【レビュー】子持ちホストの欲張りな隣人|人気作家×No.1ホストの家族ぐるみ癒しBL

やっほー!ダイキです。今回は桃季さえ先生の「子持ちホストの欲張りな隣人」をご紹介。シリーズもついに5冊目!いやー、正直こんなに続くとは思ってなくて、僕的にも毎回楽しみの一つになってるんだよね。No.1ホストの聖也と、隣人で恋人の人気作家・桐生、そして亡き姉の子・天稀という3人が、まるで本当の家族みたいに暮らしてるハートフルな子育てBL。今回はなんと桐生パパ(しかも一癖あり!)が登場して、親子の確執とか家族の絆とか、色んな感情が交錯しまくり。でもとにかく、聖也の癒し力が半端なくて、読んでて「あ~僕もこんな家族の一員になりたい…!」って思わずため息。恋愛も家族愛もたっぷりで、ほっこりしたい人にはめっちゃオススメ!さてさて、ここからどんな展開になるのか、語っていくよ~!

📝基本情報

作品タイトル:子持ちホストの欲張りな隣人

シリーズ:子持ちホスト

カップリング:絵本作家 ✕ ホスト

作者:桃季さえ 先生

出版社:芳文社

出版年月日:2024/07/05

📖あらすじ

No.1ホストの聖也は、隣に住む人気作家・桐生と、亡き姉の子・天稀の3人で、まるで本当の家族のように幸せな日々を送っている。仕事柄、恋人関係はごく一部の人しか知らない秘密だけど、愛し愛される温かな毎日。でも、そんな平和な日常がある日ちょっとした波乱に。聖也が桐生の大ファンだという紳士と知り合ったのだが、なんとその正体は桐生とわだかまりのある父親だった!親子の確執を知った聖也は、天稀と桐生のために、桐生父との関係修復を決意。家族との繋がりを大切にしたいという想いと、恋人への深い愛情の間で揺れ動きつつも、皆が少しずつ歩み寄ることで、家族の絆も強くなっていく―。子育てと恋愛、両方がぎゅっと詰まった、心温まるハートフル子育てBL第5弾。

🌟おすすめポイント

  • 人気作家×ホストという異色のカップリングが魅力的!
  • 家族愛と恋愛のバランスが絶妙で心がほっこりする
  • 天使級に可愛い天稀くんが癒し力MAX
  • 親子の確執を乗り越えるドラマに感動
  • キラキラな美形キャラ&エロシーンも大充実

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

シリーズ5冊目ともなると、もはや「家族BL」としての完成度がすごいな〜って、まずは思った。作家×ホストって王道カプに見せかけて、そこに子持ち要素が入ってるから、普通の甘々だけじゃなくて、毎日がリアルで、ちょっと切なくて、でもあったかい。この作品の肝、「家族としての幸福」を強く感じた巻だった。

まず、聖也のやさしさが本当に神。夜の仕事だし、色々と疲れてるはずなのに、天稀のことも、桐生のことも、全力で癒してあげてるのがすごい。「No.1ホスト」って肩書きが、ただの外ヅラじゃなくて、本当に人を喜ばせる天性の才能なんだなって伝わってくるんだ。桐生が癒されるのもめっちゃ分かるし、聖也に「欲張り」って言いたくなる気持ちも分かりすぎる。家族の幸せを守ろうとする姿勢が、読んでるこっちまで温かくなる。

今巻の大きな出来事は、やっぱり桐生パパの登場。これまでその存在が影になってたけど、ついに直接顔合わせ。出会い方がまた絶妙で、最初はただの熱烈ファンかと思いきや、まさかの父親。しかも、いきなりバレるんじゃなくて、じわじわ距離を詰めてくるあたり、人間関係の描写がリアル。桐生とパパは、長年の確執&誤解があったんだけど、聖也が間に入ることで、少しずつ氷が溶けていく感じがたまらなかった。聖也の「家族は大事。けど、絶対こうしなきゃって押し付けるんじゃなくて、“今ある幸せ”をちゃんと選びたい」っていうスタンス、すごく好き。

あと今回、天稀の存在感が半端ない。癒し力が天使級。大人たちのギスギスをスッと和らげる、子どもならではの素直さは、何度もほっこりした。天稀がいることで「この3人は本当に家族なんだな」ってじわじわ伝わるし、桐生パパも気付いたら天稀にメロメロになってるの、読者側も一緒にデレてしまう(笑)

そして地味に気になる“作中作”の「ホスト探偵」。これ、絶対本編で単独スピンオフ読ませてほしいやつ。ホストクラブの姫たちもハマってるし、聖也まで決め台詞言わされてるの想像しただけで笑った。こういうサブネタが多いのも、シリーズならではの遊び心で好き。

Hシーンも、シリーズ通して安定の濃厚さ。今回は家族や親子のテーマが強いぶん、そういう場面も「癒し」と「愛情」の延長線上にあって、無理なく読める。巻末のおまけ「ビッチに悩める恋人たち」も、昔のギラギラ聖也を思い出して萌えポイント爆発。

全体的に、「恋人」「親子」「家族」…それぞれの関係性や絆について、すごく丁寧に描かれてて、読後感は抜群にポカポカ。これまで積み重ねてきた5冊分の蓄積があるからこその重みだと思う。しっかりラブで、しっかり家族で、でも決して理想論だけじゃなく「現実の難しさ」もちゃんと入ってる。桐生と父親の10年越しの和解も、単純なハッピーエンドじゃなくて、“これからも少しずつ歩み寄る”感じなのが、とてもリアルで良かった。

「子持ちホストの欲張りな隣人」、この巻もめっちゃ癒されたし、何より「家族ってこういう形もあるよな」って自然に思わせてくれる。天稀のかわいさ補正もヤバいし、聖也と桐生のカップル力も安定。もうこのまま何冊でも読ませてほしい!って思える一冊でした。

🔍こんな人におすすめ

  • 心温まる家族愛と恋愛のバランスを味わいたい
  • 子育て要素のあるBLが好き
  • 作家と美人ホストカップルにときめきたい
  • 親子の確執や和解など人間ドラマに惹かれる
  • 癒し系キャラや可愛い子どもが登場する作品を探している
  • シリーズものの続編BLをじっくり楽しみたい

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子持ちホストの欲張りな隣人

子持ちホストの欲張りな隣人

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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