やっほー!ダイキです。今日は「春のデジャヴに踊れ」を紹介するよ!いや~この作品、好みど真ん中☆社交ダンスが舞台ってところからしてもうオシャレ。絵柄も好き。心の描写も素晴らしい!!しかも年の差&ノンケ同士って、もう僕の好物しか入ってないじゃん!大学生の晃介くんと、アラサー社会人の淳さんが、お母さんの遺したダンススタジオで出会うんだけど…出会いからすでに運命レベルでグッときた。晃介くんの素直さと成長していく感じ、そして淳さんの包容力!これは老若男女問わず沼るやつ。最初から空気感が繊細で、ダンスシーンが美しすぎて息するの忘れたわ。しかも、恋に戸惑うもどかしさとか、ちょい切ない甘さとか、全部絶妙で、僕の心もステップ踏んじゃった。まだまだ二人のこれからを見てたい!って思わせてくれる一冊だったから、ぜひ読んでみてほしい!
基本情報
作品タイトル:春のデジャヴに踊れ
カップリング:リーマン ✕ 大学生
作者:おどる 先生
出版社:KADOKAWA
出版年月日:2025/03/14
あらすじ
母が遺したダンススタジオで、大学生の晃介が出会ったのは、落ち着きと色気をまとったアラサー社会人・淳さん。異性愛者同士、年齢も立場も違う二人は、最初はただの師弟関係。だけど、社交ダンスを通して晃介は次第に淳さんへ憧れを抱くように。やがて、淳さんの優しさの理由が、晃介の亡き母への想いにあるのかもしれない…と気付き、晃介の胸はざわつく。母の面影を重ねられているのか、自分自身を見てくれているのか、揺れる気持ちを抱えながらも、晃介は思い切った行動に出る。初めての恋に翻弄され、背伸びしながら少しずつ大人になっていく晃介と、彼に心を開いていく淳さんが、ダンスと共に春を迎える歳の差BL。
おすすめポイント
- 社交ダンスを舞台にした大人×大学生の歳の差ラブが新鮮!
- 包容力抜群の淳さんと素直で可愛い晃介の組み合わせが最高
- ダンスシーンの描写が美しく、読んでいてうっとりする
- ノンケ同士の戸惑いと恋心の揺れが丁寧に描かれている
- エロシーンも綺麗で生々しさと清廉さのギャップが萌える
感想・考察(ネタバレ注意)
僕が「春のデジャヴに踊れ」を読み始めてまず思ったのは、「あー、これはただの年の差BLじゃないぞ」ってこと。社交ダンスを舞台にしただけでもう既におしゃれポイント高いのに、オトナ男子・淳の包容力と、大学生・晃介の素直すぎるかわいさが最初から全開で、ニヤニヤが止まらなかった。これ電車で読んだら確実に顔がゆるむタイプのやつ!
晃介は、母親の遺したダンススタジオで偶然出会った淳にどんどん惹かれていくんだけど、そのきっかけがダンスっていうのがまた良い。ダンスって、身体を通して心も近づくじゃない?しかも、晃介の母親と淳が特別な関係にあったんじゃ…っていう複雑な感情も絡んでくるから、単純な「年上イケメンに憧れる」じゃ終わらない。晃介が「淳の優しさは自分のためじゃなくて母のためなのかも」って気づくシーンは、正直、キュッと胸が痛くなった。ここ、共感度高い。恋愛に対して臆病になる瞬間って、こういう過去の「影」と向き合わなきゃいけないときなんだなぁとしみじみ。
淳は一見余裕のある大人だけど、実はめちゃくちゃ慎重というか。最初は「おいおい、もっと素直になれよ!」ってヤキモキしたけど、読み進めると「年上だからこそ責任を感じてる」ってのが伝わってくるんだよね。これ、BLでありがちな「攻めがグイグイ系」じゃなくて、ちゃんと戸惑いも描かれてるのが新鮮で良かった。晃介は晃介で、一生懸命自分から行動して、時に大胆になっちゃうのがめっちゃいじらしいし可愛い。はむはむされちゃうシーンなんて、こっちまで顔がほころぶよ…。
ダンスシーンの描写も本当に美しくて、ページから音楽が聞こえてきそうなほど。二人が踊るシーンは、「本当にこの瞬間だけは世界にふたりしかいない」って感じがして、読者まで引き込まれる。この作品、ストーリーの流れが静かで淡々としてるのに、ちゃんと感情の波が大きくて、気づいたら一気読みしてた。周囲のキャラもみんな温かくて、当て馬とかドロドロ展開がなく、安心して読み進められるのも好印象。特に女の子の幼馴染キャラが、ちゃんと良い子なのもありがたい。無理な三角関係じゃなく、純粋に二人の距離が近づく過程を楽しめる。
で、肝心のラブシーンだけど、これがまた「エロい」というより「美しい」。ギャップでむしろ色っぽさ倍増。淡々とした台詞や描写なのに、行為のリアルさと心の重なりがしっかり感じられて、目が離せなくなる。濡れ場でここまで空気が変わるBL、なかなかない気がする。お互い「好き」って気持ちが溢れすぎて、言葉にするのも勇気がいる。淳の告白シーンなんて、読む前と後で表紙の彼の目が全然違って見えるから不思議。
個人的には、晃介が社会人になった後の二人ももっと見てみたい。だって、絶対ラブラブだし、きっとまた新しい悩みとか出てくるんだろうなぁと妄想が止まらない(笑)読後感がものすごく幸せで、でも「もっと読みたい!」って欲が出ちゃうタイプの作品。正統派で誠実なラブストーリーってこういうことなんだなと改めて実感した。
まとめると、「春のデジャヴに踊れ」は、大人の包容力と若さのひたむきさ、そしてダンスという繊細なコミュニケーションが絶妙に絡み合う、まさに春の空気みたいにやわらかいBL。読んで損はなし!絵も物語もキャラも全部推せるから、ぜひ読んでみてほしい。
こんな人におすすめ
- 歳の差カップリングにときめく
- 社交ダンスが物語のキーになるBLを探している
- ノンケ同士のじれじれ恋愛が気になる
- 包容力のある大人攻めに弱い
- 美しい絵と繊細な心理描写を味わいたい
🛒 購入はこちら(Amazon)

春のデジャヴに踊れ