【レビュー】恋をするならひれ伏して｜ハイスペ御曹司×負けず嫌いリーマンのじれじれシーソーラブ

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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どうも！アラサー腐男子のダイキです！
今回はリーマンBL好きにはたまらない、「恋をするならひれ伏して」をご紹介。営業トップを争うライバル同士のバチバチ感、でもベッドの上では一転して…っていうシチュ、刺さる人にはズブズブに刺さるやつ！地方出身で負けず嫌いの早瀬くんと、ハイスペ御曹司・時藤くんの、素直になれない大人たちの不器用な恋愛バトルに、読み進めるのが止まらなかった…！この手の「お互いめっちゃ好きなのに、プライドとか意地とかで全然素直じゃない」っていうシーソーラブ、本当に良いよね。恋愛の攻防戦が濃密で糖度高め。しかも絵がキレイで、ムダなページが一切ないから最後まで気持ちよく読めちゃう！ツン強めな受けと甘々な攻めのギャップ好きも、これは絶対チェックしてほしい一冊です！

基本情報

作品タイトル：恋をするならひれ伏して

カップリング：リーマン ✕ リーマン

作者：ハルモト紺先生

出版社：祥伝社

出版年月日：2025/05/23

あらすじ

地方出身で負けず嫌いな平社員・早瀬遼太は、本社営業トップの座をかけて同期の御曹司・時藤一生としのぎを削るライバル同士。どんなに頑張っても時藤には敵わず、コンプレックスを抱く日々を送っていた。ある日、会社の式典で泥酔した早瀬は、時藤にホテルで介抱されることに。酔いの勢いで自身がゲイだと告白し、「俺にごほーししてみろよ」と大胆に迫ると、意外にも時藤はベッドの上では優しく甘く応えてくれて…？　プライドと素直になれない気持ちが邪魔をして、なかなか「好き」と言い出せない二人。でも、仕事も恋も譲れないオトナのじれじれシーソーゲームが始まる！

感想・考察（ネタバレ注意）

いや～、リーマンBLの王道といえば王道なんだけど、そこに「スーパースペック御曹司×負けず嫌い平社員」という人間ドラマがしっかりのっかってて、もう気持ちがジェットコースターだったよ。まず早瀬、地方出身で努力家で頑張り屋さん。負けず嫌いなのに、同期の時藤には全然勝てない…っていうのが、もう最初から共感しかない。僕も会社で「ライバルだけど、こっちは努力の人、向こうは生まれながらのスター」みたいな関係、身に覚えがあるから、早瀬のジクジクしたコンプレックスがめちゃリアルだった。

で、そんな早瀬が酔っ払って時藤に「俺にごほーししてみろよ」って言っちゃう！ここの誘い受けモード、最高だった。普段は強気なのに、ベッドでは甘くなっちゃうあのギャップ。時藤もあんなに優秀で涼しい顔してるのに、早瀬の前ではすごく甘くなるし、ちょっとねちっこい攻め方してきたり…いや、ギャップ好きにはたまりません。個人的に「結合部触らせる」シーン、あれは正直エロ度MAXで頭真っ白だった（笑）エッチシーンも、お互いが「素直になれない」「好きが伝えられない」っていう心のもつれがちゃんと色気になって表現されてるのがうまい。

しかも、どっちも家庭にちょっと事情があったりして、「単なるイチャイチャ」だけじゃない人間の幅があるんだよね。仕事のバチバチ感はやや控えめだけど、二人が育ってきた環境の違いとか、「なかなか素直になれない」っていうじれじれ感が、どんどん甘くなっていく過程と並行して描かれるから、グッと来るし読み応えがあった。ロウソクのシーンも印象的だったな。誕生日ケーキを二人で食べる、ただそれだけのシーンが「どれだけ特別か」っていうのが伝わってきて、あれはズルい。僕も思わずウルッとした。

あと、絵がめちゃくちゃ綺麗。キャラの表情や仕草だけで、「本当は好きなのに伝えられない」っていうのが溢れてるのが最高で、特に時藤が早瀬のことを大事に思ってる気持ちが顔や行動ににじみ出てて、甘さがダダ漏れ。

個人的にはこの二人が同棲して、もっとほぐれていく姿とか、逆に些細なことで喧嘩しちゃう新婚さんみたいなのも見たい（笑）それぐらい二人の相性が良いし、カップルとしての愛おしさがある。黒髪溺愛攻め×強気美人受けという鉄板だけど、二人とも「いわゆるテンプレ」じゃなく、わがままさも弱さもちゃんと描かれてるから、感情移入しやすい。

全体的に、「好きなのに素直になれない」「でも好きが止まらない」っていう大人のじれじれ感、めちゃくちゃ良かった。甘々なのに、ちょっと切なさもあって、終盤に向けてどんどん二人の心がほぐれて距離が縮まっていくのがたまらなく愛しい。リーマンBL好き、ギャップ好き、じれじれ甘々好きな人はぜひ読むべし！僕ももう一回読み返そ！