やあ、ダイキだよ!今日は、うすいしっぽ先生の人気シリーズ「続・ずるい男に拾われました 3」を読んできたから紹介しちゃうよ~!このシリーズ、毎回「もう好きが溢れて止まらん!」ってなっちゃうんだけど、今巻もやっぱり最高だった…。葉月さんという、ダメなのに妙にカッコいい大人と、ちょっと自信なさげな家出少年・真くん。ふたりの関係がじわじわ進展してて、読むごとに「今度こそ、どっちが先にちゃんと好きって言うの!?」ってソワソワしてしまうんだよね。しかも今回、二人にまとわりつく怪しい男女が登場して、シリアスな空気も流れるんだけど、それなのに笑いもほんわか温かさもたっぷり。葉月さんのダサさすら愛おしいし、真くんがどんどん成長していく姿も見逃せない。BL初心者にも安心してオススメできる、安心ほっこり&時々スパイスな一冊だよ!
基本情報
あらすじ
葉月と真、ひとつ屋根の下で暮らすふたりのもとに、謎めいた男女・怜と実加が不穏な動きを見せ始める。実加が残していった「優しくされたら、誰でも好きと勘違いする」という言葉に、真は自分の気持ちを疑い不安を募らせるけれど、身の危険を感じたことから葉月の家へ戻ることを決意。葉月は怜と直接対峙しながら、真の支えになろうと奮闘する。人付き合いが苦手だった真も、葉月やその仲間たちとの交流を通して少しずつ心を開きはじめ、「支えられるだけじゃなく、支えたい」と思うように――。甘やかしたいダメ大人・葉月と、トラウマ持ち家出少年・真の不器用で愛おしい関係は、悩みやトラブルと向き合うことで、さらに深まっていく。
おすすめポイント
- トラブルを乗り越えながら深まる葉月と真の関係性が尊い!
- 笑いと温もりが同居する、読んでいて心がぽかぽかする展開
- 真の成長と「支えたい」という前向きな気持ちに胸キュン必至
- 葉月のお調子者っぷり&周囲の個性的キャラが癖になる
- 会話多め&生々しい感情が伝わるエッチシーンが最高
感想・考察(ネタバレ注意)
いや~今回も「続・ずるい男に拾われました 3」、読み終わったあと、しばらくニヤニヤが止まらなかった僕です。葉月と真、相変わらずのラブラブっぷりに癒やされつつ、でも今回は今までで一番“ザワつく”展開があった気がするんだよね。
まず、例の怪しすぎる男女、怜と実加。この2人の不穏な動き、僕も読んでて「おいおい、どこまで介入してくるんだよ」って突っ込みたくなった(笑)特に実加の「弱ってるところを助けてもらって優しくされたら、誰でも好きだって勘違いする」って言葉、えぐい。真がそれを気にしちゃう気持ち、めちゃくちゃリアルじゃない? 自分の気持ちが本物なのか、それとも依存なのか。真の不安、グサグサ刺さる。僕も過去に似たような感情抱いたことあるから、なかなか他人事とは思えなかったな。
でも、そんな不安を抱えながらも、真が葉月の家に「帰ってくる」選択をするのがめちゃくちゃ良い。もうこの時点で、真は自分の居場所を葉月の隣に見つけてるんだよね。彼がだんだん自信を持って、「好き」って言葉にできるようになった過程、毎巻ジワジワ成長してる感じがして、読んでてこっちまで誇らしくなっちゃう。
で、葉月。大人になりきれないダメなところと、包容力MAXなところのギャップが本当に愛おしい。やたら呑んべぇだったり、古臭いギャグかましたり、真の頭にtnk乗っけて「ちょんまげ」とか…もう、どこの昭和だよ!って突っ込みたくなるんだけど、それが逆にクセになるんだよな~。ダサいのに、なぜかカッコいい。それってズルいよ葉月さん。
今回もふたりのイチャイチャは健在で、エッチシーンもやっぱり最高。単なるエロじゃなくて、お互いの距離が確実に縮まったんだなって伝わる会話や、真の表情の変化がめちゃくちゃリアル。葉月が真を溺愛してる感じも出まくってて、でも真もただ守られるだけじゃなく「自分も支えたい」って思い始めてるのが、もう…! ただの受け身キャラじゃなくなってきてるのが、BL好きとしては嬉しいポイント。
あと、今回個人的にツボだったのが、葉月の地元感というか、友達やご近所付き合いの温かさ。特にテツオファミリーとの交流、まさかの長女の胸キュンまで描かれるとは思わなかった(笑)バナナ大好きな次女のみくちゃんも可愛いし、脇役たちが作る空気感が、真にとって「居場所」になっていく感じがじんわり伝わってくる。ダブルベッドと炊飯器、真の手料理カレー…そんなささやかな日常が、2人の絆を確かに強くしていくんだなぁと実感。
ただ、ストーリー進行は相変わらずスローペース。でもこのゆるさが「ずるい男」シリーズらしさなんだよね。テンポが遅くても、飽きずに毎回読みたくなるのは、葉月の小ボケや真のリアクション、さりげない優しさ、そしてふたりだけじゃなく周囲も含めて「温もり」がしっかり描かれてるからだと思う。ときどき急に昭和臭いギャグが挟まるのもご愛敬(笑)。僕はそういうのも込みで好き。
それにしても実加の問題、ひとまず「存在が明かされた」段階だけど、完全に解決した感じではなさそう。まだまだ二人の周囲には不安材料が残ってて、そこが逆に今後どう転ぶのか気になって仕方ない。あと、今回は真の名字が明かされたり、葉月の両親の事情なんかも今後出てきそうな気配があったりで、まだまだ未回収な伏線も盛りだくさん。
何より、シリアスな場面もあるのに、読後は必ずと言っていいほど「あ~癒やされた」「もっと2人のイチャイチャ見たい」って思わせてくれるのがこの作品の強みだと思う。ハートウォーミングな優しさと、ちょいちょい挟まる笑い。読めば読むほどクセになるんだよな~。
とにかく、今巻も大満足。真の「好き」が聞けるようになった成長、葉月の変わらぬ包容力、2人の未来にワクワクしながら、次巻を全力で待ちたいと思います!このふたり、ずっと見ていたい!!
こんな人におすすめ
- じわじわと進展する同居BLが好き
- 大人×家出少年の関係性に萌える
- テンポはゆっくりでも会話や空気感を楽しみたい
- ギャグとシリアスのバランスが絶妙なBLが読みたい
- 愛情表現たっぷりの濡れ場が好き
- 不器用だけど包容力のある攻めキャラに惹かれる
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続・ずるい男に拾われました 3