【レビュー】人生計画オブジエンド｜粘着ワンコ部下×ツンデレ独身貴族アラフォーのハイテンション攻防BL

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やあ、ダイキです！今日はとんでもない濃度のエロとハイテンションを味わえるBL、「人生計画オブジエンド」を紹介するよ。アラフォー独身貴族の上司（しかも遊び人！）が、うっかり部下の童貞を奪ったが最後、ハイパー粘着系ワンコ攻めにトロトロにされまくる…って、もう設定からして期待しかないやつ！年の差14歳、童貞部下の激烈な執着と、ツンデレでイイ感じにくたびれたオジサン受けの化学反応がマジで凄い。三木さん（受）の、他の男と遊ぶ余裕っぷりからのぐずぐずな姿には、男ながら「こんなオジサンになりたい」と思わずにはいられない…いや、なりたくはないか（笑）とにかくエロもギャグも全開。テンション高めのBLが好きな人、そして“雄っぱい”が性癖な人には全力でオススメしたい一冊です！

基本情報

作品タイトル：人生計画オブジエンド

カップリング：リーマン ✕ リーマン

作者：さきしたせんむ先生

出版社：海王社

出版年月日：2021/03/10

あらすじ

恋も人生もスマートに楽しむ独身貴族、三木宗助（42）。遊び人のアラフォー紳士が、今夜もいつものようにワンナイトラブを満喫…と思いきや、出会った相手はまさかの会社の部下・甲斐徹（28）だった！しかも、うっかり童貞の甲斐を“食って”しまったことが運の尽き。これをきっかけに、甲斐は超粘着系ワンコストーカーと化し、三木のもとへグイグイ迫る。仕事もプライベートも甲斐から逃げ切ろうと必死な三木だが、どんな手を使っても甲斐の愛は燃え上がる一方…。押しに弱く、気づけば甲斐のペースでぐずぐずにされてしまう三木。恋人なんていらないはずだったのに、年下部下のまっすぐな愛情と執念に、人生計画がどんどん崩れていって…！？年の差＆粘着ラブコメディ、暴走開始！

感想・考察（ネタバレ注意）

いやー、これは序盤からテンションぶち上げ系のBLだった！正直、夜遊びエリートおじさん・三木さんの“ビジネスもプライベートもスマートに”な人生設計が、粘着ワンコ部下・甲斐くんによって根底からぶち壊されていく様がとにかく爽快。タイトルの「人生計画オブジエンド」って、まさにこのこと。独身貴族を謳歌してるはずの三木さんが、まんまと人生乗っ取られていくわけですよ。いや、乗っ取る側が童貞拗らせて一途に暴走する甲斐って…攻めのスペック高すぎ＆粘着度MAXで笑いが止まらん。

まず、甲斐くん…この人、「一途」って言葉じゃ片付かないレベルの粘着体質。三木さんにブロックされようが、ぞんざいに扱われようが、まったく気にせず笑顔でグイグイ迫る。読んでて「おいおい、そこまでやる？！」って思うくらい、超ポジティブストーカー。しかも顔良し・仕事できる・性格は陽キャ（ただし恋愛面ではサイコパス一歩手前）って、もう無敵じゃん。観覧車のてっぺんで愛の告白しちゃうとか、どこの少女漫画男子ですかあなたは！と思わず突っ込み入れたくなる。

でも、そんな甲斐の押せ押せっぷりに、三木さんがどんどん押し負けてメロメロになっていくのが、もう見てて楽しい。三木さん、普段はツンツンしてて冷静装ってるのに、エッチの時になると甲斐に翻弄されてぐずぐず。いや、年上なのによわよわになっちゃうギャップがたまらん！むしろ「おじさんが一番エロくてかわいい」って感心しちゃう。体型もいわゆる“むちむち”系で、いま流行りの雄っぱい描写が最高。背面座位でお腹のお肉つかまれてるシーンとか、細かいフェチポイントがガッツリ刺さる。もう、ぽよ腹最高！！（語彙力消失）

ちなみにエロ描写はかなり濃いめ。というかほぼ毎話ヤッてる（笑）でも、どのエッチもちゃんと“二人の関係性の変化”が描かれてる。最初は甲斐の暴走気味なゴリ押しで無理やりな感じなのに、回を重ねるごとに三木さんの心もほぐれて、どんどん受け入れていっちゃう。そのくせ、ツンデレ成分は最後まで健在で、甲斐に「俺なんてもうどうでもいいだろ」とか素直になれないことを言っちゃうのがもう、こじらせおじさん可愛すぎる。

個人的に印象深かったのは、三木さんが「恋人になりたくない理由」を語るくだり。これが予想外に切なくて、ただのエロコメディじゃなくて、ちゃんと年の差や人生観の重みも描いてる。BLで年の差カップルってわりと多いけど、三木さんがリアルに将来を憂う姿は、ただのギャグ担当じゃなく「この人、本当に大人なんだな」と感じさせてくれた。で、その悩みに甲斐が意外と深く答えてくれるから、あれ？意外とこいつ考えてたんだ…とギャップにぐっと来た。

それにしても、甲斐の「押してダメなら引いてみろ」戦法がまさかの効果抜群過ぎて笑った。最終的には、三木さんが自分の気持ち認めて涙しちゃうとこ、もう胸キュン不可避だよ。しかも、デレた三木さんの破壊力がやばい。「私のものだ」っておじさんがスネながら叫ぶの、可愛すぎて悶絶。これ、ツンデレおじさん好きの人には絶対おすすめ。

描き下ろしでの“愛の鞭”エピソードも最高だったなぁ。普段おちゃらけてる甲斐が、本気で怒った時のギャップにゾクっとしたし、三木さんがうっかり過去の男の話をして甲斐に責められるシーンとか、エロと愛情のバランスが絶妙。やっぱり粘着攻め×むちむちツンデレ受けって最強じゃない？

まとめると、ハイテンション＆ハイエロスな年の差オフィスラブコメでありながら、「大人同士の恋愛のリアル」もキッチリ描いてあって、読後感は意外と爽やか。あと、三木さんの“いい年したおじさんの初恋”エモすぎ！これ、最近コワモテオヤジ受けにハマってる人や、粘着ワンコ攻めが好きな人には、絶対読んでほしい1冊。読んだ後、人生設計を根底から覆したくなるかも？（笑）