【レビュー】異世界の沙汰は社畜次第 5|騎士×社畜、すれ違いも胸キュン急加速!

やっほー、アラサー腐男子ダイキだよ!「異世界の沙汰は社畜次第 5」の魅力を熱く語っていくよ~!いや~、この第5巻、ついに誠一郎が自分の気持ちに気づき始めちゃって、読んでるこっちまでムズムズドキドキ。手紙ひとつで胸ギュンとか、何そのピュアな反応…僕もその手紙が欲しいぞ!教会での仕事やら、魔獣やら、癖の強いサブキャラやら、異世界のややこしさも健在だけど、それを淡々とこなす社畜魂にも思わず笑っちゃう。BLとしての進展もさることながら、物語としても濃厚で、ページめくる手が止まらなくなるやつ!美麗イラストに眼福しつつ、2人の関係のもどかしさにニヤニヤが止まらない…アレシュ様、攻めとして優秀すぎん?! 異世界×社畜×BLの奇跡の化学反応、5巻でも体感して~!

📝基本情報

作品タイトル:異世界の沙汰は社畜次第 5

カップリング:騎士 ✕ リーマン

作者:采和輝 先生

出版社:大橋キッカ

出版年月日:2023/12/01

📖あらすじ

異世界に突然転移してしまったサラリーマン、近藤誠一郎。彼は現在、教会に出向しながら瘴気浄化の調査に励むが、今回はついにアレシュと初めて離れ離れに。遠征に出たアレシュが危険な魔獣討伐に挑む一方で、誠一郎は教会の内部事情や御神体のナゾに頭を悩ませる日々。会えない時間が二人の想いをどんどん募らせていくなか、アレシュからの手紙に胸を焦がす誠一郎の反応は必見。淡々と仕事に向き合う元社畜の誠一郎だけど、心にはいつの間にかアレシュの存在が大きくなっていて…。異世界の厄介な問題や教会のゴタゴタに巻き込まれながらも、二人の距離がじわじわ縮まっていく様子に胸キュン間違いなし!描き下ろし番外編も収録で、ますます目が離せない一冊。

🌟おすすめポイント

  • 異世界転移×社畜というユニークな設定が光る!
  • 仕事人間・誠一郎と異世界騎士アレシュのじれじれ距離感に胸キュン
  • 手紙や名前呼びなど、繊細な心情描写で萌えが爆発
  • 教会のミステリアスな雰囲気&サブキャラも個性豊か
  • 美麗な絵柄とリアルな魔獣描写がファンタジー感を盛り上げる

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いや〜今回も「異世界の沙汰は社畜次第」、めちゃくちゃ良かった。読む前から「この二人、そろそろ何か進展あるんじゃ…?」ってソワソワしてたんだけど、まさにドンピシャで心の距離がギュッと縮まった感じが最高だった。

まず、誠一郎くん。異世界に放り込まれても結局仕事人間なのは相変わらずで、教会でも経理の立場からどんどん問題を解決していくあたり、もう社畜スキルが異世界でも無双してる(笑)。でも、今までアレシュ→→→←誠一郎、みたいな一方通行感が強かった中で、ついに誠一郎のほうにも自覚的な「←」が現れたのが、読者としてはめちゃくちゃ刺さる!

特に、アレシュが遠征で離れる展開。離れるほど想いが募るって、王道だけどやっぱり効くね…。アレシュからの手紙で「私が傍にいると想って眠りなさい」なんて書かれちゃって、誠一郎がそれを胸に抱きしめて寝るシーン、こっちまで「やっと受けが恋してる…!」って叫びたくなる可愛さ。今までクールだった誠一郎が、名前呼ばれてドキッとしたり、自分の気持ちに戸惑ってるのがダダ漏れで、いい意味でBL的萌えが爆発してた。

もちろん、アレシュも相変わらずイケメンだし、誠一郎に対しては一途で真面目。番外編の、みんなに隠れてそっとキスするところとか、もうニヤニヤが止まらなかった。しかも普段はクールなのにたまーに見せる笑顔で、誠一郎が照れちゃうとか…ラブコメのお手本か?って言いたくなる。

世界観も抜群で、今回の教会編はちょっと説明多め&キャラ多めで読んでて「あれ、今誰の話だっけ?」って一瞬混乱する瞬間も正直あった。でも、その分異世界のディテールがしっかり描かれてて、単なる恋愛ものじゃない重厚さもあって、物語全体がグッと引き締まってる感じ。誠一郎が自分の意志で革命児になるんじゃなく、あくまで「仕事」として合理的に対処してるだけなのに、結果的に世界に変化をもたらしていく流れも良いアクセント。

あと何気にサブキャラも個性豊かで、少年セリオの敵意バリバリなところとか、「異世界の専門バカ」な大人たちの振る舞いも面白い。

それにしても、作画の采和輝先生、絵が本当に美しい。特に誠一郎の色白&メガネ姿、ただでさえ守ってあげたくなるのに、今回は感情が表に出てきてさらに可愛さ増し増し。描写も繊細で、魔獣のイノシシさんとか動物もリアルで、細部まで手抜きなし。動物好きの僕としては、謎にテンション上がった!

ただ、ここまで来て「え、ここで終わり…?」っていう、もうちょっと踏み込んだ展開が見たかった気持ちも少し。めちゃくちゃ良かったんだけど、教会での話がやや長く感じたのと、BL的イベントが一気にきたからこそ盛り上がったけど、さらに先が欲しい〜っていう焦らされ感も残った。でもこれはもう「次巻に期待!」ってやつかな。

ちなみに、お約束ですがエロ描写はナシ。でもだからこそ、余計に二人のもどかしい距離感が際立ってたし、BL初心者にもオススメできる清潔感のある一冊だった。

まとめると、今回は誠一郎の「心の動き」にスポットが当たってて、ずっと見守ってきたアレシュとの関係にやっと明るい兆しが!王道異世界BLだけど、丁寧な心理描写と美麗な絵、個性的なキャラが盛り上げてくれて、社畜能力は異世界でも健在っていうギャップも楽しい。控えめに言っても、次巻が待ちきれません…!

🔍こんな人におすすめ

  • 異世界転移×社畜設定のBLにワクワクする人
  • 丁寧な心情描写でじわじわ距離が縮まる関係が好きな人
  • 仕事に真面目な主人公を応援したい人
  • 絵が美麗な作品で眼福を味わいたい人
  • 濃厚なえっちシーンより心の萌えを重視する人

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異世界の沙汰は社畜次第 5

異世界の沙汰は社畜次第 5

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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