【レビュー】俺のパンツが人質にとられています|ノーパン青春グラフィティ!後輩ドS×先輩受けのエロきゅん攻防戦

やっほー、アラサー腐男子のダイキだよ!今日はタイトルからしてインパクト抜群、「俺のパンツが人質にとられています」を読んだので語らずにはいられない!いや~、パンツが人質ってどんな状況?!って思った人、僕も最初はツッコミが止まらなかったよ(笑)でもこれが意外と、青春のドタバタ感とエロのバランスが絶妙で、なかなかツボったんだよね。ムカつく後輩にノーパンを強要されるなんて、そんなバカな…って思いつつ、どんどん展開に引き込まれるという罠。エロと笑いとちょっぴり切なさがミックスされた、まさに「ノーパン青春グラフィティ」!「ドS年下攻め」や「流され系男子受け」が好きな人なら、これは確実に刺さるはず。そんなわけで、僕のパンツはしっかり履きつつ(安心して!)、全力で本作の魅力をレビューしていくよ!

📝基本情報

作品タイトル:俺のパンツが人質にとられています

カップリング:高校生 ✕ 高校生

作者:春田 先生

出版社:一迅社

出版年月日:2016/03/15

📖あらすじ

クラスでそこそこイケてる男子、岸本亮は、ある朝うっかりパンツを履かずに登校してしまうという大失態。なんとか誰にもバレずに切り抜けようとするものの、部活の後輩・野島にその現場を激写されてしまい、まさかの弱みを握られてしまう。亮は野島の「ノーパンで登校しろ」という理不尽な要求に逆らえず、毎日ドキドキの学校生活を送るハメに。しかも日を追うごとに野島の要求はエスカレート、ブラをつけろだの、おもちゃを仕込めだの、どんどん刺激的に! 最初は反発していた亮も、次第にその羞恥に快感を覚えはじめ…。脅されているはずなのに、野島の見せる意外な優しさや可愛げに心も揺れてしまう。5日間限定の「ノーパン契約」の行方と、ふたりの関係の結末は…? 青春×エロス×ドタバタの、勢い満点ノーパン学園BL!

🌟おすすめポイント

  • ノーパン×学園生活という斬新すぎるシチュエーション!
  • 年下敬語ドS攻め・野島とおバカでエロカワな亮の組み合わせが最高
  • 羞恥プレイから始まる恋がピュアでキュンとくる
  • エロ多めなのに笑いもちゃんと仕込まれていてテンポ良し
  • 攻め視点の描き下ろしエピで二人の過去と想いが深掘りされる

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

タイトルからして飛ばしすぎでしょ…と思って読み始めた本作。いや、これ想像以上にギャグもエロも全力投球で、思わず笑いながらページをめくっちゃった。春田先生、どこまで青春と羞恥とエロスを融合させるんだよ!と、心の中でツッコミつつも、気がつけばすっかり亮(受け)と野島(攻め)の二人の青春ノーパン劇場に夢中になってました。

まず、主人公の亮。クラスでイケてるグループにいる「リア充」カテゴリの高校生なんだけど、ある日パンツを忘れてノーパンで登校しちゃうというアクシデントから全てが始まる。…いや、普通そんなミスする?!って思うけど、そこはBL漫画の魔法。で、そのノーパン状態をバスケ部の後輩、野島に写真で押さえられ、「パンツ返して欲しかったら、毎日ノーパンで来い」って脅される流れが、もう設定の時点で振り切れてる(笑)

ここで意外と亮の性格が良い味出してるんだよね。「なんで俺がこんな目に…」って文句言いながら、結局きっちりノーパン通学を守っちゃう律儀さと、後輩野島に振り回されて右往左往してる姿が素直に可愛い。そして、野島の指示でノーパン生活を強いられるうちに、羞恥心と快感が入り混じった新しい扉が開かれていく…という、青春BLらしい「知らなかった自分」発見の流れが見どころ。亮の「抗いつつも流される」おバカさと、素直さはクセになる。

で、攻めの野島。年下敬語ドSキャラだけど、ただの鬼畜じゃなくて、亮に対する愛情が密かににじんでるのがポイント高い。口調は丁寧なのにやってることエグいし、「パンツだけじゃ飽き足らず、ブラジャーしろ、おもちゃ入れろ」って要求エスカレートしていくのはさすがに笑った。けど、野島自身は自分が気持ちよくなることは要求しないし、どこか亮を大事にしてる感じがあるから、読んでて「キミ、ほんとは先輩大好きじゃん!」ってニヤニヤしてしまう。あと、野島目線のお話や、二人の過去が描き下ろしで明かされるのも良かった。ここでようやく、野島がなんでこんな手段に出たのか、その根底にある気持ちが伝わってきて、ただのエロコメじゃない青春の切なさがキュッとくる。

ストーリーとしては、とにかくテンポが良くて、エロ要素もギャグも満載。ノーパン、ブラ、ディルドまで登場するこの高校生活、倫理観崩壊…いや、むしろ思春期男子の妄想全開で逆に清々しい。亮が恥ずかしがりながらもだんだん快感に目覚める描写はエロいし、春田先生の絵柄も、この「少年マンガっぽい硬さ」とエロシーンのギャップがたまらん。普段はキリッとした亮が、エロでトロトロになってる表情は必見。体育会系男子がノーパンの危機感で冷や汗かいてるの、なんでこんなにエロいんだ…?(真剣)

ちなみに、脅しの理由も「ノーパン写真だけで就職内定パアになる?」って疑問があったけど、暴力事件も絡ませてしっかり理由づけしてくるあたり、地味に説得力ある。細かい部分に抜け目がないのも好印象。

個人的に萌えたのは、ノーパン期間が終わりに近づいた時の二人。亮がちょっと寂しそうだったり、野島が素直になれない感じが、青春BLの王道テンションで最高。あと、亮からキスしたときの野島の照れ顔!「え、普段あんな強気なのに、めっちゃ可愛いやん」ってキュンとした。脅し関係から始まったのに、いつの間にかお互いに本音で惹かれ合ってる二人。最後の方はもう、読んでて頬がゆるみっぱなしでした。

終盤のいちゃいちゃをもっと見たかったのが正直なところだけど、キレ気味でおねだりする亮とか、可愛すぎるだろ…。この二人、延々と学生生活続けてて欲しい。

まとめると、突飛な設定の割に、ちゃんと「好き」の気持ちが育っていく過程が丹念に描かれてて、エロも萌えもギャグも全力。表紙やタイトルで敬遠しそうな人も、ぜひ食わず嫌いせず読んでみてほしい一冊。僕的には、「え、ノーパンでここまで青春できる?!」ってぐらい楽しくて、最高にハイテンションなBLでした!

🔍こんな人におすすめ

  • ノーパン・下着ネタのエロコメBLに惹かれる
  • 年下敬語&ドS攻めが好き
  • ギャップのあるキャラクター同士のやりとりを楽しみたい
  • おバカでキュートな青春エロが読みたい
  • 受けの可愛さや男前さに萌えたい
  • 勢いのあるストーリー展開でサクサク読めるBLを探している
ダイキのアイコン

ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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