【レビュー】異世界の沙汰は社畜次第 4|騎士団長×社畜、異世界で加速する同居ラブコメ

どうも!アラサー腐男子のダイキです!
「異世界の沙汰は社畜次第 4」を紹介していくよ。いやー、今回は新章突入で、期待以上のドタバタ&キュンがてんこ盛り。サラリーマンの誠一郎くん、命を懸けて異世界の厄介ごとに真面目に首突っ込んでるのに、同居させられたり、騎士団長アレシュに物理的にも精神的にもグイグイ距離詰められるという…社畜スキル、ここで発揮?!みたいな展開が最高!相変わらず「そういう」シーンは控えめだけど、アレシュの「効率的」アプローチがじわじわ攻めてて、これ絶妙な萌えポイント。描き下ろしの2人入浴エピも、こっちまで顔がゆるむ可愛さ!というわけで、今回もイチャイチャと論破合戦が絶妙バランス。読後のニヤニヤ保証します!

📝基本情報

作品タイトル:異世界の沙汰は社畜次第 4

シリーズ:異世界の沙汰は社畜次第

カップリング:騎士 ✕ リーマン

作者:采和輝 先生

出版社:大橋キッカ

出版年月日:2023/03/01

📖あらすじ

異世界に転移してしまったサラリーマン・近藤誠一郎。日本で鍛えた社畜スキル(経理処理力!)を武器に、なんとか異世界でサバイブ中。今回は“聖女召喚計画”の本当の目的、「魔の森の瘴気浄化遠征」に同行することに!命がけの任務に挑む近藤を、クールだけど内心デレデレな騎士団長アレシュが全力で守る。ピンチを共に乗り越え、じわじわ距離が縮まる二人だけど、なぜか「同居」までスタート?!しかも理詰めで同棲を提案するアレシュに、まさかの納得顔の近藤。物理的距離はゼロになったけど、心の距離はどうなるのか。描き下ろし番外編「二人の温度は湯浴み次第」では、二人でお風呂…だけどエロは控えめ、むしろほっこり。異世界×社畜×じれじれBL、いよいよ新章突入!

🌟おすすめポイント

  • 騎士団長×サラリーマンという異色の異世界カップリングが新鮮
  • 主人公の社畜スキルで異世界の大人たちを論破していく爽快感!
  • 受けが実は攻めの好意に早くから気づいていた大人の駆け引き
  • 同居&お風呂シーンで物理的距離がぐっと縮まるドキドキ展開
  • 派手なエッチシーンは少なめだけど、じわじわ進む心の距離感がたまらない

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

やっぱり異世界転移×社畜BLって、なんだかんだでクセになるジャンルだなぁと改めて実感。『異世界の沙汰は社畜次第 4』、今回もめちゃくちゃ楽しく読ませてもらいました。采和輝先生の描く誠一郎とアレシュのやりとりが、毎回絶妙にツボを突いてくるんだよね。

まず今回の目玉イベント、「魔の森の瘴気浄化遠征」。これまでのシリーズで積み重ねてきた二人の距離感が、ここで一気にグッと近づく感じがたまらない!命がけのシチュエーションで、アレシュが誠一郎の盾になる姿…いや、男でも惚れてまうやろ案件。アレシュの「ネコ科大型獣、中身は犬」っていう例え、激しく納得。見た目はクールで、でも誠一郎のことになるとしっぽ振りそうな勢いで尽くしちゃう感じ、ズルい。しかも今回はもう隠す気もなく「好き!」って雰囲気丸出しで、読んでるこっちもニヤニヤが止まらなかった。

一方で誠一郎、今まで攻めの気持ちに鈍感キャラかと思いきや「実は早い段階で気付いてた」っていう大人の余裕(というかズルさ?)が発覚するのも良い。ここで一気に受けの魅力が爆上がり。自分の置かれた立場とか状況を冷静に分析しつつ、ちゃんとアレシュの気持ちも受け止めてる。無自覚天然受けじゃなくて、ちゃんと自分の中で考えてる大人な受けって、個人的にかなり刺さる。

そして今回のもう一つの注目ポイントは、誠一郎が異世界の会議で大暴れ…いや、論破無双するシーン。経理課の優秀社畜だった経験が、まさか異世界で役立つとは。経費の比較とか、費用対効果とか、BLに出てくるワードじゃないだろ!って思いつつ、これがまた不思議と熱い。異世界のゴーマンな王子も、ガチガチの頭のおじさんたちも、全部スパスパっと論破していく誠一郎、めちゃくちゃカッコイイ。間違いなく今巻のベストシーンの一つだと思う。

あと、今回から同棲(同居?)スタートってことで、物理的にも距離がどんどん縮まっていくのが嬉しい。アレシュが新居を買って、さりげなく誠一郎を引き込む流れ、「効率的だから」とか理由づけしてるけど、絶対それだけじゃないだろ!ってツッコミたくなる。お風呂イベントもあったし、まだエチシーンはキス止まりだけど、こう…「今後に期待!」って感じでBL的栄養はしっかり補給できました。逆にじらしてくるこの感じ、嫌いじゃない…むしろ好き。

ただ、今回から登場した生意気な中坊(教会のガキ)にはちょっとイラッときたかも。まあ、ストーリー上必要なスパイスだとは思うけど。あと、聖女ちゃんも涙を見せたりして、「ああ、彼女も高校生なんだよな…」と現実味が増して、ちょっと切なくなったり。BLってつい主役二人にだけ感情移入しがちだけど、こういうサブキャラの背景描写がしっかりしてるのも、作者さんの力量だと思う。

番外編の「二人の温度は湯浴み次第」もたまらなく良かった。お風呂シーンなのに、決してエロ方向に走らず、二人の空気感でほっこりさせてくれる。大人同士の、淡くてじんわりした距離感って、年齢を重ねるほど沁みるんだよね、わかるよ誠一郎…。

全体を通して、社畜としてのアイデンティティや、異世界のルール、恋愛感情、家族や国に対する責任感…いろんな要素が複雑に絡み合ってる。それでも誠一郎とアレシュ、それぞれの「幸せ」の形を探してぶつかって、歩み寄っていく。この不器用さと真剣さのバランスがめちゃくちゃ好きだ。

まだ「付き合ってない(?!)」っていう微妙な関係だけど、物理的な同居で心の距離もどんどん縮まっていく二人。このもどかしい進展のペースがたまらなく心地良い。派手なエロはなくても、日常の中に潜むドキドキと、じわじわ高まっていく感情の波。それこそが、僕がこの作品にハマる一番の理由かもしれない。

とにかくアレシュ、今後もどんどん攻めていってくれ!誠一郎も、もうちょっと素直になってあげて!そんな気持ちで、早く次巻が読みたくて仕方ない。やっぱり異世界BL、最高だな。

🔍こんな人におすすめ

  • 異世界転移×社畜サラリーマン設定が好き
  • 騎士×サラリーマンの主従関係にときめく
  • 論理的に問題解決していく受けが好き
  • ラブ控えめ、じれじれ系の関係性が好み
  • コミカルな異世界の日常も楽しみたい
  • 攻めの真っ直ぐな不器用さに萌える

🛒 購入はこちら(Amazon)

異世界の沙汰は社畜次第 4

異世界の沙汰は社畜次第 4

ダイキのアイコン

ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

もっと詳しく見る