【レビュー】飴色パラドックス2|可愛さ増し増しケンカップルが止まらない!

やっほー!アラサー腐男子のダイキです!今日は夏目イサク先生の「飴色パラドックス2」を、熱く語らせてください…!1巻でケンカップルっぷりを見せつけてくれた尾上と蕪木、2巻ではさらにパワーアップしたイチャイチャっぷり&すれ違いで、読んでるこっちはもうキュン死寸前。今回は蕪木の妹、理子ちゃんが登場してきたり、潜入捜査イベントがあったり、盛りだくさんでめちゃくちゃ楽しかった~!しかも、ちょっと大人になった(?)尾上と、意外とヤキモチ焼きな蕪木のやりとりが最高にエモい!この2人、やっぱりずっと見てたい…!正直「もうこのままラブラブしててくれればいいよ!」って心の中で叫びました(笑)あ、でもたまに見せる切なさもいいスパイス。さあ、魅力をたっぷり語っていくので、最後まで読んでってね!

📝基本情報

作品タイトル:飴色パラドックス 2

シリーズ:飴色パラドックス

カップリング:カメラマン ✕ 記者

作者:夏目イサク 先生

出版社:新書館

出版年月日:2012/09/29

📖あらすじ

ケンカしながらもラブラブな日常を送る、雑誌記者コンビの尾上と蕪木。そんな二人の前に、突然現れたのは蕪木の妹、理子。兄妹仲があまり良くなさそうな蕪木と理子だけど、尾上はうっかり理子と意気投合しちゃって、なぜか蕪木にひと泡吹かせる作戦に協力することに!恋人同士になったとはいえ、不器用な二人はすれ違ったり、嫉妬したりと波乱もまだまだ健在。記者らしい潜入捜査のエピソードもあれば、仕事ですれ違う切なさも…。でも最後にはお互いの好きがちゃんと伝わって、ますます心が近づく二人から目が離せない!仕事も恋も全力バトルなケンカップルの、甘くてちょっとほろ苦い第2巻です。

🌟おすすめポイント

  • ツンデレな尾上とクールな蕪木の掛け合いが最高に楽しい!
  • 兄妹の確執を通してふたりの関係がさらに深まる展開が胸熱
  • 尾上のピュアな可愛さに蕪木もついデレる瞬間がたまらない
  • 喧嘩やすれ違いも、ちゃんとお互い思い合ってるのが伝わってきて安心感あり
  • サブキャラの雅やんや編集長も個性的で、物語をしっかり盛り上げてくれる

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

1巻のあの初々しいギャーギャーした感じから、2巻は「付き合い始めたカップルあるある」な安定感とリアルなドタバタに進化してて、読んでるこっちはもう完全に友達気分。尾上と蕪木のケンカップルっぷり、相変わらずで最高だなぁ、とまず思った。前巻で好きって気づいちゃった尾上が、今作ではその気持ちに慣れてきてる感じが尊い。ちょっと余裕出てきちゃってるし、蕪木を振り回す側に回り始めたのがまた面白い。

今回の目玉(と僕が勝手に思ってる)のは、やっぱ蕪木の妹、理子の登場。兄妹仲がいまいち良くなくて、理子と妙に意気投合してしまう尾上。蕪木に仕返し計画にまで加担しちゃうあたり、尾上の人の良さ(?)と行き当たりばったり感が炸裂してて笑った。しかも理子ちゃん、最初は「この子KY…?」みたいな雰囲気醸し出してるのに、なんだかんだで可愛い。夏目イサク先生、女性キャラ描くのもどんどん魅力的になってない? 兄妹が仲直りするきっかけに尾上が絡んでくるのも、ラブコメらしくて好き。

そして今回特にグッときたのは、蕪木がどんどん分かりやすくなってるところ。冷静でクールだった蕪木が、尾上のことになると明らかに動揺したり、ヤキモチ妬いたり、尾上に無視されてピリピリしたりする様子がめちゃくちゃ可愛い。尾上も尾上で、蕪木のそういう「素」を引き出しちゃうところがあって、カップルとしてのバランスがすごく良い。立場が逆転したり、時々尾上がリードしたりして、単なる受け攻めじゃなくて「ふたりで作る関係」って感じがすごく伝わってくる。

あと個人的にツボだったのは、潜入捜査編。いつもと違うシチュエーションとか服装で、2人がなんか新鮮にラブラブしてて、ちょっとした変化でもうキュンキュンしまくり。短いエピソードの中にも、しっかり笑いと萌えが詰まってて、夏目先生の安定感半端ない。尾上が意識して焦ってるのも可愛いし、それを見てからかう蕪木もなんか微笑ましい。あと、2巻冒頭のエレベーターのシーンも好き。付き合いたてのピュアな緊張感がジワジワ伝わってきて、思わず「頑張れ…!」って心の中で応援してしまった。

Hシーンに関しても、イサク先生らしい「感情ありき」の描き方で、エロというよりラブラブ成分補給タイム。ページ数的にはそこまで多くないけど、お互いの気持ちがちゃんと伝わるから満足感は高い。尾上のドキドキとか蕪木の余裕なさとか、そういう感情の揺れ動きが全部シーンに現れてて、ただのイチャイチャ以上の意味合いを感じる。

それから地味に好きなのが、編集長や雅やんみたいな脇キャラたち。編集長が「お前分かりやすくなったな~」って蕪木を茶化すシーンとか、妙にリアルでクスッとなるし、こういう周辺キャラがしっかりしてるから、2人の関係がより際立つ。雅やんは相変わらず不憫だけど、いいアクセントになってて、読んでると「頑張れ…!」って毎度思ってしまう(笑)

全体的に、1巻よりも落ち着きがあって、でもマンネリにはならずに「新しい2人の形」を描いてるのが本当に上手いなぁって思った。大事件は起きないけど、ケンカやすれ違い、でも結局仲直りしてラブラブし直して…っていう、なんか「今後もこの2人なら大丈夫だな」って安心できるラスト。読後感がとにかく良くて、幸せ分をたっぷり補給できました。

あとはやっぱり、尾上が可愛い。何回でも言うけど、彼のきらきら純粋さと時々出てくるツンデレっぽさ、全部込みで好き。蕪木もクールだけど、尾上の前だと隙だらけになるのがたまらない。これだけガチャガチャしてるのに、どっちも相手を思いやってるのが伝わってくるから、読んでて応援したくなる。ケンカップルってやっぱり最強だなって、改めて思わされた2巻でした。

ラストが「とりあえずのフィナーレ」ってなってるけど、まだまだ続きある♪わーい♪

🔍こんな人におすすめ

  • ケンカップルのテンポ良い掛け合いが好き
  • ツンデレ受けに萌える人
  • お仕事BLでガチ恋愛を楽しみたい
  • 兄妹エピソードでちょっぴり家族ドラマも見たい
  • 嫉妬する攻めにドキドキしたい

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飴色パラドックス 2

飴色パラドックス 2

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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