【レビュー】マスク男子は恋したくないのに3｜陰キャと陽キャ、三角関係が加速する嫉妬編

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基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やあやあ、アラサー腐男子のダイキだよ！今回は、参号ミツル先生の「マスク男子は恋したくないのに 3」を読んで、いてもたってもいられなくなったのでレビューしちゃうよ。いやもう、佐山くん…もはや可愛いを具現化した生き物。マスク男子の不器用でネガティブな恋愛模様は、毎回ニヤニヤしっぱなしなんだけど、今回はさらに嫉妬・すれ違い・クリスマスデートとイベント盛りだくさん！恋愛初心者の佐山が、彼氏の才川に振り回されながらもゆっくり成長していく姿に、僕の心の母性本能が爆発寸前（笑）そして何より敦賀くん、君はBL界の「いい友人枠」の鏡だよ…。三角関係のもどかしさと、時々挟まるエロ＆キュンに理性が崩壊しそうになった僕でした。ということで、今回はその魅力を全力でお届けします！

基本情報

作品タイトル：マスク男子は恋したくないのに 3

シリーズ：マスク男子は恋したくないのに

カップリング：高校生 ✕ 高校生

作者：参号ミツル先生

出版社：リブレ

出版年月日：2022/04/20

あらすじ

マスクで素顔を隠しがちな陰キャ男子、佐山は、陽キャで恋人の才川に刺激されて、恋愛上級者を目指して奮闘中。でも、才川の元カノの存在を知ったことで、想像以上に強い嫉妬心に襲われてしまい、自分でもコントロールできずに暴走気味。そんな佐山を支えるのは、やさしく見守る友人・敦賀。佐山・才川・敦賀の三角関係はますます加速していく。クリスマスデートに、独占欲全開の胸キュン展開、そして繊細なすれ違い――恋愛初心者・佐山が、悩みながらも少しずつ自分と向き合い、成長していく姿が描かれる第3巻。

感想・考察（ネタバレ注意）

3巻にして、マスク男子こと佐山くんの恋愛迷走っぷりが加速してて、読んでる僕の精神もジェットコースターに乗せられたわ。いや、マジでこの巻、佐山くんの暴走が止まらない。陰キャ特有の「考えすぎて自滅しがち」なムーブ、僕も結構身に覚えがあって、何度も「分かる〜〜！」ってなっちゃった。恋愛初心者ならではの不器用さとピュアさ、そして嫉妬という人間らしい感情に振り回される姿、リアルで痛々しいのに、なんでこんなに可愛いんだろう。

才川はというと、今回も変わらずハイスペ陽キャ彼氏力を発揮してるんだけど、その余裕っぷりが眩しすぎて、読んでて「陽キャめ…！」って何度も思った（笑）でも、ただの万能キャラじゃなくて、佐山のペースに合わせてくれたり、無理強いしない優しさもちゃんと描かれてるのが良い。とはいえ、佐山のグルグル思考に付き合うのもなかなか修行だよなって、ちょっと同情しちゃった。

今回、個人的に一番グッときたのは敦賀。いや、ほんとに良いヤツ。友達として佐山を支えつつも、自分の気持ちは押し殺してる姿が切なすぎる…。当て馬ポジなのに、ただのかませ犬で終わってないのが、参号ミツル先生のキャラ作りの巧さだと思う。敦賀推しの人、絶対増えたでしょこれ。僕も「報われなくても好き…」って気持ち分かるわぁ（意味深）

三角関係といえばギスギスしがちだけど、この作品は変にドロドロせず、むしろそれぞれの優しさや悩みが丁寧に描かれてるから、読後感が爽やかなんだよね。才川の元カノが出てきて、佐山がめちゃくちゃ動揺して嫉妬に駆られるシーン、恋愛経験値ゼロなりに必死で背伸びしてる佐山が本当に愛おしい。感情的になって暴走しがちな佐山を、才川も敦賀もちゃんと受け止めてくれるから、安心して読める。

エッチシーンは相変わらず、二人（三人？）の感情の爆発が描かれてて最高だった。描き下ろしの独占欲全開えっち、これはもう「ごちそうさまです！」しか言えん。佐山の「オレだってできるもん！」みたいなドヤ顔、破壊力バツグンで悶えた。

あと、毎回思うけど作画も素晴らしい。佐山が照れたり落ち込んだり、ちょっとした表情の変化がすごく分かりやすくて、感情移入しやすいんだよね。特に敦賀が佐山を励ますシーンでは、優しさと切なさが表情に滲み出てて、読んでてウルッときた。

才川と佐山のすれ違いも、今回はクリスマスデートで一気に距離が縮まった感じがあって、やっと恋人同士らしい初々しさが見えたのが嬉しい。佐山の成長というか、現状を変えようともがいてる姿に、こっちも元気もらえたし、続きがますます気になる…！

まとめると、3巻は「恋愛迷子な陰キャ受け」と「包容力モンスター攻め」、そして「切なすぎる当て馬」の三角模様がたまらなく愛おしい一冊だった。佐山の恋の成長記録としても面白いし、キャラ同士の心の動きをじっくり楽しみたい人にオススメ。