僕です。
本作の攻め・瑞貴が、とにかく「俺様暴君」全開。でも、その裏で葉のことがめっちゃ好きすぎるのがダダ漏れしてて、読んでて思わず「お前、素直になれや！」とツッコミ入れたくなる。実社会でこういう亭主関白タイプは正直苦手なんだけど、フィクションではこの「顔が良くて、受けに執着しまくる俺様攻め」、なんでこんなに萌えるんだろう。葉の前ではだけは素だったり、独占欲丸出しで他人に威嚇したり、でも愛情表現が不器用すぎて全然伝わってないのが本当にかわいくて、萌えの供給過多で頭パンクしそうになった。
それにしても、葉の誤解っぷりが良い味出してる。瑞貴から「全部俺の言うことを聞け」って言われて同居することになった葉は、「俺は便利な家政婦か…？」って思ってるけど、読者目線だと瑞貴がめちゃくちゃ葉を溺愛してるのが見えてるから、すれ違いがどんどん面白くなってくる。しかも葉も相当不器用で、「嫌い」とか「好きじゃねぇし」って言いながら好きバレバレ。お互いに素直じゃなさすぎて、両片想いすれ違いラブの王道だな～とキュンが止まらない。
特に「晴れの日の前だけ抱かれる」っていう独自ルールが、最初は「何その変なこだわり？」と思ったけど、理由が超現実的で肩透かし食らった。いや、現実って案外そんなもんだよね、って逆にリアリティ感じちゃったし、葉がそのせいで一日中ソワソワしてるのが可愛い。シーツ大量買いしたり、酔っ払ってヤキモチ全開になったり、葉の行動がいちいち愛おしいんだよなぁ。
そして、作中に出てくる葉の腐女子友達・万ちゃんがめちゃくちゃ良いスパイス。オタク友達ならではの距離感とテンション、瑞貴の嫉妬心を刺激しまくってて、瑞貴が「万に会わせろ」って言い出す流れは爆笑した。オタク組とイケメン気象予報士が会話するシーン、文化の壁が厚すぎて、逆にリアルで好き。作者のオタク描写も細かくて、腐女子あるあるが刺さる。
エロシーンも、単なるお約束じゃなくて二人の感情や関係性がビシッと伝わってくる。葉がトロトロになる姿も、エッチな時だけやたら素直になるところも、攻めも受けも仕草とか表情が本当に色っぽい。見た目は優等生系サラサラヘアな瑞貴が、葉の前だけで「好き」がダダ漏れした顔を見せるのもたまらん。腹筋割れてるのに普段は草食男子風っていうギャップも、BLの醍醐味しっかり押さえてるなって感じた。
あと個人的に推したいのが、双方の視点で描かれることで「両片想いのすれ違い」がより切なく、より萌えるってとこ。瑞貴視点で「なぜそんなに葉を好きになったのか」が明かされるエピソード、地味にじんわり来た。表面的には意地悪で強引な瑞貴だけど、根っこは独占欲がこじれた不器用男子。これがもう、健気で可愛くて、「実は受けに尽くしまくるスパダリ」ってやつですな。
そして、読中は萌えまくってニヤニヤしつつも、読み終わった後は「この二人、もっと素直になったらどれだけ幸せになれるの！？」とウズウズ。今後の二人がどう恋人っぽくなっていくのかめちゃくちゃ楽しみ。「アンタなんか嫌い」って言いながら、好きがダダ漏れてる葉がいつ名前呼びできるのか…そこも見守りたいポイント。
最後に、紙本限定のカバー下のキャラ解剖コーナーが最高。すれ違いの元凶が丸わかりで、オタクと一般人の壁の厚さが可笑しすぎ。ドラマ化もしてるんだよね～💦機会があったらぜひとも見たい✨️
というわけで、エロも萌えもすれ違いも、全部盛りの最高BLでした！命、延びました！！
こんな人におすすめ
- 俺様気質で執着強めな攻めが好き
- すれ違い両片想いのじれったさに萌える
- エロ多めで甘いシーンがたっぷり欲しい
- 漫画家キャラやオタク要素に惹かれる
- 素直じゃないキャラ同士のやりとりが好き
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体感予報
