【レビュー】ましたの腐男子くん 3|残念かわいい純情リーマン×腐男子のラブコメ最前線

やあやあ、アラサー腐男子のダイキだよ!「ましたの腐男子くん」3巻、語らせてほしい!このシリーズ、もはや僕の中で安定の癒やし枠なんだけど、3巻は恋も腐妄想もどっちもパワーアップしてて、悶え続けた…。腐男子の幹くんと純情リーマン曽我部さん、何だかんだで順調にイチャイチャしちゃってるし、幹くんの“かっこいい攻め”に憧れる姿も相変わらず可愛さ爆発。しかも今回から四条さんっていうTHE・王道BLな新キャラまで登場して、まさかの三角関係フラグ!?な展開に僕の腐脳も大興奮。BL好きなら「あるある!」って思うような妄想や、ちょっとずつ大人になっていく2人の距離感に、思わずニヤけずにはいられない!ってことで、今巻もラブと笑いがぎゅぎゅっと詰まってたので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい!

📝基本情報

作品タイトル:ましたの腐男子くん 3

シリーズ:ましたの腐男子くん

カップリング:大学生 ✕ リーマン

作者:黒岩チハヤ 先生

出版社:海王社

出版年月日:2017/04/10

📖あらすじ

腐男子の幹と、ピュアなリーマン・曽我部が順調にお付き合い中。妄想力は天下一品な幹だけど、実は「かっこいい攻め」を目指して日々奮闘中。しかし、現実は甘くなく、曽我部の色気に毎回あっさり陥落してしまい、自分の理想とのギャップに悩む日々が続く。そんな中、曽我部の元先輩で、ハイスペックなエリート・四条が登場!王道BLの「理想の攻め」を体現したような四条に、幹は勝手に“攻め道”のお手本を見出してしまうが…?恋愛も妄想も全力投球な幹と、包容力が増した曽我部のラブ度急上昇な日常に、ちょっぴり波乱の新キャラが加わって、ふたりの関係はどう展開していくのか!?

🌟おすすめポイント

  • 腐男子幹くんの妄想暴走っぷりが面白すぎる!
  • 年下攻め×ピュアリーマンの甘酸っぱい関係が和む
  • 「かっこいい攻め」を目指す幹くんの奮闘に共感&爆笑
  • 新キャラ四条さん登場でBL的三角関係も楽しめる
  • エロさもラブ度もアップ、イラストの可愛さと色気に鼻血必至

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いやぁ、今回も幹くんの腐男子ぶりが炸裂してて、読んでてめちゃくちゃニヤニヤが止まらなかった…!腐男子×純情リーマンという、ありそうでなかなかない組み合わせが相変わらず新鮮だし、3巻に来てますます二人の距離が縮まってる感じが伝わってきて、読んでる僕まで幸せおすそ分けされた気分。

幹くんは「かっこいい攻め」になりたいって必死なんだけど、現実は曽我部さんの色気にやられて速攻で沈没しちゃうというヘタレっぷり。それを見た曽我部さんに「幹くん、かわいい」なんて言われて、攻めになりたいのに結局かわいがられちゃうの、切ないやら面白いやらで、もう幹くんはそのまま「かわいい年下ワンコ攻め」極めてくれたらいいと思う(本人は納得しないだろうけど…)。というか、読者側の多くが「そのままでいいじゃん!」って心の中で叫んでるんじゃないかな。

今回は当て馬…と思いきや、ただの攻めの見本!?みたいな四条さんが新キャラで登場。スーツにネクタイ外し、王道BLの「スーパー攻め様」オーラ全開で、腐男子的には「推せる!」ポイントしかない。僕も「うわ、こういうキャラ出てきたら三角関係勃発か!?」ってソワソワして読んでたんだけど、まさかの幹くん、「かっこいい攻めのお手本」としてロックオン!普通はヤキモチ焼く場面で「学び」を優先してしまう思考回路、いや~これぞ腐男子だよね…。

実際、曽我部さんと四条さんの関係を疑うでもなく、むしろ自分がどうしたら理想の攻めになれるかばっかり考えてる幹くんには、何度もツッコミ入れたくなった(笑)でも、そこがこの2人の良さなんだよなぁ。ドロドロした三角関係や嫉妬イベントにならなかったのに、むしろ二人の「カップルとしての安定度」みたいなものがグッと上がった気がして、なんだか読後感がすごくあたたかい。

あと、「現実の破壊力にはかなわない」って幹くんの台詞、すごく印象的だった。どれだけ妄想を炸裂させても、曽我部さんに直接触れたときのドキドキやぬくもりには勝てない――いや~それ、わかりすぎて首もげるほど頷いた。理想や妄想も大事だけど、現実の恋愛がどれだけ尊いものか、幹くんが身をもって体験していく流れが本当に眩しくて、BLでこういう「リアルの素晴らしさ」みたいなの描かれると、僕もつい浄化されちゃう。

そして、今回の曽我部さんがまた大人っぽくて、包容力爆上がり。幹くんが風邪で甘えて来たときに「かわいい」って言うシーン、あそこは読んでて本当に悶絶した。幹くんの「攻めになりたい」願望なんてどこ吹く風で、曽我部さんは幹くんがかわいくて仕方ない。しかもラストのエロシーンでの曽我部さんの色気…、あれは反則。どこで覚えたのその体位!?ってくらいエロさマシマシで、幹くんが一瞬で落ちる気持ち、痛いほどわかった(笑)

見逃しがちだけど、絵もめちゃくちゃレベルアップしてて、社会人らしいスーツ姿の曽我部さんや、筋肉の描写、ボクサーパンツのお尻…その全てが目の保養!腐男子的にも女子的にも、どっちの目線でもおいしい。あと細かいけど、カバー下の遊び心も毎巻楽しみの一つだから、今回も満足だった。

古市くんとの件も、あっさり和解しつつ、幹くんの脳内で「まさかのねとられ?」「古市→曽我部のフラグ!?」とか妄想暴走してるのが最高に笑えた。腐男子って本当に、どこまでも自分の世界で遊べる生き物なんだな…と、なんだかちょっと感心してしまったよ。

全体を通して、重たいシリアスもほとんどなく、カップルとしてほんわか幸せな空気がずっと流れてるのがこのシリーズの魅力だと思う。現実の恋愛や成長の描写もありつつ、BLあるあるの妄想もきっちり盛り込んでくれるから、読んでて「BLってやっぱ最高じゃん」って初心に帰れる。幹くんと曽我部さんのイチャイチャを、これからもずっと見守っていたい!そして、四条さんの今後の活躍にも期待してます。

🔍こんな人におすすめ

  • 腐男子が主人公のBLを探している
  • 笑えて癒やされるハッピーなカップルが好き
  • ヘタレ攻め×大人受けの関係性に萌える
  • 脇キャラの友情や人間関係も気になる
  • 腐妄想ネタやBLあるあるに共感したい

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ましたの腐男子くん 3

ましたの腐男子くん 3

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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