やあやあ、アラサー腐男子のダイキです!今日はBLの名作として名高い『囀る鳥は羽ばたかない』第1巻を紹介するよ。ヨネダコウ先生の作品って聞いただけでテンション爆上がりなんだけど、この作品…マジで只者じゃない。ドMで変態、しかもヤクザの若頭・矢代と、無骨で一途な百目鬼の組み合わせが、もう最初から沼でした。人間の矛盾と業の深さ、しかもその中にほのかに漂う色気と哀しさ…読んでて心臓持っていかれそうになったよ。いきなりズシンとくるエロスと心理戦!そんじゃ、語らせてもらうね!
基本情報
あらすじ
ドMで変態、淫乱なヤクザ・矢代は、裏社会で若頭として冷徹に生きながらも、本音を決して見せない謎多き男。そんな彼の前に現れたのは、無口で不器用な元警察官・百目鬼。部下には手を出さないと決めていた矢代だけど、なぜか百目鬼には惹かれてしまう――でも百目鬼には矢代の誘いに応じられない理由があって…? 傷ついた二人が静かに惹かれ合い、矛盾だらけの関係が動き出す、濃密ヤクザBL。
おすすめポイント
- ドMで淫乱なヤクザ・矢代と元警察官の百目鬼の危うい関係性が唯一無二!
- 矢代の複雑で矛盾だらけの内面描写が圧巻
- 百目鬼の不器用ながらも誠実な真っ直ぐさが胸を打つ
- ストーリーの流れや伏線の張り方がまるで小説のように緻密
- 美しさと痛々しさが紙一重の大人BL、圧倒的な読後感
感想・考察(ネタバレ注意)
最初に「ヤクザ受けBLだよ」と友達に言われたときは、正直あんまりピンとこなかったんだよね。ヤクザモノは正直、普段読もうと思えなくて💦なんか怖いし、痛そうだし、イカついおじさんが出てくるのかな…とか勝手にハードル上げてた。でも、ヨネダコウ先生の作品だし…と手にとってみたよね。『囀る鳥は羽ばたかない』、これはもうジャンルを超えた“人間”の物語だった。
矢代、いやもう、こいつがやばい。ドMで変態、淫乱とかプロフィールだけ見たらやべーやつなんだけど、実際は本音を絶対に見せないクールガイ。しかも、会社(組)も仕切ってて金儲けもうまいから、普通にやり手なんだよ。でも、その完璧さの裏にとんでもない矛盾と闇がある。その矛盾がすごく「人間くさい」し、読めば読むほど、このキャラがどんどん深みを増してくる。もう気づいたら、僕も「矢代…!もっとお前のこと知りたい…!」ってなってた。闇が深いところも魅力のひとつ。
物語のもうひとりの柱、百目鬼。元警察官で、今は矢代の用心棒。こっちはこっちで無口で、見た目も堅物っぽいけど、中身はすごくまっすぐ。矢代が部下には手を出さないって決めてるのに、百目鬼には惹かれていく。だけど、この百目鬼、なんとセックスできない体質(イ◯ポ)という、これまたBL界でもレアな設定。でもさ、これがまたいいんだよね。ちゃんと過去に理由があって、そのせいで心にも体にも傷を抱えてる。その繊細さと誠実さが矢代の矛盾しまくりの“本音”に静かに響いてくる。
こちらの作品、現在(2025/5時点)9巻まで出ている長編作。なお、まだ未完。1巻ではキャラクターの人となりが丁寧に描かれつつ、物語が進行していく。今後につながる布石がたくさん打たれていて、人間ドラマの入口って感じ。テーマは重いし、好き嫌いは分かれるかもだけど、まずは1巻だけ、読んでから決めて欲しい。
こんな人におすすめ
- ヤクザものBLに惹かれる
- 複雑で矛盾したキャラクターが好き
- 心に傷を抱える二人の関係性に胸が熱くなる
- 心理描写が濃厚なストーリーを求めている
- 美しいけれど危うい主人公に惹かれる
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囀る鳥は羽ばたかない 1