やっほー、ダイキです!今回は市川けい先生の「ブルースカイコンプレックス」を読んでみたよ。これ、ずっと気になってたやつ。優等生×ちょい不良の図書室コンビって、もう設定だけで美味しいよね?最初はお守り役でイヤイヤスタートの楢崎と、無口で素直じゃない寺島。この二人の距離感が、もどかしすぎて悶絶必至。お互い気になりつつもじわじわしか進展しない感じ、甘酸っぱくて最高。キスシーンも丁寧で美しいし、「この間がたまらん…!」って何度も心の中で叫んだよ。男子高校生同士ならではの戸惑いとか葛藤もリアルで、「わかるわかる…」って大きくうなずきながら読んじゃった。恋の始まりのドキドキ、たっぷり味わいたい人には全力でおすすめ!それじゃ、語り始めるよー!
基本情報
あらすじ
優等生で読書好きな楢崎は、先生の頼みで素行不良と噂の寺島と二人きりの図書室当番をすることに。最初は面倒だと思っていた楢崎だけど、無口で一見クールな寺島が少しずつ心を開いていく姿に、気がつけば居心地のよさを感じはじめる。お互いにどこか素直になれないまま、一緒に過ごす時間が増えていく二人。そんなある日、寺島の唐突なキスをきっかけに、微妙な距離感だった関係が大きく揺れ動く。男同士ということで悩んだり、気持ちを上手く伝えられずにすれ違ったりしながらも、少しずつ本音を見せていく二人の青春ラブストーリー。じれったくて、でも目が離せない、そんな「もだもだ」な高校生同士の恋の行方は――?
おすすめポイント
- 対照的な優等生×ヤンキーの黄金コンビが最高にキュン!
- 会話と「間」の妙で、二人の心の動きがリアルに伝わる
- 男子高校生ならではのもだもだ&悩みが可愛くて胸キュン
- 季節感や空の描写など背景も美しく、世界観に浸れる
- キスシーンがとにかく綺麗で、読後の満足感も抜群
感想・考察(ネタバレ注意)
最初の数ページから、もう空気感がすごい。市川けい先生って、どうしてこんなに「間」や「静けさ」を魅力的に描けるのか。「ブルースカイコンプレックス」、まさにその真骨頂だと思う。楢崎と寺島、どっちもめちゃくちゃタイプが違うし、BLの王道・優等生×ヤンキーってだけならありがちだけど、この作品はとにかく「二人の距離感」と「言葉にしきれない感情」にグッと引き込まれる。
正直、BLってよく「ノンケが急にゲイに転ぶ」展開にモヤることも多いけど、ブルスカはそこが自然なんだよ。「好きになる理由」が丁寧に描かれてて、読んでて納得しかない。最初は面倒くさいお守り役に任命されて、ちょっと距離を置いてる楢崎が、徐々に寺島のピュアさとか素直さに心を動かされていく流れ、本当にリアル。逆に、ヤンキーっぽい見た目の寺島が、実はすごく一途で、最初から楢崎のことが気になって仕方ないってのも最高に萌える。二人とも「好き」って気持ちが大きくなりすぎて、ぐるぐる悩んだり変にすれ違ったり、不器用すぎてニヤニヤする。
この作品のすごいところは、会話のテンポと間合い。「ここでその返し?!」みたいな楢崎のワンテンポ遅い反応がめちゃ良いアクセントになってる。寺島が下の名前を教えたあと、「いい名前だなくらい言えや」ってモヤモヤしてるときに、ふと楢崎が「寺島夏生か、主人公みたいな名前だな」って返す。内心で「待たされた…!」って焦れてる寺島の気持ちが、もう、読んでるこっちまで伝わってきて、一人でニヤけたのは僕だけじゃないはず。
あとは、キスシーンが本当に綺麗。最初のご褒美キスとか、空気がふわっと変わる感じがして、漫画なのに「音」が聞こえてきそうな静寂があるんだよね。エロは控えめ(というかファーストはキス)なんだけど、その分、ちょっとした触れ合いや視線の交差でドキドキできるのがたまらない。これ、エッチシーン目的の人には物足りないかもしれないけど、むしろ心の距離が縮まっていく過程をじっくり楽しみたい人にはたまらんと思う。
個人的に好きだったのは、寺島がめちゃくちゃ分かりやすく楢崎のことで悩んでるところ。家に遊びに行ったときの弟たちのモジモジとか、寺島が「なんで俺の部屋でエロいことしちゃいけないの」とか、好きすぎて空回りしちゃう感じが可愛いし切ない。楢崎がドSっぽい余裕で寺島をじらすのも、なんとも言えない色気があって。これたぶん、楢崎は自分の魔性っぷりに全然気付いてないタイプ。本当にずるい男だよ。寺島が今後も絶対振り回されるのが目に見えてる(笑)
あと、作中の空や季節感の描写もすごく良い。図書室、放課後の帰り道、散歩道、海辺…どの場面も「高校生の夏」って感じの切なさとキラキラが混ざってて、めちゃくちゃ青春。窓から見える空の色や季節変化で、二人の関係性の進み方も感じ取れるのが素敵。市川先生の「季節を感じるお話にしたい」っていう意図がちゃんと伝わってきた。読後感はほぼ映画一本見終わったくらいの満足感。
キャラクター的には、楢崎のマイペースで飄々としてるけど、実は愛情深いところ。寺島の見た目は不良だけど内面はピュアで、妙に母親とのやり取りが面白いところ、どれも愛おしい。二人とも、今どきそこら辺にいそうなリアリティがあって妄想しやすいし、その分「こんな青春送りたかったなぁ…」って遠い目になっちゃう。
まとめると、ブルースカイコンプレックスは「男子高校生のぐるぐるした恋」を、静かに、でもしっかり心に響かせてくれるBL。派手な展開やエロは少なめだけど、その分、日常の中の「キュン」とか「もだもだ」に全振りしてるから、じっくり味わいたい人には全力でおすすめしたい! 僕は何度読み返しても、読むたびに二人の空気にやられる。やっぱり市川けい先生、天才です。
こんな人におすすめ
- じっくり進む男子高校生同士の恋愛にキュンとしたい
- 間や表情で感情を表現する繊細な作画が好き
- ノンケ男子が少しずつ恋に落ちる過程を楽しみたい
- すれ違いやもだもだしたやりとりに胸を焦がしたい
- 淡々としつつも日常の空気感を大切にした作品を探している
- タイプの違う二人の関係性に萌えたい
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ブルースカイコンプレックス