やっほー、アラサー腐男子のダイキです!
今日は奥田枠先生の「ノーカラーベイビー」を読んだので、語らせてほしい!タイトルからして「どんな色にも染まれる系…?」とか思ったけど、読んでみたら予想のはるか上を行く切なさと優しさにやられた~。浮気性の恋人に裏切られ、しかもその相手が自分の弟って、眞白…お前、人生ハードモードすぎない?そこからの怒りのラブホ突入、そして初めて出会う「優しいセックス」に翻弄される展開、ひたすら心が痛くてドキドキしっぱなしだった。
個人的には、眞白のビッチっぽさの裏にある「誰かにちゃんと愛されたい」って気持ちがめちゃくちゃ刺さったよ。大地のわんこっぷりも最高で、こういう攻めに出会っちゃったら眞白だけじゃなく僕もしっぽ振るレベル。BL初心者にもガチ勢にもおすすめできる、切な甘な1冊でした!
基本情報
作品タイトル:ノーカラーベイビー
カップリング:研修医 ✕ カフェ店員
作者:奥田枠 先生
出版社:新書館
出版年月日:2017/12/01
あらすじ
浮気癖のある恋人にうんざりしていた眞白は、ついにはその恋人が自分の弟にまで手を出してしまい、怒りと悲しみで心が限界に。やけっぱちでクラブに出かけた眞白は、そこで好青年、大地と出会い、そのままラブホテルへ。ところが、大地の思いやりに満ちた優しいセックスに、今までにない戸惑いと安らぎを感じてしまう。愛されたことがなかった眞白の心は、少しずつ大地によって溶かされていき――。自分を必要としてくれる人にすがって傷ついてきた眞白が、「ありのままの自分」を愛してくれる相手と出会い、静かに変わっていく姿を描く。家族との確執や、切ない過去も絡み合う、不器用な大人たちの再生と恋の物語。
おすすめポイント
- 優しいわんこ攻め大地と健気な眞白の組み合わせが最高
- 痛い恋をしてきた眞白が“本当の愛”に出会う成長物語
- エロシーンも丁寧かつエモくて大人の色気があふれてる
- 眞白の弟が見せる歪んだ愛情もドラマチックで印象的
- ありのままの自分を受け入れてくれる関係性が胸に刺さる
感想・考察(ネタバレ注意)
最初にページをめくった瞬間から、眞白の痛々しさに胸が締め付けられる感じがした。浮気性の恋人に裏切られ続けて、あげく弟にまで手を出されるって、どんなメンタルしてたら耐えられるんだろうと、他人事とは思えなかった。眞白が自分を大切にできないのは、ただ流されてるんじゃなくて、「誰かの何者かになりたい」「愛されたい」ってひたすら足掻いた末の選択なんだな、って読んでて伝わってくる。この搾取されるような恋愛、実際現実にもあるから、眞白の心の弱さや優しさがすごくリアルに感じられる。
大地と出会うきっかけがクラブでの一夜、しかも「いつもは選ばないタイプ」っていうの、よくある展開っぽいけど、そこからの大地のわんこ攻めっぷりが本当に破壊力抜群。あんなに優しく大切にされたら、そりゃ眞白も戸惑うよなぁ。今まで痛い思いしかしてこなかった眞白にとって、大地とのセックスはただの発散じゃなくて、初めて「愛される」ってことを知るきっかけになってる。この流れ、ベタだけどめちゃくちゃ刺さる。
眞白は一見ビッチ受けに見えて、実はめちゃくちゃ健気で薄幸。愛されたことがないから、愛され方がわからない。その「ぎこちなさ」とか、ちょっとしたことで素直になれなくて空回りしちゃう感じ、僕もたぶん同じ立場だったら同じような反応しちゃいそうだなって思った。眞白の本当の優しさ、傷ついても人を嫌いにならないところ、すごく応援したくなる。
一方で、大地がただの優しい男で終わってないのもすごく良かった。眞白にとって過去の男たちは「俺のもの」って支配欲ばかりだったけど、大地は眞白の全部を受け止めて「君が好きだ」って、まっすぐ想ってくれる。大地の包容力が、眞白の凝り固まった心を少しずつ溶かしていく過程が丁寧に描かれてて、まさに“わんこ攻め”の真骨頂。エロシーンもただの見せ場じゃなくて、二人の感情の変化、眞白の心のほぐれ具合がしっかり描かれてるから、めちゃくちゃグッと来る。
あと、個人的に眞白の弟の存在も無視できない。兄への執着はちょっと狂気すら感じるけど、彼なりの「愛されたい」って願いが歪んだ形で現れてて、どこか哀しい。弟が眞白を求める理由も、眞白が弟から離れられない理由も、家族ってテーマの闇を感じさせて、ただの恋愛ものに収まらない深さがある。この弟にも、いつか本当の愛に出会ってほしいなぁ、と勝手に願ってしまう。
それにしても、眞白には痛い過去やトラウマがつきまとうんだけど、本当に大地と出会えて良かった、と心から思えるラスト。眞白がやっと「自分のままで愛される」ことを受け入れられるようになって、「透明な泣き笑い」ってシーンには、思わずもらい泣きしそうだった。愛されることを知らなかった人間が、誰かにちゃんと選ばれる。その奇跡の瞬間のために、全編読んできて良かった!って思える。
絵柄については、奥田枠さんらしい繊細さと切なさが感じられて、個人的にはかなり好み。エロシーンも色気がありつつ、どこか哀しげ。汁感たっぷりなのに、妙に品があるんだよなぁ(笑)
最初に無理やり系のシーンがあるから、苦手な人はちょっと注意かもしれないけど、それでも読後感はやっぱり優しくて、しあわせで、切ない。愛されたい、でもどうしていいかわからない。そんな弱い自分を肯定してくれる物語って、やっぱりBLの醍醐味だなぁ、と改めて思った。
「ノーカラーベイビー」は、わんこ攻め×薄幸健気受け好きにはもちろん、「優しさ」に飢えてる全ての人にオススメしたい一冊!眞白の幸せを、ぜひ見届けてほしい。
こんな人におすすめ
- 優しい愛を知らない受けが癒やされていく話が好き
- わんこ攻め×健気受けにときめく
- 過去に傷を持つキャラクターの成長が見たい
- 切なくも救いのあるストーリーを求めている
- 弟や家族との複雑な関係性に興味がある
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ノーカラーベイビー