【レビュー】ただれた恋にはいたしません！｜チャラ男×ウブ田舎男子、隣人ドタバタ純情ラブコメ

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やあやあ、アラサー腐男子ダイキです！今回は、らくたしょうこ先生の「ただれた恋にはいたしません！」を読んだのでご紹介！いや～これ、タイトルからして「どんだけドロドロなの？」って警戒してたけど、蓋を開けたらピュアさ全開で、萌えが大渋滞してました。地方から上京してきたウブ黒髪大学生、恭平と、イケメン遊び人の都会人、高良という、いかにもな凹凸コンビ。高良のチャラさに「またチャラ男かよ～」とツッコミつつも、虫が苦手だったり、お兄ちゃん気質だったりと、ギャップにやられるんですわ。おまけに、恭平の純粋さが爆発してて、読んでて思わず「可愛い！」って声に出ちゃったよ…。コメディタッチでテンポも良いし、絵柄も可愛いからページをめくる手が止まらない！それじゃ、詳しくレビューしていきますよ～！

基本情報

作品タイトル：ただれた恋にはいたしません！

カップリング：大学生 ✕ 大学生

作者：らくたしょうこ先生

出版社：オーバーラップ

出版年月日：2019/04/25

あらすじ

地方から夢を抱いて上京してきた大学生、恭平は、一人暮らし初日にアパートの隣人、高良と遭遇。都会感全開のチャラ男である高良に、早速「田舎者」呼ばわりされてしまい、第一印象は最悪…。しかし、ひょんなことから高良の部屋にお邪魔することに。手作りラーメンで少し打ち解けるも、部屋に無造作に置かれたお菓子の袋を手に取ったら、それはまさかのコンドーム！「試しにつけてやろうか？」とからかわれ、ドギマギが止まらない恭平。警戒心と好奇心が入り混じる中で、都会のイケメン遊び人×ウブで素直な田舎男子の関係は、どんどん距離を縮めていく。喧嘩したり、ちょっかいを出されたり、時には男前な一面を見せる高良に心を揺さぶられる恭平。ピュア100％なラブストーリーが、ドタバタな日常と共に始まる！

感想・考察（ネタバレ注意）

いや～、これは完全に「萌え」のジェットコースターだった！都会のチャラ男×田舎生まれのウブ黒髪大学生――もうこの設定だけでごはん三杯いけるやつ。僕、最初は「ギャグ系BLかな？」って軽い気持ちで読み始めたんだけど、気がついたら恭平の反応にいちいち悶えてしまって、萌えまくりながら読んでしまった。

やっぱり、恭平の「ダサい」「素直」「ちょっとアホの子」な感じ、これがとにかく可愛すぎる。田舎から出てきて右も左も分からず、挨拶に行っただけでいきなり高良にからかわれる。まあ、そりゃムカつく…と思いきや、虫退治してやったり、ご飯作ってもらったり、気付けばだんだん心を許しちゃうチョロさ。分かる、分かるよ恭平！都会のイケメンの手料理なんて、普通に落ちる案件だよ。

高良は最初から「コイツ絶対チャラ男でしょ！」感が強烈だけど、ただの女好きの軽い兄ちゃんかと思いきや、意外と面倒見が良くて、しかも虫が超苦手っていうポンコツ要素もあって…もうギャップ祭り。虫にビビッて泣き叫ぶ高良、キミほんとに都会生まれかい？　そのくせ、いざという時には恭平をしっかり守るし、ピンチの時はちゃんと格好つけてくれる。僕的には「口ではいじわるだけど、心根は優しい」みたいな天邪鬼攻め、最高に好物です。

いや、本当にね…恭平の天然っぷりと高良の天邪鬼なからかいがぶつかり合うと、もう会話のテンポが抜群。しょっぱなのコンドーム誤爆事件、お菓子だと思って袋を開けちゃう田舎者…いや、さすがにそれは間違えないだろ！？ってツッコミたいけど、可愛いから許す。高良が「試しにつけてやろうか？」なんて悪ノリするのも、そりゃS心くすぐられるよね。

そして、やっぱりラブコメとしてのバランスが絶妙。物語のテンポが良いから、ギャグで笑わせつつ、ちゃんとキュンキュンもさせてくれる。2人が付き合い始めた後も、外では全然イチャイチャしなくて、むしろ口喧嘩ばっかり。でも2人っきりになるとデレデレ…このギャップ、たまらんのよ。喧嘩ップル好きな人、絶対読んだ方がいい。僕もそっちの属性ちょっとあるから完全に刺さりました。

当て馬の雄太兄ちゃんもなかなかインパクト強くて、ただのモブかと思いきや、執着心強めの病み属性で登場。危ない奴かと思ったけど、最終的にはちゃんと丸く収まるのも安心ポイント。スピンオフで雄太の本格的な恋を見てみたいな～とか、勝手に妄想してしまった。

絵柄についても言いたい！らくたしょうこ先生、キャラの表情がほんと豊かで、恭平の泣き顔も笑顔も赤面も全部可愛い。高良もイケメンで筋肉のバランスが絶妙。正直、目の保養にもなるし、攻めの嫉妬顔とか超ごちそうさまでした。エッチシーンも「ただエロい」じゃなくて、恭平のウブさが爆発してて、愛情たっぷりでニヤける。ギャップ好きには神作だよ、これ。

あと、地味に「虫」がキーワードになってて、どのシーンでも笑わせてくれるのが最高。BLに虫退治ネタってたまに見るけど、この作品ではそれが何度も2人の距離を縮めるきっかけになってるっていう。

まとめると、都会チャラ男×田舎ウブ男子の王道だけど、キャラの絡みやテンポ、ギャグと萌えのバランスが抜群で、ただただ可愛くて癒される一冊でした。油断してると脳が溶けるぐらい萌えまくるから、会社帰りとか眠れない夜に読むときっと元気になります。僕はしばらく恭平の可愛さで現実逃避できそうです。エロだけじゃなく、優しさと癒し、笑いのあるBLを読みたい人、ぜひ手に取ってみて！