やあやあ、アラサー腐男子のダイキだよ!今回は筋先生の『あまえるケダモノ』を紹介しちゃうよ~。文科省エリートの冴木さんが実はノンケ童貞を食い散らかすビッチだったり、潜入調査先で出会ったチャラ男(しかも生徒会長!)にまんまと弄ばれたり…と、もう最初からツッコミどころ満載。いや待って、エリート同士の火花バチバチなセックスゲームとか、僕の脳内沸騰案件なんですけど…?!しかも、ただのエロ展開に留まらず、キャラがしっかり人間味あって、笑えるやりとりも満載!ギャグもエロも知的要素もてんこ盛りで、読後はなんだか元気出ちゃうんだよね。そんなわけで、冴木と本城の欲望むき出しバトル(?)に、思いっきり巻き込まれてみてほしい!
基本情報
作品タイトル:あまえるケダモノ
カップリング:高校生 ✕ 教師
作者:筋 先生
出版社:Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
出版年月日:2017/09/16
あらすじ
文科省でバリバリ働くエリート官僚・冴木は、実はノンケ童貞専門の超ビッチな裏の顔を持つ男。そんな冴木が、上司から名門男子校への潜入調査というお仕事を命じられる。ターゲットは、次期交換留学生候補として注目されている生徒会長の本城圭。童貞パラダイスに期待を膨らませる冴木だけど、クラブで謎のチャラ男と一夜を共にしたことで、まさかの受け身を体験してしまう。翌日、学校で出会った本城が、そのチャラ男と同一人物と知り大ショック! 秘密を握られた冴木は、本城と1年間の“セフレ契約”を結ばされることに。最初は肉体関係だけだった二人が、次第に本音や本性をさらけ出し、エリート同士のプライドと欲望をぶつけ合っていく――大人の駆け引きと学園コメディ、そしてたっぷりのエロが詰まった一冊。
おすすめポイント
- エリート×エリートの意外な裏の顔バトルが最高に萌える!
- 冴木のビッチだけど人間味あふれるキャラがクセになる
- チャラ男に見える本城の努力家なギャップがたまらない
- 知的なストーリーとエロスが絶妙に融合した濃厚展開
- ギャグや学校ネタも多く、笑いながら読めるコメディ感
感想・考察(ネタバレ注意)
冴木と本城、この二人のエリート同士のセックスゲーム、想像よりずっと良い意味で裏切られた…!正直、あらすじ読んだ段階では「童貞漁りのビッチ vs エリート高校生」ってどれだけドロドロした話になるんだろうと思ってたけど、蓋を開けてみたらむしろ「人間臭さ全開」というか、キャラクターのリアルな部分がガッツリ描かれていて、妙に共感できるシーンが多いんだよね。
まず冴木。文科省勤務のエリートって超お堅いイメージあるのに、裏ではノンケ童貞ばかり喰い漁ってるっていうスーパーギャップ。しかも「超絶ビッチ」ってキャッチコピーだけど、ただのビッチじゃなくて、自分の欲望にも正直に生きてるところが逆に潔くて好感持てる。しかも彼、ただのノンケ童貞ハンターじゃなくて、妙に人の裏を読んだり、相手の心の隙間をちゃんと見てたりするんだよね。それがただのエロ担当にならない理由だと思う。
そして本城。最初はチャラいし、「おいおい絶対遊び人だろ」って思ってたら、実はめちゃくちゃ努力家で、ちゃんと年齢相応の弱さや可愛さも見せてくる。生徒会長でエリートって聞くと、どうしても「出来すぎキャラ」になりがちだけど、筋先生はそこを上手く裏切ってくれて、だんだん素の本城が見えてくるのが面白い。しかも彼、ただのセフレ契約で終わらせず、ちゃんと冴木に惹かれていく理由が描かれているから、単なる「エロ要員」じゃないのが良い!
ストーリーもただのイチャイチャじゃなくて、情報省のエリートが潜入調査のために高校教師になるっていう、なかなか現実味のない設定なのに、キャラのやり取りや学園内の「あるある」ネタ、ギャグ要素がちょこちょこ挟まれてて、それが絶妙なスパイスになってる。特に冴木の上司の局長が良い味出してて、二人だけじゃなくて周囲のキャラも魅力的。あとエリート×エリートの設定が、意外と「普通のカップル」っぽい距離感を生み出してるのも面白い発見だった。肩書きはバリバリなのに、実際はどちらも裏の顔があって、妙に等身大なやり取りが微笑ましい。
エロは期待を裏切らず濃厚(笑)「汁っけ多し」って口コミがあったけど、ほんとその通りで、ここぞとばかりに描き込まれてる(´艸`) 冴木が積極的で肉食系なので、よくある「いやいや受」みたいなダルさもなく、むしろ攻め(本城)が翻弄されるシーンもあって新鮮。ギャグ要素も多めだから、エロとコメディのバランスが絶妙で、変に重くならずにサクサク読める。個人的には、二人のセックスシーンが単なる「お約束」じゃなく、ちゃんと関係性の変化やお互いの本音を伝え合う場面になってて、読後感もしっかりあるのが好印象!
描き下ろしで卒業後の二人のバカップルっぷりが見られるのも最高。セフレから始まって、だんだん恋人に…っていう王道展開だけど、「好きになる理由」の描写がしっかりしてるから、納得感があるし、成長した二人のやりとりは微笑ましくてニヤニヤしちゃう。
全体的に、「型にハマった攻×受」じゃなくて、ちゃんと人間らしさが滲み出てる二人のやり取りが、この作品の一番の魅力だと思う。それでいて、筋先生らしい知的な駆け引きとエロの絶妙なコンビネーションが味わえるから、読み終わった後「これぞBL!」って叫びたくなる。冴木と本城のやりとりをもっと見ていたくて、続編出してほしい…と心から思った。
こんな人におすすめ
- エリート同士の駆け引きBLが好き
- ビッチ受けが身体から恋に落ちる展開が好み
- ギャグやコメディ要素のある作品が読みたい
- 学校行事や男子校ネタで盛り上がりたい
- 裏表のあるキャラ同士の関係性に萌える
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あまえるケダモノ