【レビュー】これから俺は、後輩に抱かれます 2|激しすぎる後輩×クール年上のエチエチ無限ループ

やっほー!アラサー腐男子のダイキです!
今回紹介するのは、佳門サエコ先生の「これから俺は、後輩に抱かれます 2」。前作の時点で「あれ?この2人、エロのフルコース食べてません?」って思ったのに、2巻はさらに突き抜けちゃってて、思わず「どこででもやりすぎ!」ってツッコミ入れまくりだったよ(笑)。
社用車だろうがコテージだろうが、気持ちも体も止まらない2人の勢いがすごすぎて、もはやお仕事BLの皮をかぶったエロ特化BLみたいな仕上がりに。だけど、ただのエロじゃ終わらないのがこの作品の魅力!頑なな鳴海先輩の不器用さや、田那辺くんの一途さに、読んでてキュンが止まらなかった…。それじゃ、エロと純情が入り混じった2人の関係、早速語っていくよ!

📝基本情報

作品タイトル:これから俺は、後輩に抱かれます 2

シリーズ:これから俺は、後輩に抱かれます

カップリング:リーマン ✕ リーマン

作者:佳門サエコ 先生

出版社:リブレ

出版年月日:2021/09/09

📖あらすじ

後輩、田那辺から「一度だけ抱かせてください」と懇願され、その一夜で自分の気持ちに気づいた鳴海。晴れて恋人になった二人だけど、半年経っても鳴海は田那辺を自宅に招かず、心の距離はまだ近づき切れないまま。焦れた田那辺は、営業帰りの社用車で「なぜ家に呼んでくれないのか」と本音をぶつける。絶対に諦めない後輩の情熱と、頑なな鳴海の本心。どこでもイチャイチャが止まらない体から始まった関係と、なかなか寄り添えない心の温度差――。不器用で真っ直ぐな二人のリーマンラブ、今回はエロも心情もさらに全開!

🌟おすすめポイント

  • 社用車やコテージなど大胆すぎるシチュエーションが新鮮!
  • 身体の関係から心の距離を縮めていく不器用な二人が愛おしい
  • エロシーンが全編にわたって濃厚&フェチ感MAX!
  • 大人の男がどんどん可愛く崩れていくギャップがたまらない
  • 佳門サエコ先生ならではの美麗な絵とコマ割りが映える

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

もう、1ページ目から「あ、今回も圧がすごい…!」って感じで始まるんだよね。1巻であれだけ濃厚にやってたのに、2巻もさらに上をいく情熱と物理的な密着っぷり。こんなにぶっちぎりなエロとラブの洪水、いっそ清々しさすら感じる。

今回の舞台は、なんと社用車に始まりコテージまで(しかも勝手に借りてる)。そりゃ突っ込みどころ満載。「お前ら…仕事しろ!」って心の中で100回くらいツッコみたくなる。しかも会社からの連絡もガン無視してイチャイチャしてるし、社会人としてどうなん?って思うけど(笑)、でも読んでると「まあ、いっか」って許してしまう魔力があるんだよね。これはもう、エロの力というほかない。

でもただのエロ漫画に終わらないのが、佳門先生のスゴいところ。どこまでも身体の相性バッチリだけど、心はなかなか追いつかない…そんな二人の温度差がすごくリアル。田那辺くんは「一緒に住みたい!」って勢いよく攻めるけど、鳴海先輩は「いや、絶対ムリ!」と全力拒否。でもその理由が“身体が感じすぎて堪らないから”っていう、ちょっと可愛すぎない?エロいのに可愛い、そしてちょっと切ない。こじらせ片想いから始まった二人だけに、どうしても素直になれず、カッコつけたがるところが可愛らしいんだよなぁ。

あと、鳴海先輩のビジュアル。普段はクールな大人なのに、イチャイチャしてる最中はだんだんあどけない顔になっていく。そのギャップがたまんない。正直、最中にショタ顔化しすぎて「大丈夫?!」って心配になるけど、先生のフェチが全開で、そこも含めて味になってる。これ、好み分かれるとこだけど、僕は「年上の男前が無防備に崩れていくのってたまんねーな!」ってウキウキしてしまった。

エロだけじゃなくて、ちゃんと心の距離もテーマになってるのが偉いんだ。どれだけ身体を重ねても、まだまだお互いの本心を素直に全部見せられない。けど、そこに焦れてもどかしくなって、また求め合ってしまう。そのループが「恋の初期衝動」っぽくて、読者としてもニヤニヤせざるを得ない。そりゃもう、何度でも読める。

そして先生の絵の美しさ!ぶち抜きコマ割りでダイナミックに描かれる濃厚なシーンは、もはや芸術品。液体表現も飛び散ってて「もう何の液なのか分からん!」ってくらいだけど(笑)、ここまで振り切れてると逆に感動すらする。鳴海のまあるい可愛いお尻を鷲掴みにする田那辺の表情とかも本当にヤバい。夢中でページめくっちゃう。

前作はまだちょっと仕事してたのに、今回はほぼどこでもエッチ!で笑うしかない。もうちょっと仕事してる二人も見たかったなって思うけど、ここまで徹底されたら逆に潔い。たまには羽目を外してもいいよね…うん、まあほどほどに(笑)

描き下ろしでは、普段の週末の二人が描かれてて、ちょっとホッとする。けど「どうせまた無限エチループなんだろ!」っていうツッコミもセット。ラブラブで、でもまだどこか不器用な二人が、これからどんな風に心を近づけていくのか…その先も見たくなる終わり方だった。

まとめると、この作品は「エロくて可愛くて、潔く突き抜けたエンタメBL」。何も考えずにとにかく萌えたい、ぶっちぎりなエロスでドキドキしたい人に、全力でオススメしたい一冊!読後に「あー、楽しかった!」と素直に思える、まさに快作だと思う。

🔍こんな人におすすめ

  • とにかく濃厚なエロ展開を求めている
  • リーマンBLでひたすらイチャイチャする関係が好き
  • 年下後輩×年上先輩の組み合わせが推し
  • どこでも盛り上がっちゃうカップルが見たい
  • 身体だけ先行して心が追いつかない不器用な恋に萌える
ダイキのアイコン

ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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