やっほー!ダイキです。今日は、碗島子先生の「野田家の教えにより」をご紹介!これ、ただの高校生BLだと思うなかれ。とにかく野田家の家族のキャラが濃すぎて、めっちゃ笑えるし癒される一本なんだよね。あの「やってもみずに諦めるな。まず挑め!」っていう父ちゃんの教え、普通は部活とか勉強で活かすものだけど、まさか息子の恋愛(しかも同性!)にまで適用されるとは…。いや、航太くん、そりゃ挑戦するところ間違ってるでしょってツッコミたくなる(笑)笠村くんとの恋もピュアでかわいいし、エロもちゃんとあって満足度高し。でもやっぱり、父ちゃんと姉ちゃんのインパクトがデカすぎて、肝心のカップルが霞みそうになるところが碗先生ワールド炸裂って感じ!笑いと萌えとちょっぴりエロ、全部詰まってて読後はほっこり。さあ、野田家のカオスに飛び込む覚悟はできた?
基本情報
作品タイトル:野田家の教えにより
カップリング:高校生 ✕ 高校生
作者:碗島子 先生
出版社:海王社
出版年月日:2017/05/10
あらすじ
消極的な性格の高校生、野田航太は、父親からの「やってもみずに諦めるな。まず挑め!」という家訓を胸に、ある日サッカー部の笠村聡に告白される。ゲイでもなく、特別に聡を意識していたわけでもない航太だったが、父の教えに従って恋愛も「挑戦」することに。初めてのカレカノ(いやカレカレ)関係に戸惑いつつも、真っ直ぐで優しい聡と一緒に過ごすうち、次第に心地良さを感じ始める。キスやエッチなことにも恐る恐る挑みながら、2人の関係は少しずつ変化していく。一方で、父親や癖の強すぎる家族たちの反応も見どころ。航太が「挑戦」の果てにどんな恋を見つけるのか…野田家の教えがまさかここまで影響してくるとは、本人も家族も想定外!?家族ぐるみの笑いとドキドキが詰まった初恋バトルコメディ!
おすすめポイント
- お父さんとお姉ちゃんのキャラが濃すぎて主役級に面白い!
- 「やってもみずに諦めるな」という家訓から始まる、天然すぎる恋の挑戦が新鮮
- 高校生カップルの初々しさと大胆なエロが絶妙バランス
- 全編にシュールな笑いが散りばめられていて、思わず吹き出す場面多数
- 脇役の個性が強すぎて受け攻めカプすら食う勢い
感想・考察(ネタバレ注意)
いやー、これは出オチ感あるレベルで笑わせにくるBLだった。碗島子先生、さすがです。表題作「野田家の教えにより」、タイトルからして地味な青春かと思いきや、蓋を開けたら家族全員キャラ濃すぎて、受け攻めより親父が主役級。まず、消極的男子、航太が「やってもみずに諦めるな。まず挑め!」という父の教えを真面目に守りすぎて、男の告白までOKしちゃうって、ツッコミ入れずにはいられない展開。いや、普通に考えてそれ挑戦しなくていいやつ!でも、こういうピュアさというか、良くも悪くも素直な子って読んでて愛着湧くんだよね。
で、告白してきたサッカー部の笠村聡が、これまためちゃくちゃ真っ直ぐな好青年で。最初は「理由が父の教えって…」とちょっと可哀想に感じたけど、聡の「好き」の熱量がガチで、ちゃんと航太に向き合っていくのが好感度高い。BLって、こういう受けの天然っぽさと攻めの真面目さのバランスが、作品の空気感を作ると思うんだけど、これは笑いと癒しの割合が絶妙だった。
でもやっぱり、野田家の父ちゃん。彼の存在感があまりにも強すぎて、BLなのに親父ラブコメみたいになってる(笑)息子が彼氏を紹介してきて、内心葛藤しまくるけど最終的には全力で相談に乗る姿、良い意味で「時代遅れ」な親父像なのに息子想いなのが最高。しかも、ショック受けるのかと思いきや、真面目に恋愛相談に応じてしまう…これが野田家の教育の賜物なのか。最恐の姉もインパクト抜群で、妙に善行ポイントを稼いでくる謎キャラ。母も動じなさすぎて、もう誰が主役だかわかんない。でもこういう家族ものって、脇役がしっかりしてると作品の世界観が一気に豊かになるから好き。
あと、エロシーンも侮れない。コミカルな流れの中に、絶妙にエロさをねじ込んでくるのが碗島子先生らしい。キスやそれ以上のシーンも、どこか笑いが混じってるのに、ちゃんと受けの航太がどんどん色っぽくなっていくのが面白い。天然受けがエロくなっていくのって、見てて変な背徳感と幸福感が同居するんだよね。あと、キャラの肉感とか表情の描写が人間っぽいというか、リアルすぎずリアル寄り。変にモデル体型じゃないのが逆に萌える。
「お父さんとパン」っていう謎ワードがずっと頭に残る(笑)BL読んでて、受け攻めより親父とパンの印象が強いってなかなか無い体験。脇役の個性が強すぎて、受け攻めが霞むくらいなんだけど、それがまたいいアクセント。普通、BLって脇役は色付け程度だったりするけど、この作品は逆に脇役が本気で暴れ回ってて、全員分愛着が湧く。
僕的に一番ツボったのは、航太と聡のカップルが家族公認(というか黙認?)になっちゃう流れ。父が自分の教えで息子をこういう道に進ませちゃったことに動揺するシーン、笑えるんだけどちょっとしんみりするんだよね。でも最終的には「まぁ、家族みんなで幸せならOK」みたいな、めちゃくちゃ前向きなパワーを感じる。あと、姉ちゃんがなんだかんだで弟をちゃんと守ってたり、母親の鋼メンタルも頼もしい。家族全員クセが強いのに、どこか温かくて、読後感がめちゃくちゃ良い。
サブストーリーの小説家カップル(大学生×作家)も、趣味の悪いコスプレとか、パンの妖精(?)みたいなキャラがいたり、ぶっ飛びエピソードの連続で飽きなかった。だけど軸にはちゃんと恋愛があって、「変なやつらが不器用に恋してる」ってところが微笑ましいんだよね。
まとめると、「野田家の教えにより」は、笑いもエロも家族愛も全部盛り。純粋なカップルの成長物語に見せかけて、脇役の破壊力で全部持ってかれるという稀有な一冊。BL読み慣れた人も、初心者も、肩の力抜いて読めるし、でもしっかりキュンもできる。僕は読み終わった後、しばらく野田家のお父さんの顔が忘れられなかった…(笑)
こんな人におすすめ
- 家族ぐるみのコメディBLを楽しみたい
- 登場人物の個性が濃い作品が好き
- 笑えてエロい、ギャップのあるストーリーに惹かれる
- 真っ直ぐ攻め×天然素直系受けカップルが好み
- 脇役の父親や姉が大活躍するBLを読んでみたい
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野田家の教えにより