【レビュー】ブルーイルドープキス｜ヘタレ年下ワンコ×美人元ヤン店長のピュアエロ成長ラブ

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やっほー、アラサー腐男子のダイキです！今日は「ブルーイルドープキス」を紹介するよ。いやもう、タイトルからして「イルでドープ」？何それカッコイイ！と期待値爆上がりで手に取ったんだけど…読後、僕の心も青く染まってしまいました。顔面偏差値がアホみたいに高い2人が、見た目とは裏腹に恋愛スキル値はほぼゼロというギャップがたまらない！受け身でフラれ続けてた戸橋くん（ワンコ系年下攻め）が、元ヤンで美人な店長・市川さんに一目惚れしてからの直球アタックがもう…可愛すぎて床バン不可避。しかも、最初の勢いでホテルダッシュしちゃう展開にも「えっ、そっちが童貞？！」と爆笑＆萌えのジェットコースターでした。恋にぶきっちょな2人が、ちょっとずつ心の距離を詰めていく過程がキュンポイント満載で、僕の心臓も忙しかった…！さあ、ここから本編レビューいってみよ！

基本情報

作品タイトル：ブルーイルドープキス

カップリング：大学生 ✕ 店長

作者：すずくこま先生

出版社：竹書房

出版年月日：2025/01/17

あらすじ

顔は良いのに受け身すぎて毎回フラれてばかりの大学生・戸橋。傷心のままバイトを探していた彼は、街で偶然見かけた美しい青髪の男・市川に一目惚れする。忘れられないその姿を追い、彼が店長を務めるおしゃれな服屋でバイトとして働くことに成功！頼れる元ヤン店長・市川と距離を縮めようと、ヘタレながらも戸橋は一途に猛アタック。しかし市川は戸橋の熱意を「お誘い」と勘違いし、勢いでホテルへ――しかも戸橋は実は童貞だった！？ノンケ童貞をうっかり奪ってしまったと焦る市川は「バイト兼セフレ」という謎ポジションを提案し、2人の関係はどんどん予想外の方向へ。恋愛に不器用なワンコ年下攻め×恋愛を諦めていた元ヤン美人店長、じれ甘でピュアな恋の行方は…？

感想・考察（ネタバレ注意）

いや～、これはまさに「顔の良さは正義」ってやつだなって、ページをめくるたびに思ったよ。読んでてひたすら顔面偏差値の暴力に殴られる漫画だった。だけど、それだけじゃなくて、登場人物たちの不器用さやピュアな部分がグイグイ心に刺さってくるから、ただの眼福BLでは終わらない。

まず、攻めの戸橋が最高に可愛い。イケメンだけど受け身体質で、恋愛経験値が低い年下ワンコ。これがまた、「なんでそんなにイイ顔してるのにモテない（続かない）んだよ！」って突っ込みたくなるんだけど、戸橋自身も自分のコミュ力のなさに地味に悩んでるのがリアル。なのに、市川店長に一目惚れしてからは、勇気出してグイグイいくのが…もう、読んでて「わんこだ～」って思わず声出ちゃう。素直でまっすぐ、感情が全部顔に出ちゃうのもプラス100点。デフォルメ顔で子犬みたいになるのも、ツボる人めちゃくちゃ多いと思う。僕も完全にやられました。

そして市川。青髪の元ヤン美人店長、ビジュアルの時点で勝ち確だけど、恋愛に臆病で、過去のトラウマを引きずってて、どこか拗らせてる感じがたまらない。こんなにイケてる彼が「もう恋愛はしたくない」って壁作ってるの、切なくもあり、ちょっと守ってあげたくもなる。戸橋みたいなワンコがガンガン来てくれるの、実はめちゃくちゃ救いだよなぁ。

ストーリーの展開もテンポがよくて、戸橋の一目惚れからバイト決定、そしてまさかの即ラブホ展開。ここ、もうBLの醍醐味大暴れで笑っちゃった。しかも戸橋がノンケ童貞で、それを知った市川が本気で動揺して「やっちまった…」って落ち込むの、妙にリアリティあって好き。そこからまさかの「バイト兼セフレ」宣言、でもこの微妙な関係性が、その後の関係のじれったさを生んで、読んでる身としてはもう「早く付き合っちゃえよ！」ってもどかしい。

エッチシーンは…いや、本気で美しい。すずくこま先生の画力、エロさとアートのバランスがマジで最高。肉感の良さが半端じゃなくて、色気もあるし、とにかく美しい。そして「エロいけど品がある」というか、2人の関係性とか感情の流れとセックスシーンがしっかり繋がってる。感情の高ぶりとか、愛しさとか、照れとか、全部身体にも出てて、最後までニヤニヤが止まらなかった。

あと、この漫画、脇キャラの使い方も上手い。特に市川の元カレ（矢那岸）に関する描写とか、ただの当て馬で終わらせず、別れの理由や背景に実は切ない愛があった…ってところが、ひと味違うなと思った。矢那岸にも幸せになってほしい…みたいな謎の母性まで湧いてきた。続編とかスピンオフあったら絶対読む。

京都が舞台なのも良かった。オシャレなショップ、四季を感じる街並み、京都弁…2人のデートがもっと描かれたら絶対映える。祇園祭とか鴨川デートとか、妄想が止まらない。表紙裏に描かれていた就活や同棲エピソードもめちゃくちゃ気になるし、「2人のその後」をもっと見ていたいと思わせてくれるパワーがある。

とにかく、「めちゃくちゃ顔がいいのに恋愛ヘタな男たち」の不器用な恋愛。攻めも受けも「こじらせてる」のに、愛されることを諦めきれてないのが、読んでてキュンキュンする。ワンコ攻めの健気さと、元ヤン美人受けの拗らせ具合。どっちも可愛すぎて、ページめくる指先が止まらなかった。

読後は「顔がいい…尊い…」しか出てこなくなって、ちょっと語彙力が死ぬレベル。年下ワンコ×美人元ヤン、ピュアなエロでじれじれしたい人は絶対読んで損なし！これは続編も待ったなしだなぁ…。