やっほー、アラサー腐男子のダイキだよ!今日は宝井理人先生の「テンカウント4」を紹介するよ~!いやもう…この巻、心がジェットコースターすぎて着地点見失いそうになったよ。潔癖症の城谷さんと、無愛想カウンセラー黒瀬くんの恋が、ついに過去のトラウマまで踏み込んできてガチで胸が苦しい……でも萌える!!黒瀬くんのドSっぷりにドキドキが止まらないし、城谷さんの心の葛藤と成長っぷりには涙腺刺激されまくり。エロもあるけど、今回は心の動きが本当に丁寧で、読んでるこっちもつい「自分もカウンセリング受けたくなる…」って思っちゃう勢い。BL好きはもちろん、心の機微を追いかけたい人にも超おすすめな一冊だよ!さあ、語らせて!
基本情報
あらすじ
潔癖症の社長秘書・城谷さんと、無愛想なカウンセラー・黒瀬くんの関係が大きく動く第4巻。黒瀬の指や言葉に翻弄される中で、城谷は自分の本当の欲望や過去のトラウマと向き合うことになる。黒瀬が城谷を好きになった理由を明かしたことで、二人の間に生々しい葛藤が生まれ、城谷はショックのあまり黒瀬のもとを飛び出してしまう。自らの手で疼く体を慰めながらも、幼い日に負った深い心の傷が鮮明によみがえり、苦しむ城谷。潔癖症の根底に隠された悲しい真実が明らかになるとともに、黒瀬のミステリアスな想いも垣間見えてきて…。恋と過去、心の傷と向き合う激動の一冊。
おすすめポイント
- 潔癖症の城谷さんの深いトラウマがついに明らかに!
- 黒瀬くんのダーク&ミステリアスな本音が炸裂
- 心理描写がとにかく丁寧で読みごたえ抜群
- エロスと純愛がジェットコースターのように交錯
- インナーチャイルドの癒やし描写に思わず涙
- 番外編のコミカルなやりとりも必見!
感想・考察(ネタバレ注意)
テンカウント4巻、いやーもう……めちゃくちゃ濃い。「黒瀬の指に、言葉に、翻弄される城谷」って、帯の煽りそのままの展開。冒頭からガツンとエロが来るけど、毎回その行為自体が城谷の心の奥底を引っ掻き回す装置になってる感じ。そもそも3巻のラストの焦らしっぷりから、満を持しての4巻突入だから、「待ってました!」状態だったんだ。
黒瀬くん、今巻はさらに「お前、そこまで黒いのか…」ってくらいミステリアス&ダーク度が増してる。潔癖症の城谷さんに惹かれた理由も、ただの「優しさ」とか「かわいそうだから」なんて甘い動機じゃない。彼自身の歪みと欲望の混ざり合った感情が見え隠れして、その得体の知れなさが最高にゾクゾクした。黒瀬くん、城谷さんに「自分で言えたらもっと汚してあげます」って煽るけど、それって「自分の本音をさらけ出せ」ってことでもあるわけで。エロさと精神的な追い込みが同時進行なのがえげつなくて好き。
で、今回の肝はなんといっても城谷さんの過去がついに掘り下げられるところだよね。トラウマの元凶となった「お父さんが好きな気持ち」と、幼い頃の自慰行為を姉に見られて「気持ち悪い」と言われたショック。その積み重ねが潔癖症という形で現れていたっていう経緯が、めっちゃリアルでつらい。正直、城谷さんが公衆トイレで自慰しちゃうシーンは読んでて胸が苦しくなったし、罪悪感と欲望のせめぎ合いが生々しくて、ただのエロじゃなかった。自分が汚いと思い込んでいて、それを隠し通してきたっていう城谷さんの苦しみが、ページ越しにズシッと伝わってくる。
エレベーターでの二人きりシーンも超印象的。雷と停電でフラッシュバックに苦しむ城谷さんに、黒瀬くんが「俺以外は嫌だって言ってください」と迫るの、これまたドS全開だけど、同時に城谷さんの「他人を汚してしまう」という負い目を、黒瀬なりのやり方で解放しようとしてるのがわかる。手の甲にキスするの、あれは本当に大きな一歩。城谷さんが子どものように泣きじゃくるシーンは、読者も一緒に涙が出そうになる。黒瀬くんからの「偉いですね」って言葉、あれ反則だよ。完全に落ちるしかない。
心理描写の丁寧さはやっぱり宝井理人先生ならでは。潔癖症っていう一見BL的にはファンタジーに振り切った設定と思いきや、実際は心の傷や自己嫌悪―もっと言うと「自分は愛されていいのか?」というテーマをガッツリ描いてて、めちゃくちゃ考えさせられる。BL漫画だけど、自己受容とかトラウマとか、すごくパーソナルなテーマが詰まってるんだよなぁ。「自分を許して、認めてあげる」ってなかなかできないけど、城谷さんが黒瀬に受け入れられてようやく「自分は汚くてもいいんだ」って思えるようになっていく姿に心を打たれた。
ちなみに、コミカルな番外編も安定の癒し枠。黒瀬くんと指相撲してドキドキする城谷さんとか、白猫にさば缶あげる話とか、シリアスな本編の余韻をふわっとやわらげてくれる。個人的には、猫=城谷さん説に激しく同意。警戒心強いけど、心を許すとめっちゃ甘えん坊って、まさにそのまんま。
まとめると、テンカウント4巻は単なるエロの濃度アップだけじゃなく、城谷さんのトラウマ、その根底にある「罪悪感」と「自己否定」の構造が丁寧に紐解かれていく重要巻。黒瀬くんの黒さも増しつつ、ただのダークじゃなくて、城谷さんを丸ごと受け止める包容力も見えてきて、二人の関係性がめちゃくちゃグッと深まった。ここからどう乗り越えていくのか、5巻に期待!
こんな人におすすめ
- 潔癖症や強迫性障害がテーマのBLに興味がある
- 深いトラウマと向き合う心理描写を堪能したい
- ミステリアスでドSなカウンセラー攻めが好き
- 純愛とエロスの緩急に萌えたい
- 自分を許すことの大切さに共感したい
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テンカウント 4