やっほー、アラサー腐男子のダイキです!今日は山田2丁目先生の「食べてもおいしくありません 5」をレビュー。このシリーズ、毎度のことながら“オニ×ヒト”の特殊カプ設定が攻めてて最高なんだけど、とうとう2人が公認カップルになってからのイチャイチャが過去最高に甘々で…!僕、ページめくるたびに頬の筋肉が崩壊しちゃいそうだったよ(笑)でも、ただのバカップルじゃなくて、種族の違いからくる恋愛観のズレとか、“食う・食われる”のエロスと純愛のせめぎ合いがめっちゃ面白い!特に今巻は「普通のカップルになりたい」っていう日和の健気すぎる作戦が波乱しか呼ばなくて、こっちも一緒にドキドキしちゃった…。新キャラも出てきて、ますます目が離せないシリーズ。さあ、ニヤニヤ覚悟でいってみよー!
基本情報
あらすじ
人間の日和と恋鬼・穂高仁は、ついに公認カップルとして甘々な日々を満喫中。でも、ふとしたことで穂高が元々すぐ別れるタイプだと知った日和は、「自分もいつか飽きられちゃうかも…?」と不安に陥る。これまでのイチャイチャ=捕食行為(マジでチューやエッチも“食べる”の延長…!)だったと気づき、日和は「普通のカップル」としての魅力を伝えようと作戦開始。手つなぎデートや“普通のキス”、さらには「食べられない普通のエッチ」にチャレンジしますが、穂高の本能に抗うのはなかなか大変。そんな二人のぎこちなくも可愛すぎる“普通探し”が始まるが、果たして日和の努力は報われるのか?そして、穂高の「好き」より強い「食べたい」という気持ちの行方は…?ちょっぴり異色なラブコメBL第5巻!
おすすめポイント
- オニとヒト、異種カップルのラブコメ展開が新鮮で楽しい!
- 「食べる=エッチ」の独自設定が今回ついに大転換!
- 日和の健気な「飽きられたくない」作戦が可愛すぎて悶える
- 普通のカップルっぽいデートや手つなぎ描写がとにかく尊い
- 執着度MAXな穂高の愛情表現が萌えとエロの二重奏
- 脇役キャラたちも賑やかで、世界観の広がりが面白い
感想・考察(ネタバレ注意)
えー、今回もやられました。タイトルからして攻めてるのに、内容もブレずに攻めてきて最高です。まずさ、穂高×日和の安定のバカップルっぷりに「あーはいはい、またイチャイチャしてるのね」と思いきや、今回は「普通の恋人」を目指して色々あがく、日和の愛しさ天元突破回なんですよ。俺、こういう「自分で空回りしちゃう系男子」に弱いんだって再確認した。
日和って、ヒトで、穂高は恋鬼。今までの「食べる=愛情表現」な関係からは一歩踏み込んで、「俺って美味しい以外に何があるんだろう?」ってジタバタしはじめる日和が、もう…可愛すぎて思わずギュッとしたくなる。穂高の過去(すぐ別れる系男子だったらしい)を知って、自分も飽きられたらどうしよう、って不安になるの、すごく人間的。むしろ、ヒトらしさ爆発で、今まで「被食者」ってポジションに甘んじてたのが、ここにきて「1人の恋人」として見てもらいたい!って頭使ってるのがかわいい!
その「普通のえっち計画」発動。もう、これがまた色々ズレてて笑う。普通のデートしよう、手を繋ごう、キスしよう…って、どれも日和なりの「普通」チャレンジなんだけど、どれも無自覚に穂高の捕食本能を煽るだけっていう。あーもう、計画倒れどころか、全部裏目に出てるのに、日和は必死で頑張ってるから、見てて可愛いやら可笑しいやらで、ずっとニヤけてた僕。穂高も「ふぅ…」とか言いながらツノ出しちゃってるし、マジで我慢の限界との戦い。「俺だって無理だっつの!」みたいな攻の内心、めちゃくちゃ共感できる。好きな相手が「自分のため」に頑張ってる姿って、妙に食欲…じゃなかった、愛情が増すよね。分かる。
で、前巻に続き「オニとヒトの価値観のズレ」が描かれる。今まではキスもえっちも「捕食行為」だったけど、オニ同士なら純粋にキス=愛情表現。でもヒト相手だと捕食がメイン。「言われてみればマジか…!」と、僕も目からウロコでした。種族の違いが恋愛にもバッチリ持ち込まれてて、BLでありながらファンタジーとしての世界の掘り下げもガッツリしてるのが、山田2丁目先生の魅力だよね。感情や本能の葛藤が物語に絡んでくるから、心からドキドキさせてくる。
あと、日和が「我慢ばっかりさせてごめん」ってぽろっと気遣うところ。うわー、恋鬼なのにこんな健気で、穂高もそりゃ溺愛するわ!「飽きられるのが怖い」ってモヤモヤを真っ直ぐぶつけてくるから、余計に守りたくなるし、穂高の「お前じゃなきゃダメ」感がどんどん増してきてて、読んでてニヤニヤ止まらん。
普通のえっちが遂に成功するシーン、いやこれがまた…良すぎた。読んでる側からすると絵柄的にはそんなに変わってるように見えないんだけど、日和が状況実況したり、恥ずかしがったりで、なんか普段よりエロさが生々しい。雰囲気が違うだけでこうもドキドキ感増すか!?BL沼の深さを再認識した瞬間です、はい。
またね、穂高の愛情の表現が「美味しさ」じゃなくて「日和そのもの」へと段々シフトしてるのも良い。兄からもらった謎の薬で日和の味も匂いも分からなくなった時、穂高が「味や匂いがなくても、好きなところいっぱいある」って語るシーンは泣かせにきてる。さっきまでのバカップル展開から一転して、しっかり心を鷲掴みにされました。
脇役たちも相変わらず良い味出してて、日和のお姉ちゃんとか、穂高の元カノ美オニとか、モブだと思ったのに思わぬ爪痕残してくる。雲取×薬師コンビも今後何かありそうで、脇カプ好きな僕としては続きが気になって仕方ない!日和兄の巨ツノ嫌いエピソードも、なんか闇を感じるし、次巻への期待が膨らむばかり。
まとめると、今回は「ご褒美巻」って呼ぶにふさわしい、イチャイチャと甘さと、ちょいシリアスが全部詰まった最高の一冊でした。今まで「食う・食われる」の刺激重視だった二人が、「普通の恋人」っていう地に足のついた関係を模索して、でもやっぱり本能には逆らえなくて…っていう、恋愛のリアルを感じさせてくれるのがすごい。読んでる間、ずっとニヤニヤして、最後は穂高の執着と日和の可愛さに「ありがとうございました!」って土下座したい気持ちになる。引き続き、次巻も全力待機!
こんな人におすすめ
- 捕食者×被食者の特殊設定BLに萌える
- エロとラブコメが両立したカップルが好き
- 「普通」の恋愛や性行為を探る展開に興味がある
- 執着系攻めにぞっこんな受けが見たい
- 脇役キャラのわちゃわちゃも楽しみたい
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食べてもおいしくありません 5