【レビュー】ROMEO 1|切なさ爆発!純情ビッチとドS右腕のエロエロ両片想いファンタジー

やあやあ、アラサー腐男子のダイキだよ!今回紹介するのは、わたなべあじあ先生の「ROMEO 1」。なんと、エロとファンタジーが絶妙にミックスされた、読んでて「萌えが限界突破!」って叫びたくなる作品なんだ。舞台は遺伝子操作で生み出された獣人族ライカンスロープたちが活躍するバトルファンタジーなんだけど、これがまたBL的おいしい設定の宝庫。隊長の光陽とその右腕ジェイドの、両片想いにもだもだしながら戦ってる様子がたまらない!しかも、光陽のえっちな性フェロモンや、「解毒=おせっせ」っていうエロ設定も盛り盛り…。でもね、意外とピュアな想いが切なすぎて、ちょっと涙腺にも来ちゃう。エロもストーリーもキャラも世界観も全部アツい、そんな「ROMEO 1」を、今日は全力で語らせて!

📝基本情報

作品タイトル:ROMEO 1

シリーズ:ROMEO

カップリング:獣人族 ✕ 獣人族

作者:わたなべあじあ 先生

出版社:マガジン・マガジン

出版年月日:2015/12/25

📖あらすじ

遺伝子組み換えによって生み出された獣人族「ライカンスロープ」は、驚異的な身体能力と人間離れした美貌、そして強烈な性フェロモンを持つ種族。そんな中でも希少種で、狩猟部隊の隊長を務める光陽は、幼い頃からそばにいた右腕のジェイドに長年片想い中。ただ、どれだけ求めてもジェイドは決して「最後の一線」を越えてくれない。任務や戦闘の度に体を張り合い、ときには特殊な解毒行為までするのに、素直になれない二人。しかも、光陽には過去に「番」と呼ばれる存在がいて、ジェイドもそのことを気にして踏み込めない。バトルあり、エロあり、だけど両片思いが超もどかしい…!恋と本能、そして運命に翻弄される二人の関係は、いったいどこへ向かうのか?

🌟おすすめポイント

  • 遺伝子改造で生まれた獣人たちの独自世界観が圧倒的に新鮮!
  • 受けの光陽がエロ可愛くて健気、ギャップ萌えがすごい
  • 挿入NGの両片想いがもどかしくて切なさマシマシ
  • バトル×エロの融合で画面がずっとカッコいい
  • イケメン&イケオジ揃いで脇キャラも魅力的

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

最初にページを開いた瞬間、ワクワク感が押し寄せてきた。だって、遺伝子改造で生まれた獣人族「ライカンスロープ」って設定からして、もう心が沸騰するやつじゃん…!しかも「性フェロモン」強めな受け・光陽と、その右腕で絶対挿入しない攻め・ジェイドの両片想い。これ、BL欲丸出しのファンタジー設定&もどかしさMAXな恋愛、両方味わえるというめちゃくちゃ美味しいやつ。

まず、光陽。見た目180cm!だけど周りがデカすぎて小柄に見えるという悲しみ。しかもこのビジュアルで112歳って、年齢詐欺にもほどがあるでしょ(笑)普段はゆるオバカな癒し系なのに、実は一途にジェイドのことだけを想い続けてるって…ギャップで刺されるやつ。ビッチ気質なのに本命には奥手、そこに萌えが止まらない。フェロモン巻き散らしてるのに本命相手にだけは禁欲とか、もういじらしすぎて応援せずにいられない。

ジェイドはその光陽の右腕。長髪イケメンで、表向きは「趣味じゃない」なんて言ってるくせに、実は光陽の番(=運命の相手)がいると勘違いして、自分から一線越えないように必死で自制してる。眠る光陽の頬にそっとキスするシーンとか、こっちの理性が溶けるレベルで甘い。どっちも自分の想いを伝えられず、でも好きすぎてたまらない…そんなピュア片想い状態がずーーーっと続くこの焦らしっぷり、僕の心臓の耐久テストがはじまったかと思った。

でも、この作品の真骨頂は「もどかしいのに超エロい」ところ!重強化の副作用でフェロモンだだ漏れの光陽が暴走しちゃうのをジェイドが「解毒」するんだけど、挿入はしない。素股や擦り合いだけなのに、ページが熱い。いや、ここまでくると逆にエロさ増してる説ある。しかも、普段節制してる光陽がたまに薬で理性飛んで他の男ともしちゃう…(でも基本的に例外)、そのあたりの倫理観のゆるさもライカンスロープらしくて面白い。

世界観も手抜きなし。人為的に生まれたライカンたちは、見た目は美形ぞろい、寿命長すぎてほぼ不死身、おまけに生殖機能はないけど性欲は強い。部隊の中の上下関係や過去の番制度、種族としての葛藤まで、しっかり作り込まれてるから読み応えがすごい。しかも説明が細かすぎて最初「頭に入らん!」って思っても、キャラが魅力的だからすぐに引き込まれて戻って読み直したくなる。僕も何度か戻った(笑)

あと、脇役もイイ!元番のイケオジ・ディアガとか、医師のイーラとか、みんなキャラ濃くて、それぞれのスピンオフが欲しくなるやつ。

「解毒=セックス」ってだいぶ攻めたBLならではの設定だけど、ギャグにせず超真面目に両片想いを描いてるから、読み終わるとエロスというより切なさと胸キュンが残るんだよね。光陽が「どうしてもジェイドと全部したい」って泣くシーンなんて、もう…こっちも泣きたくなった。

それにしても、こんなに濃いキャラと設定で、なおかつ話がしっかりしてるBLってそうそうない。僕なんて何回も読み返しては「心のち◯こ勃った」って言う人の気持ちがちょっとわかっちゃったもん…。だいぶ人を選ぶ世界観だし、最初の設定説明で脱落する人もいるかも。でも、そこ突破した人には、ガツンと刺さる一作って断言できる。

僕的には、光陽がもっと幸せになれる展開を猛烈に期待しつつ、ジェイドの頑なさがどう崩れていくのか、2巻以降も追いかける気満々。エロだけじゃない、切なさと世界観の重厚さ、そしてイケメンだらけの眼福…どれを取っても「神評価」間違いなしの名作だった!

🔍こんな人におすすめ

  • 獣人・ケモ耳設定のBLに弱い
  • 両片思いのもどかしい関係に萌える
  • 美麗なファンタジー世界観を堪能したい
  • エロも純愛もどっちも楽しみたい
  • 切ない恋心と不器用なキャラクターが好き

🛒 購入はこちら(Amazon)

ROMEO 1

ROMEO 1

ダイキのアイコン

ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

もっと詳しく見る