【レビュー】手中に落としていいですか 2|得体の知れないスカウトマン×難攻不落なお巡りさんの不器用ラブ

やあやあ、ダイキだよ!今日は、前巻からずっと気になってた「手中に落としていいですか 2」を読んでみたので、さっそく語らせてほしい!ゲイAVスカウトの巳鹿島さんと、硬派なお巡りさん・新田さんという、一筋縄じゃいかない2人の関係が、ついにどう動くのか…?って気になるよね~。今回は新キャラが2人も参戦して、物語に一波乱ありそうな雰囲気。個人的には、「この2人だけじゃ進まないんか!」って思いつつも、新しい登場人物がいいスパイスになってて、読んでて飽きなかった!あと、巳鹿島さんの怪しさと新田さんの素直になれなさが絶妙すぎて、途中でニヤッとしちゃう。BL好きなら分かってくれると思うけど、微妙に進展しないもどかしさ、これもまた美味しい✨️えちシーン控えめだけど、それぞれの妄想(?)タイムもあって、個人的にはポイント高し!さてさて、続きが気になって仕方ない僕のテンションのまま、詳しく紹介していくよ~!
補足:攻めの立場が「元スカウトマン」に変化してるものの、前作からの流れで「スカウトマン」のままにしてます。悪しからず!

📝基本情報

作品タイトル:手中に落としていいですか 2

シリーズ:手中に落としていいですか

カップリング:スカウトマン ✕ 警察官

作者:くれの又秋 先生

出版社:オーバーラップ

出版年月日:2019/08/25

📖あらすじ

ゲイAV男優のスカウトマン・巳鹿島に迫られ、一線を越えてしまった警察官の新田。真面目で融通が利かない新田は、その体験の余韻に悩まされ、ふとした瞬間に蘇る生々しい記憶に振り回される日々を送っている。そんなある日、大好きな小説家・御子柴の本を求めて書店を訪れた新田は、御子柴作品について語り合える謎の男・有馬と出会う。妙なデジャヴを感じつつ話し込んでいると、偶然にも巳鹿島が現れ、2人の間に緊張感が走る。さらに、巳鹿島のいとこ・恵まで登場し、新田と巳鹿島の関係をかき乱す新キャラたちが次々と舞い込む展開に。素直になれずに自己嫌悪を抱える新田と、裏表の読めない巳鹿島。2人の関係はこの波乱にどう進展していくのか…!

🌟おすすめポイント

  • ゲイAVスカウトマン×警察官という異色カップルが刺激的!
  • 新キャラ2人の登場で物語が一気に動き出す展開に注目
  • 受け攻めそれぞれの自家発電描写がリアルでドキドキ
  • 巳鹿島さんの独占欲がじわじわ滲み出るシーンがたまらない
  • 「好きになっちゃいけない」新田さんの葛藤に共感しまくり

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いや〜読み終えた後、なんとも言えないモヤモヤとドキドキが残る2巻だった。正直1巻の「押しの強いスカウトマン・巳鹿島」と「真面目すぎるお巡りさん・新田」のガチバトル(?)なイチャイチャがもっと見られるのかと思いきや、今回は二人の間に新キャラがぶち込まれてきて、恋愛偏差値が急上昇した感じ。

まず、新田さん。相変わらずの真面目さと、ゲイである自分をまだ完全には受け入れきれてない葛藤がリアルすぎて、読んでるこっちまで「自分って何なんだろう…」って一瞬哲学しちゃいそうになる。巳鹿島と一線を越えてから、ふとした瞬間に“生々しい感覚”が蘇る新田さん、完全に身体が覚えちゃってて、でも心がついていかない。自己嫌悪と欲望の狭間で揺れるこの感じ、BL好きにはご褒美です。

でも今回は、直接的なエロは少なめ。むしろ、それぞれが“自家発電”にふけるシーンがピックアップされてて、これがまあ……最高すぎた(真顔)。新田も巳鹿島も、お互いを思い出してシてるのが切なくてエロい。特に新田さんの方は、必死に声を抑えてる感じとか、もう「誰かそのドア開けてあげて!」って叫びたくなっちゃったよ。

新キャラで注目なのが有馬。彼が出てきたことで、物語が一気に転がり始める。最初は「お前絶対当て馬だろ」って感じなのに、意外とストーリー的に重要な役回りを持っているのが面白い。登場時のデジャヴ感から、だんだん新田さんに絡んできて、巳鹿島との関係がより複雑に。しかも、新田さんの従兄弟・恵まで出てくるもんだから、キャラ渋滞が起きてる。正直、恵にはあんまり共感できなかったんだけど(自己中すぎるし、突然の「俺にも見せてよ」発言には僕も「いや無理!」ってツッコミ入れた)、彼の存在が新田をより追い詰めて、物語的には良いスパイスになってる気がする。

巳鹿島さんはというと、相変わらず胡散臭いけど、なんだかんだで憎めない。キツネみたいな笑みで敬語使いだけど、本心が見えないタイプ。でも、ふとした瞬間に本音が漏れたり、新田に対して独占欲ちょい出ししてきたりするのが、ズルい!新田さんの腹筋触っちゃうシーンとか、キスを一つずつ重ねるシーンとか、さりげないけど確実に心を揺らしてくる。読んでるこっちまで「何かもう、君らいい加減くっついちゃいなよ」って言いたくなる。このシーン、何度読み返したことか…。

エロが控えめなのに、関係性の「ねっとり感」はむしろ増してる印象。お互いを強く意識してるのに、どうにも素直になれない。新田の「関心ゼロ→だんだん気になる→やっとくっつく」系のBL、僕めちゃくちゃ刺さるんだよなあ。焦れったいけど、だからこそ次巻を読みたくなるし、二人の距離感に一喜一憂しちゃう。

この巻で一番グッときたのは、巻末の描き下ろし。メインでエロがない分、ここでガツンと持ってきてくれる。お互い一人エッチしてるんだけど、どっちも「自分のせいで相手が苦しんでる」って思ってたり、顔には出さないけど内心はぐるぐるしてたり。その溜めの美学!焦らしプレイかよ!とツッコみつつ、結局この二人をもっと見守りたくなっちゃう。

まとめると、2巻は直接的な進展は少なめだけど、新キャラ投入で物語が大きく動き出すターニングポイント。エロさも健在だけど、むしろ「心のエロ」成分が強くなってきてて、次巻がめちゃくちゃ楽しみになるやつ。焦れったくて、ちょっと不器用で、でもお互い求めてやまない2人が最高でした!👏

🔍こんな人におすすめ

  • 攻めと受けのジリジリした関係が好き
  • 新キャラが出てきて関係性が動く展開が気になる
  • お互いの自家発電(ひとりH)シーンが見たい
  • ちょっとクセのある攻めキャラが好み
  • 業界人×警察官の組み合わせに惹かれる

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手中に落としていいですか 2

手中に落としていいですか 2

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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