やあやあ!アラサー腐男子のダイキだよ~。今日は2024年秋発売の『能美先輩の弁明』を読んでみたので、テンション高めに語らせて!いや~、不真面目でクズっぽいのに哲学愛はガチな能美先輩と、クールで超強気な後輩・瑛人くんの真逆バディ。なのに「魂の片割れ」を探すとか、設定がもう深すぎて脳みそまでとろけるやつ。哲学科BLって何?!って思った人、参考にしてみてね!
基本情報
作品タイトル:能美先輩の弁明
カップリング:後輩 ✕ 先輩
作者:大麦こあら 先生
出版社:光文社
出版年月日:2024/10/09
あらすじ
自堕落な大学生活を送る正孝は、教授に誘われて参加した読書会で、同じ哲学科のクールな後輩・瑛人と出会う。クソ真面目でゲイを公言し、人目を気にしない瑛人に興味津々な正孝。だらしなくも憎めない先輩と、魂の片割れを探す後輩。知と愛が交差する、哲学科男子ふたりのちぐはぐで深い恋の行方は――?
おすすめポイント
- 哲学科×BLという唯一無二の学科設定が斬新
- 超クール後輩×ゆるクズ先輩のギャップが最高
- 能美先輩の自堕落さと繊細さが絶妙に愛おしい
- 哲学談義が物語の深みと萌えを両立
- 感情を素直に伝え合うラストが心に刺さる
感想・考察(ネタバレ注意)
いや~、『能美先輩の弁明』、これはまじで“沼”案件。読み始める前は、ただのエロ重視なBLかと思いきや、哲学科BLという攻めすぎたコンセプトが全然浮いてないどころか、キャラの内面や関係性にしっかり深みを与えてるっていう…大麦こあら先生の手腕、恐るべし。
まず、能美先輩のキャラが突き抜けてる。大学生でタバコは吸うわ、パチンコ通いだわ、金欠だわ…自堕落すぎて、もはや「これ主人公でいいの?」ってツッコミ入れたくなるレベル。でも、そんな彼が哲学にかけては超優秀で、教授や後輩から一目置かれてるのがすごいリアリティ。だらしなさの中に知的な光がチラつく能美先輩、正直ずるい。僕も大学時代はサークル飲みでグダグダしてたけど、哲学本抱えて図書館徘徊できるイケメンにはなれなかったな…(遠い目)。
で、丹 瑛人くん!こっちはこっちで強火クール系後輩。最初から自分がゲイだと公言してて、人の目とか社会の空気とか、まるで気にしないスタンスが眩しい。しかも「魂の片割れ」に出会うためにカミングアウトしたとか…もう普通のラブの範疇じゃない。哲学科の“愛を知りたい”欲求がそのまま恋愛観に直結してるの、めちゃくちゃ良い。
二人の関係性がまた最高なんだよね。能美先輩の飄々とした余裕ある受けっぷり(でも内面は繊細)と、瑛人のまっすぐで不器用な攻め。ここぞという時にはちゃんと自分の気持ちを言葉にする瑛人が、もう…可愛い。そして何より、二人とも“愛とは何か”を考えながら関係を深めていくところが、ガチで哲学的。表面だけじゃない、心の奥で通じ合うような愛の描き方に、何度もじんわり来た。
脇キャラもまた良いんだよ。教授はかわいいし、メガネの先輩は妙に距離が近くてニヤつくし、ゲイバーのお兄さんの存在感が絶妙すぎる。あの人絶対何かあるでしょ…?って思わせる感じ、好き。
ラストの「二人なりの答えを見つけようとする姿勢」も、すごくこの物語らしくて、読後の余韻がすごい。哲学って、一生かけて考え続けるものだからこそ、こんな風に“考え続ける愛”を描くのって最高じゃん?
3周くらいしたけど、読むたびに発見があるタイプの作品。まじで出会えてよかった✨️
こんな人におすすめ
- 哲学科という珍しい学科設定のBLに惹かれる
- 自堕落だけど実は繊細な受けキャラが好き
- クールで真面目な後輩攻めにキュンとしたい
- 魂の片割れや運命的な繋がりにロマンを感じる
- 知的な会話や雰囲気のあるストーリーを楽しみたい
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能美先輩の弁明