【レビュー】先生は仏頂面してやってくる 番外編|無愛想保育士×サラリーマンの嫉妬と甘々同棲BL

やっほー!ダイキだよ、「先生は仏頂面してやってくる」、「狼パパは羊ヅラしてやってくる」のスピンオフ!タイトルからしてすでにクセがすごそうだったけど、読んでみたら案の定、クセつよな愛情表現と、甘々っぷりに完全ノックアウトされた…!無愛想な保育士の加持先生と、甥っ子のお迎え担当なサラリーマン由良さん、最初はバチバチなのに、だんだんと距離が縮まっていく感じが最高なんだよ。仏頂面の加持先生、子どもにはめっちゃ優しいのに大人には塩対応。それがなんか…逆に萌える(笑)由良さんも、過去の恋愛で傷ついてて、恋に不器用なところが親近感わいちゃう。しかも、加持先生が不器用ながらも一途に由良さんを想う姿、ギャップがまじでやばい。そして2人ともデレてからの激甘っぷり、糖度高すぎ注意報!心がほっこりしたい人にぜひ読んでほしい一冊だよ!

📝基本情報

作品タイトル:先生は仏頂面してやってくる

シリーズ:狼パパは羊ヅラしてやってくる

カップリング:保育士 ✕ リーマン

作者:来栖ハイジ 先生

出版社:芳文社

出版年月日:2025/07/03

📖あらすじ

サラリーマンの由良は、シングルマザーの妹に代わって甥っ子を保育園に迎えに行く日々。でも、そこにいるのは子どもには優しいのに大人には仏頂面で超無愛想な保育士・加持先生。由良はそんな加持が大の苦手だったけど、偶然自分の失恋を見抜かれて動揺。しかも由良がゲイであることや、恋愛に臆病になっていることまで見透かされてしまう。ある日、由良の元カレが現れ「ホモヤロー」と罵倒されるシーンに遭遇した加持は、とっさに恋人のフリをして由良を庇う。その優しさに触れ、最悪だった印象が少しずつ変わり始める由良。子どもにしか見せなかった加持の笑顔や、ぶっきらぼうな言葉の裏にある思いやりに気づいたとき、2人の距離が一気に縮まっていく…!無愛想保育士×恋愛トラウマ持ちリーマンの、ギャップと優しさに満ちたラブストーリー。

🌟おすすめポイント

  • 無愛想保育士×サラリーマンという大人のギャップ萌えが炸裂!
  • 仏頂面なのに恋人には激甘な加持先生が尊い
  • 由良の臆病さといじらしさに感情移入必至
  • 元カレ絡みの切ない過去からの癒やしと成長が味わえる
  • 保育園のちびっこ達や家族の温かさもほっこりポイント

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

読み始めた瞬間から、「あ、この二人、ただのツンデレカップルじゃないな?」って直感した。由良は一見クールで淡々としたサラリーマンだけど、その内側には“重い”って振られた過去の傷と恋愛への臆病さがぎっしり詰まってるんだよね。そりゃあ、元カレに「重い」って言われたら、好きって気持ちが素直に出せなくなるのも仕方ない。

加持先生は、その真逆。保育園では子どもたちのアイドルだけど、保護者には仏頂面で愛想ゼロ。最初読んでて、「この人、保育士なのにそれでいいの?」って心配したけど、それも全部“表現ベタ”の裏返し。実はめっちゃ優しいし、由良がピンチのときは即座に動ける頼れる男。表情と態度が一致しない、そのギャップがズルいんだよなぁ。

個人的に一番グッと来たのは、由良が甥っ子の奏太のことで焦ってるとき、加持先生が即対応してくれるところ。あのシーン、「不器用だけど、本当はこんなに気が回る男なんだ!」って分かって、こっちまで安心しちゃった。表面上はぶっきらぼうでも、根っこはめちゃ人情派。僕、そういう“ツンデレ攻め”に弱いんだよね。

由良も、最初は加持のことを「何なんだアイツ!」って感じだったのに、徐々に“子どもにしか見せない笑顔”とか、さりげない優しさにキュンとし始めて、読んでるこっちもニヤニヤが止まらない。しかも、由良が意外と乙女な顔を見せる瞬間が多くて、ギャップ萌えが半端ない。普段ツンツンしてる人の“素直な可愛さ”って、なんであんなに破壊力あるんだろう…。

二人の恋愛は、とにかく“確認し合う”のが丁寧で好き。由良が「本当に俺でいいの?」って不安をぶつけるシーンも、加持がちゃんと好きって言葉で伝えるシーンも、どっちも嘘臭さがなくてリアル。エッチな場面も、単なるお色気サービスじゃなくて、心の距離と直結してるから、感情移入しやすい。特に由良が「顔、ちゃんと見てしてほしい」ってお願いする場面は、もう…読んでる僕まで赤面したわ。大人の恋愛なのに、こんなにピュアで甘いってズルい。

あと、保育園という舞台や甥っ子の存在も良いアクセント。子どもが出てくると、二人の関係性がより生活に根ざしてる感じがして、ただの恋愛ごっこじゃない“家族感”がプラスされるんだよなぁ。由良の妹や、前作の同僚カップルも絡んでくるから、世界観が広がってるのも楽しいポイント。

「無愛想×臆病」の組み合わせ、定番っちゃ定番だけど、この作品はとにかく“ギャップ”と“誠実さ”のバランスが秀逸だと思う。加持は無愛想でも、好きな人には全力でデレるし、由良も過去の傷を乗り越えて自分からも歩み寄る。二人とも、ただ受け身じゃなくて、ちゃんと相手に向き合おうとする意志が伝わってくるのが良かった。

そして、何気に大事なのが「付き合ってから」の描写!付き合うまでがピークなBLも多いけど、この作品はそこからが本番。加持先生が絶倫&激甘で、由良が毎回寝落ちする流れには思わず吹いたし、二人の“同棲生活”のもどかしさと可愛さに、日常の幸せってこれだよな~ってしみじみしちゃった。

全体的にキュン&あまの押し売りだけじゃなく、過去のトラウマや不安も丁寧に描かれてるから、読み終わったあと「この二人なら絶対大丈夫!」って思わせてくれる安心感がある。普段はBLに癒しを求めがちな僕だけど、ちょいちょい泣かされつつ、最終的には温かい気持ちになれた良作。前作読んでなくても楽しめるけど、スピン元と合わせて読むと世界観のつながりがより美味しいです。

あと最後に…加持先生、「素股でイったのは一回に数えないから」とか言うなよ!腹筋持ってかれるから!

🔍こんな人におすすめ

  • 無愛想だけど実は優しい攻めが好き
  • ギャップ萌えに弱い人
  • 癒し系ちびっこキャラにときめく人
  • 過去の恋愛トラウマ持ち受けが気になる人
  • 恋人同士の甘々な日常が見たい人

🛒 購入はこちら(Amazon)

先生は仏頂面してやってくる

先生は仏頂面してやってくる

ダイキのアイコン

ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

もっと詳しく見る