【レビュー】ましたの腐男子くん2｜腐男子×純情サラリーマン、目隠し初Hのドタバタラブ

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やあやあ、ダイキです！「ましたの腐男子くん」2巻を紹介するよ。この続編、腐男子の幹くんとサラリーマン曽我部さんのドタバタ純情ラブストーリーが、さらにパワーアップ！「ついに…ついに二人が実践BL！？」と、ページをめくる手が止まらなかった僕だけど、予想の斜め上をいく展開＆笑いと萌えの嵐に床ローリング不可避だったよ。初Hなのにアイマスクとか、何その変化球！？曽我部さんの赤面＆失神芸も健在で、むしろ進化してる…！幹くんの暴走するBL語りに曽我部さんがタジタジなシーンも、「あるある」と共感が止まらない。腐男子攻めならではの視点がぎゅっと詰まった、他では味わえない楽しさがここにある！さて、そんな二人の恋の進展や新キャラの登場、そして目隠しプレイの行方は…？この“萌え”に身を委ねてみてほしい。

基本情報

作品タイトル：ましたの腐男子くん 2

シリーズ：ましたの腐男子くん

カップリング：大学生 ✕ リーマン

作者：黒岩チハヤ先生

出版社：海王社

出版年月日：2015/09/10

あらすじ

紆余曲折の末、ついにお付き合いを始めた腐男子・幹と、ピュアなサラリーマン・曽我部。BL妄想を現実で楽しみたい幹だけど、キスだけで失神しちゃう曽我部はまだまだ純情すぎて、「H」までなかなか進めない…！それでも2人でホテルまで辿り着いた幹に、曽我部が差し出したのは、まさかのアイマスク！？初Hなのに両目隠しプレイという珍展開に、萌えと笑いが止まらない！幹の度が過ぎた腐男子トークに振り回されつつも、少しずつ成長していく曽我部の姿がいじらしくてキュン。かっこいい攻めになりたくて奮闘する幹と、天然でかわいい曽我部の掛け合いが最高な、笑いと萌えが詰まった一冊！

感想・考察（ネタバレ注意）

「ましたの腐男子くん 2」を読んで、まず一言。幹くんの妄想力、パワフルすぎる！もう、彼の頭の中を覗き見したくなるくらいBL脳が炸裂してて、腐男子のリアルな生態が詰め込まれてるのが最高に笑えた。僕も腐男子だけど、ここまで濃い妄想は敵わないなと感心しつつ、「これぞザ・腐男子！」って笑ってしまった。

でも、単なるコメディだけじゃなくて、根底には幹と曽我部さんの成長物語がちゃんとあるのが良いんだよね。1巻では曽我部さん、幹が近づくだけで真っ赤になってたのに、今回はついに初Hまで到達。いや、あの、進展遅すぎやろ！ってツッコミ入れたくなるけど、このじれったさがめちゃくちゃ萌える。幹くんがBL本の攻め像に憧れすぎて空回りするのも、「理想と現実のギャップを全力で体現してます！」って感じで、読んでて親近感がわくんだ。

最大の見どころは、やっぱり初Hのアイマスク・プレイ。いや、初回で目隠しってどんな飛び級だよ！普通ならドン引き案件なのに、そこをギャグと萌えで突き抜けてくるのが黒岩チハヤ先生の手腕。二人で目隠ししちゃって、「キスしたいのに口がわからん！」ってやりとりには、爆笑しながらも妙にときめいてしまった。「俺の名前呼んで」って…いや、こっちは床ローリング不可避です。

幹は腐男子として好きなBL語りで曽我部さんを困惑させることも多いけど、好きな人のために一生懸命「かっこいい攻め」を目指してる。その健気さが、ただのギャグキャラじゃなくて、ちゃんと恋する青年として描かれているのが胸にしみるんだよ。しかもBLの理想像をなぞるだけじゃなくて、曽我部さんが望んでる「優しさ」と現実の間で揺れる感じ…わかる、わかるぞ幹くん。

一方で曽我部さんは、なんかもう可愛さの暴力。社会人なのに、あんなにウブでピュアに赤面されると、読んでるこっちが照れる。好きな人に応えたくて、でも恥ずかしさが勝って気絶寸前とか、どれだけ乙女やねん！だけど、幹と一緒に成長して、ちょっとずつ好きな気持ちを伝えられるようになる流れも良かった。目隠しアイテムもまさかの再登場で、二人の関係性の変化が小道具を通じて見えるのも芸が細かい。

あと個人的に沸いたのは、新キャラの古市くん。腐男子仲間ってだけでテンション上がるのに、スピンオフフラグまで立ててくるとは。カバー下の漫画が古市くんメインっていうおまけも、抜かりなくて思わずニヤリ。黒岩先生、分かっていらっしゃる。

全体的にギャグと萌えのバランスが絶妙で、笑いながらも「この二人、幸せになってくれ…！」と応援したくなる。エッチシーンもサービス的になりすぎず、むしろ曽我部さんの心の揺れや、幹の不器用な優しさが滲んでて、読後はほっこりした気分になる。ちなみに、BL的ご都合主義なスーパー攻めにはなれない幹くん、全力で共感しかない（笑）普通の恋愛だって最初はドギマギするもんだし、理想通りにいかないからこそ楽しいんだよね。

とにかく、腐男子攻め×ウブサラリーマン受けという珍しいカップリングをこれでもかと堪能できる一冊。BL好きにはもちろん、普段BLを読まない人にも「こんな世界もあるんだよ！」と布教したくなる、笑いとトキメキと成長の物語。幹くん、これからも妄想力全開で曽我部さんを幸せにしてあげてくれ…僕も床ローリングしながら応援してるから！