やっほー、ダイキです！今回は、やまやで先生の『お前のほうからキスしてくれよ』を読んだので熱く語っちゃうよ。はい、タイトルからしてすでに尊い予感しかしないやつ！経理部の上野と営業部の神田――職場じゃ「水と油」なのに、実は家ではこっそり友達以上…いや、まだ「友達」の2人が織りなす、じれじれリーマンBLです。職場の顔とプライベートの距離感、その狭間でモヤモヤする心情！社会人男子たちの繊細な恋模様、堪能してきたので、さっそく語ります！
基本情報
あらすじ
経理部の上野はきっちりした性格で、職場ではちょっと怖がられている存在。一方、営業部の神田は次期マネージャー候補のエースで、誰からも慕われるムードメーカー。でも実はこの二人、上野の家に神田が入り浸るほど、誰にも言えない親しい友人関係。ゲイである上野と、ノンケなはずの神田――「友達」でいたい気持ちと、募る恋心の間で揺れる二人の、じれったくも繊細な恋の駆け引きが始まる！
おすすめポイント
- 丁寧な心理描写でじわじわ距離が縮まる二人に胸キュン！
- 経理×営業という王道リーマンBL設定が萌える！
- ノンケ受け・神田の心境変化が自然で共感できる！
- 友情から徐々に恋へ変わる関係性がリアルで切ない
- 派手さはないけど、噛めば噛むほど味が出る“スルメ系”BL
- 上野と神田、どちらも好感度高めのピュアキャラ
感想・考察（ネタバレ注意）
ランキング上位だったので読んでみようかなーと思った作品！結果、大当たり！素晴らしい！パチパチ👏
これはまさに「じれじれ」BLの真骨頂。『お前のほうからキスしてくれよ』、まずタイトルからしてもう、じっとり焦らしてくるじゃないか…！と、ちょっと笑いながらページをめくった僕ですが、気づいたらページをめくる手が止まらないという、恐ろしい沼にハマってました。読了後、そのまま二周目行きましたよね。
最初はね、よくあるリーマンBLかな〜？と油断してたんですよ。経理部の上野と営業部の神田、仕事ぶりも性格も全然違うし、社内じゃ「水と油」扱い。なのに、実は家では神田が上野の家に入り浸るほどの超仲良し。ここ、まずギャップが可愛い。しかも神田はノンケで、上野がゲイだって知ってるのに、全然距離を置かずにグイグイくる。いや、無防備すぎてそりゃ上野も複雑になるわ。
この二人、もう最初から両片想いなのが読者には丸わかりなんだけど、本人たちが「友達」を貫きたくて、なんとも息苦しいくらいの距離感で過ごしてるのがたまらなくじれったい。上野が神田に「お前はタイプじゃないから何も起こらない」って宣言しちゃったせいで、神田はずっとモヤモヤ、上野も内心は好きなのに、過去の恋愛トラウマから自分にブレーキかけてる。その心の葛藤が、やまやで先生の丁寧な心理描写でひしひしと伝わってくる。
特に良かったのが、神田の「男を好きになる理由」にご都合主義な違和感がないところ。ノンケ受けってBL的にはロマンだけど、時に「なんで急に好きになるん？」ってモヤッとすることも多い。でもこの作品は、神田の孤独や家庭環境、上野との関係の積み重ねがきっかけになっていて、ちゃんと納得できる流れだった。父親にお金を無心されてる場面とか、それを見て何も言わずにそばにいてくれた上野の存在が、どれだけ神田の心に刺さったか…。あのシーン、静かなんだけどめちゃくちゃ響いた。
あと、上野の「報われない恋」を経験したゲイとしての自己防衛本能もリアル。好きな気持ちにフタをして、「友達」としての関係を大事にしようとする姿が切なすぎて…。神田が真剣な告白をするまで、どれだけ心の中で葛藤してたんだろうって考えると、もう…ね、泣く。
丁寧な心理描写、リアルな恋愛の痛みと喜び、そして不器用な二人が少しずつ歩み寄っていく過程に、何度も心を持ってかれた。読後、もう一回最初から読み直したくなるくらいには名作。リーマンBL好きはもちろん、じれじれ系が好きな人にも超おすすめな一冊だった！やまやで先生の商業誌これしかないのぉお！？もっと読みたいよー！！
こんな人におすすめ
- 社会人リーマンBLが好き
- じっくり丁寧な心理描写を味わいたい
- 両片想いのもどかしい関係にキュンとしたい
- ノンケ受×ゲイ攻の関係性に萌える
- ピュアで穏やかな空気感のBLを求めている
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お前のほうからキスしてくれよ
