やっほー、アラサー腐男子のダイキだよ!今回は「異世界の沙汰は社畜次第 2」を紹介するよ!前巻に引き続き、社畜×異世界っていうカオス感。どこ行ってもお仕事から逃れられない社畜魂…いや、これ、現代サラリーマンの心に刺さるやつじゃん!?しかも、魔力酔いで命の危機になっちゃう主人公・近藤と、世話焼き年下イケメン騎士団長・アレシュの関係が、なんだかんだでBL的急接近(?)だけど、まだまだ恋愛には遠い感じがもどかしくて、逆にキュンと来ちゃうのよ。アレシュが必死に近藤の世話を焼く姿がいとおしいし、「年下は恋愛対象じゃない」って言われてしょんぼりするアレシュには、お兄さん(僕)が肩をポンと叩いてあげたくなる…。コミカルなやりとりも多くて、仕事ネタで笑わせてくるこのシリーズ、疲れた大人にこそ読んでほしい!って思ったので早速紹介してくね。
基本情報
あらすじ
平凡なサラリーマン・近藤誠一郎は、突然の聖女召喚に巻き込まれ、異世界でまさかの社畜生活を続行中。せっかく転移したのに、相変わらず仕事に追われ、ついには栄養ドリンクの副作用で「魔力酔い」という生命の危機に…。そんな彼を救ったのは、クールで無愛想だけど実は世話焼きな騎士団長・アレシュ。魔力酔いを治すための“魔力馴染ませ”という名目で、アレシュに抱かれることになった近藤だけど、それが二人の関係に予想外の変化をもたらしていく。仕事への情熱が異常すぎる社畜な主人公と、彼にどんどん惹かれていく年下騎士団長。お互い不器用で、まだまだ恋愛未満な距離感だけど、異世界のドラマとちょっぴり笑える掛け合いがクセになる、じれキュン異世界BL第2巻!
おすすめポイント
- 異世界×社畜という一風変わった設定が斬新!
- 世話焼き年下攻め・アレシュの不器用な可愛さが炸裂
- 仕事に人生を捧げる受け・近藤の社畜っぷりがギャグ要素満載
- 「魔力を馴染ませる」ためのキス展開にドキドキ
- ドキドキシーンは少ないけど、じわじわ距離が縮まる二人にニヤニヤ
- 丁寧なストーリー進行とテンポの良い掛け合いが読みやすい
感想・考察(ネタバレ注意)
いやー、今回も近藤さんの社畜っぷりが炸裂してて、開幕から「おまえそこまで仕事したいんか!」ってツッコミたくなる展開に笑ってしまった。異世界に飛ばされたってのに、「獄中じゃさすがに仕事ができない!」って台詞がもう…どんだけ会社人間なんだよ。こういう、現代日本の社畜スピリッツを異世界で全力発揮する感じ、僕は嫌いじゃないです。むしろ「エナジードリンク飲ませろ」って医務室でゴネてる大人とか、リアルにいたら困るけど、漫画だと本当笑える。
それでいて、今回ついに「魔力酔い」って新しい問題勃発。栄養剤(まんまエナドリだよね、あれ)飲んで倒れちゃうんだけど、救ったのが例の第三騎士団長アレシュ。最初は仏頂面で他人に興味なさげだったのに、もう近藤のことになると世話焼きの度合いがえげつなくなってるのが可愛い。みんな言ってるけど、「年下は恋愛対象じゃない」発言をいちいち気にしまくるアレシュが最高。あの一言をずっと引きずってるの、恋する男子かよ!って感じで、読んでるこっちがニヤニヤ。
ただ、相変わらずBLとしては発展途上というか…正直、ふたりとも体はまあまあ距離近めなのに(魔力馴染ませるためのキス2回とか!)、心はまだ追いついてない感じ。というか近藤さん、全然恋愛脳じゃなくて、あくまで「魔力問題の解決策」って顔して受け入れてるのが面白すぎる。仕事>恋愛のスタンスが徹底してて、むしろここまで貫かれると清々しい。逆にアレシュはどんどん近藤にのめり込んでて、その片思いっぷりが読者をじれったくさせてくる。年下攻めの世話焼き、個人的に大好物なので、もっと報われてくれ〜って応援したくなるんだけど、近藤が全然なびかないのもそれはそれで面白い。
新キャラの医務局長も良いスパイス。エナドリ欲しさに診断をごねる近藤とのやり取りとか、完全にギャグ路線で、シリアスになりすぎないのが読みやすくて好き。この作品、根本はギャグ・コメディだけど、ちょっとずつ関係性の進展もあって、絶妙なバランス感覚だと思う。
気になる点としては、やっぱり「聖女」ポジの女キャラがアレシュにグイグイ来るところ。BLに女キャラが絡むと「ウッザ…」って思う人もいるだろうけど、個人的にはそこまで苦手じゃなかった。むしろ、この三角関係(?)も物語を引っかき回してくれて楽しい。あと、えちシーンがまだないので、「濃厚なBLが読みたくて買った!」って人には肩透かしかも。ただ、キスとか、アレシュの恋愛感情の矢印がどんどん濃くなってきてて、「ここからどう落としていくんだろう?」ってワクワクする。
そして、何よりこの2巻で面白いのは、アレシュの変化。最初は冷たい、他人に無関心な男だったのに、近藤にだけは異常なまでに執着してるのが伝わってくる。近藤が無自覚に「年下は恋愛対象じゃない」とか言った時のアレシュのショック顔、あれはもはや萌えのご褒美。普段クールな奴が、好きな人の前では動揺しまくりって、王道だけど最高なんだよなぁ。
番外編の「社畜の運命は部下次第?」も、タイトルからしてすでに面白い。近藤の社畜精神がどこまでも健在で、上司・部下コントが異世界で繰り広げられるの、「なんで異世界でもそこまで働くの!?」ってツッコミつつ、でもこういう“異世界×社畜”って今までなかなか無かったから新鮮。
総じて、BL展開のスローペースも込みで楽しめる人には激推し。両片思いのじれじれ感、年下攻めの可愛さ、社畜ギャグのテンポ感…どれもクセになる。次巻でもっと進展してほしい気持ちと、このままじれじれを引っ張ってほしい気持ち、半々で心が揺れてます。異世界ドラマの続き、ずっと見ていたいなぁ。
こんな人におすすめ
- 異世界転移×社畜設定のBLが読みたい
- 世話焼き年下攻めにキュンとしたい
- コメディ要素多めのストーリーが好き
- 恋愛未満のじれじれ関係が好物
- 仕事に全力な受けに共感できる
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異世界の沙汰は社畜次第 2