【レビュー】飴色パラドックス 1|不器用バディ記者のケンカップルBL開幕!

やっほー、アラサー腐男子のダイキです!
今日は、夏目イサク先生の「飴色パラドックス1」を紹介するよ。いや~、これぞケンカップルの王道って感じで、読んでてテンション上がっちゃった。週刊誌記者の尾上と、カメラ担当の蕪木がコンビを組むんだけど、最初からバチバチで…「いやいや、君たち、そんなにぶつかってて大丈夫!?」って心配になるレベル。でもさ、仕事ではバチバチなのに、だんだんお互い意識しちゃう…この王道展開、嫌いな人いる?僕は好きすぎて一気読みしちゃった。尾上の正義感と蕪木のマイペースさのギャップに、思わずニヤニヤしっぱなし。BL初心者にもおすすめできる読みやすさだし、バディもの好きもきっとハマると思うよ!

📝基本情報

作品タイトル:飴色パラドックス 1

シリーズ:飴色パラドックス

カップリング:カメラマン ✕ 記者

作者:夏目イサク 先生

出版社:新書館

出版年月日:2011/03/30

📖あらすじ

週刊誌の記者・尾上は、異動で張り込み班に配属されることに。そこで組まされたのは、カメラ担当の同期・蕪木。実は尾上、密かに蕪木をライバル視していたうえ、スクープのためなら空気を読まない彼のやり方にモヤモヤしまくり。「正義感で動く自分と、合理主義の蕪木じゃ、水と油でしょ!」と最初はバチバチ。でも、事件の取材で一緒に動くうち、お互いの仕事ぶりや人間性に触れて、だんだん気になる存在に…。イライラするけど目が離せない、反発し合うくせに妙に息が合う、そんなケンカップルな二人。さて、いつまで「仕事の相棒」でいられるのか…?

🌟おすすめポイント

  • 正義感強めな尾上とマイペースな蕪木のケンカップルが最高!
  • お仕事BLとしてのバディ感がしっかり描かれていて萌える
  • 二人の不器用な恋愛模様にキュンとする展開多め
  • テンポが良く、BL初心者にも読みやすい構成
  • お互いにヤキモチを焼くシーンがたまらなく美味しい

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

読んだ感想を一言でいうなら、「これぞ王道ケンカップルBL!」って感じ。まず、登場する尾上と蕪木、この二人のバディ感がたまらなくいい。週刊誌の張り込み班で、いかにも正義感強めな尾上と、クールでちょっとズル賢い蕪木。性格も仕事のスタンスも真逆で、最初から火花バチバチ。というか、尾上がずーっと蕪木に突っかかってるんだけど、読んでる僕としては「お前、ほんとは蕪木のこと気になって仕方ないだろ!」ってツッコミ入れたくなる感じ。

尾上はとにかく口数が多くて、思ったことをすぐ口に出しちゃうタイプ。でも、そのうるさい感じが、逆にリアルな好意の裏返しみたいで、僕は結構好きだったな。素直になれないツンデレ気質のキャラって、最初は読者を選ぶかもしれないけど、だんだん「ああ~、はいはい、そういうとこが可愛いんだよ!」って思わされてしまう。

蕪木はというと、最初は「何考えてんだこの人…」って印象なんだけど、実は尾上のことめちゃくちゃ気にしてるのがバレバレで。普段は適当っぽいのに、いざって時はちゃんとやるし、ちょっとしたヤキモチとか嫉妬も見せてくれる。こういう「クールに見せかけて独占欲強い攻め」、BL好きにはご褒美みたいなもんだよね。

ストーリー面では、ただの恋愛だけじゃなくて「週刊誌記者」というお仕事要素もいいアクセント。二人で協力して事件を追いかけてるうちに、だんだん距離が縮まっていくのが萌えポイント。バディものって、最初は反発し合いながらも、困った時はしっかり助け合う、みたいな流れが王道だけど、それをBLでやると一段と美味しくなるんだよね。互いの仕事ぶりを認め合ったり、ふいに相手の意外な一面にドキッとしたり。尾上が蕪木のこと意識し始めてからの挙動不審っぷりには、僕もついニヤニヤしちゃった。

二人とも、仕事ではやたら有能っぽいのに、恋愛になると途端に下手くそになるギャップが最高。とくに尾上のうぶな反応!経験値ゼロじゃないのに、めちゃくちゃ初心で照れてるとことか…いや、攻めの蕪木じゃなくてもたまらんでしょ、あれ。このテンポ感と分かりやすい関係性は、初めて読む人でもハマりやすい気がする。

尾上がやたら独り言多いんだけど、でもその全部が「素の感情」だから、むしろ人間ぽくて好き。実際、僕も仕事中に独り言多いタイプなので親近感(笑)

それと、「嫉妬」の描写がすごく良い!蕪木視点で「尾上が自分以外の人にも同じ顔してる…?」ってちょっぴり拗ねるシーン、めっちゃ萌える。好きな人が特別に自分だけに向けてる顔だと思ってたのに、他の誰かにも見せてるかもって思った瞬間のショック。恋愛経験ある人なら、地味に刺さるやつ(笑)でも最終的には「やっぱりお前が特別」って感じで落ち着くから、読後感がすごく良いのもポイント高い。

エロは控えめだけど、関係性がじっくり育っていくのが見えて、読んでて安心する。がっつり大人向けなのが好きな人にはちょっと物足りないかもだけど、「二人の繋がり」をしっかり感じたい派には刺さると思う。あと、妹ちゃん回が地味に好き。家族エピソードって、キャラの背景が見えて関係性に厚みが出るから、もっと続きが読みたくなった。

まとめると、「飴色パラドックス」はケンカップル×バディもの×お仕事BLという欲張りな美味しさが詰まった作品。読後に「尊い…」って胸を押さえる感じより、「あ~もう、なんだこのバカップル!」ってニヤニヤしたくなるやつ。「素直じゃない男子が可愛い!」って思える人には全力でおすすめできる。僕は、最後にはすっかりこの二人の虜になっちゃいました。やっぱり、王道ケンカップルは裏切らないなぁ。

🔍こんな人におすすめ

  • ケンカップルのやりとりに萌える人
  • ツンデレ受け×クール攻めの関係が好き
  • お仕事BL・バディものを探している方
  • テンポよく読めるBLを求めている人
  • 嫉妬やすれ違いの甘酸っぱさを楽しみたい

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飴色パラドックス 1

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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