やあやあ、BL好きアラサー男子ダイキです!今回は、異世界転移系BLの中でも「社畜精神」が炸裂しまくりの『異世界の沙汰は社畜次第 6』を紹介するよ!6巻にしてようやく…ようやく!二人の距離が近づいてきてる感じがたまらんのよ~。誠一郎の無自覚すぎる自己犠牲っぷりに「お前もうちょい自分を大事にして!」ってツッコミ入れつつも、そんな彼を全力で守ろうとするアレシュが健気でさ…読んでて思わず頬が緩む緩む。クールで無愛想な攻めがさりげなく嫉妬したり、筋肉ゴリゴリなのに年下っぽさ出したりするギャップも最高。しかも今回は取り合い展開まであって、イケメン司祭まで参戦してくるもんだから、萌えのカロリー消費が激しい…。BL要素もじわじわ濃くなってきて、目が離せない一冊になってるので、気になった人はぜひ続きも読んでみて!
基本情報
あらすじ
異世界に転移した社畜サラリーマン・近藤誠一郎。異世界で経理の腕を発揮しつつ、真面目すぎる性格が災いして、またもや身を危険にさらすことに。そんな誠一郎を命がけで助けようとするのは、魔獣討伐から戻ったばかりで満身創痍な騎士団長アレシュ。教会の儀式で発生した謎の異変、誠一郎を取り巻く取り合い模様、そしてだんだん素直になっていく二人の距離感――。「社畜精神」全開な誠一郎と、不器用な愛情をストレートにぶつけてくるアレシュのやり取りがたまらない!さらにイケメン司祭・シーグヴォルドも参戦し、三角関係(?)も加速中。事件の真相と、二人の関係の進展から目が離せない、癖になる異世界BL第6巻!
おすすめポイント
- 異世界転移×社畜サラリーマンという斬新な設定がクセになる!
- クールな騎士団長アレシュのヤキモチが年下らしくて可愛い。
- 主人公・誠一郎のブレない信念と成長がじんわり刺さる。
- ライバル司祭シーグヴォルドの目の保養っぷりが最高。
- じれじれ両片想いからの両想い成就に萌え爆発!
感想・考察(ネタバレ注意)
いやー、今回も誠一郎とアレシュの距離感にヤキモキしっぱなしだったよ。異世界BLの中でも「異世界の沙汰は社畜次第」って、単なる転生ファンタジーじゃなくて、ちゃんと“社畜”要素が物語の根っこにあるのが好き。6巻は教会編の続きで、誠一郎が経理マン魂を発揮する場面も多いんだけど、それ以上に人間関係のドラマが濃厚だった。
まず、アレシュの不調に誠一郎が心を揺らすっていう、これまで以上に二人の感情がぐっと近づく展開。アレシュが魔獣討伐からボロボロになって帰ってきて、それなのに即誠一郎の元に駆けつけるあのシーン…ああいう男気と愛情の直球なところ、たまらんよね。表情はいつも不器用で仏頂面だし、年下なのに騎士団長で…そのくせ誠一郎のために何もかも投げ出して飛んでくる。ギャップ萌えの権化だよアレシュ。しかも今回、やきもち焼く姿がチラ見えしてて、あんなデカい図体の男がちょっと拗ねてるの、可愛すぎる。ああ、こういうギャップに弱い僕です。
読者としては、前巻あたりから「アレシュ→→→誠一郎」って一方通行(いや実際は両想いなんだけど!)にモダモダしてた人も多いと思う。今巻でようやく誠一郎の気持ちがちょっと言葉や態度ににじみ出てきてて、ついにここまで来たか…って胸熱だった。二人とも自分の気持ちにはまぁまぁ気付いてるけど、まだお互いに明言できてない不器用さもリアル。しかも、エッチもしてるのに!そのくせ「まだ両想いじゃありません(読者からは丸見え)」って、作者のじらし作戦にまんまとハマってる僕。こういうジリジリ感が好きなんだよなー。
あと、今回特筆すべきはシーグヴォルド司祭のかっこよさ。主人公を身を呈して守る場面もあれば、普段は目の保養枠でしっかりイケメンやってる。しかも、攻めアレシュと主人公の誠一郎を巡って露骨な“取り合い”ムード。いやこれ、体が大変な時に不謹慎かもだけど、BL的にはご褒美案件でしょ!お見舞いに来た司祭が泣いちゃうとか、もうお前も攻略キャラかよ!ってツッコミつつ、目が離せなかった。読者的には、まさかの当て馬昇格(?)にドキドキ…今後どうなるのか、三角関係の可能性まで感じさせるのがニクい。
誠一郎の“社畜精神”も、今回はついに執事さんからビシッと注意入るシーンが。いやー、今まで無理して倒れては助けられるのループだったから「もっと休め!」って全読者が心の中で叫んでたと思う。執事さんナイス!でも結局、誠一郎の根本は変わってないんだけどね。そんな誠一郎に苛立ちつつも応援しちゃうのが、この作品の魅力かもしれない。
あと、物語の骨太さもちゃんとあるのがいい。誠一郎の経理アイデアが国を動かしたり、私塾プランとか、サラリーマンの知恵で異世界を良くしていく展開が地味に気持ちいい。王子や聖女といった脇キャラも成長していくし、「働くことの意味」や「自分の目で物事を見て考える大切さ」が随所に描かれてて、BLなのに社会派な一面もあるのは珍しい。
エッチシーンも、命を救うための行為だったり、二人の間で愛が深まる重要な場面になってる。事後の描写も控えめだけど、逆にそれが二人の心の距離感や、大人の余韻っぽさを感じさせてグッときた。誠一郎がアレシュの無事を何より喜んだり、アレシュも誠一郎のためなら自分を犠牲にしちゃいそうな勢いだったり、お互いどんどん変わっていくところも丁寧に描かれてて、読後の満足感が高い。
描き下ろし番外編もほのぼのしてて、メインのシリアス展開とのギャップが嬉しいオマケ。二人の日常が覗けるシーンは、「お疲れ様、これからもっと甘くなっていくのかな」と期待せずにはいられない。
とにかく、恋愛感情に名前を付ける前のじれったさ、周囲を巻き込んだ三角関係(?)、異世界×社畜×恋愛の絶妙バランス、どれも満足度高い一冊。次巻で教会編がどう決着するのか、二人の関係がどこまで甘くなるのか、楽しみしかない!この作品、読みながら「よく働き、よく萌える」を地で行く。さあ、また1巻から読み返すか…!
こんな人におすすめ
- 異世界転移×社畜設定のBLが読みたい
- クールな攻め×鈍感な受けの関係性が好き
- じれじれ両片想いから両想いになる過程を楽しみたい
- イケメン司祭など当て馬ポジにも萌える人
- 職業ものや社会改革系のストーリーも気になる
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異世界の沙汰は社畜次第 6