【レビュー】8年ぶりに抱かれます｜帰国子女年下攻め×巨根バリタチ年上受けの濃厚リバ欲BL

📚 目次

基本情報
あらすじ
おすすめポイント
感想・考察（ネタバレ注意）
こんな人におすすめ
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やあやあ、アラサー腐男子のダイキです！今日はちょっと攻めすぎなタイトル、「8年ぶりに抱かれます」を紹介するよ。いや、このタイトル見た瞬間「なんだこのストレートな宣言は…！」ってツッコミ入れずにいられなかった（笑）でもね、読み進めるとその潔さがクセになってくるんだ。バリタチで巨根でモテモテなのに、本当は抱かれたい…そんなギャップを抱えたプライドの高い予備校講師・葉瀬と、年下で帰国子女・しかも生徒の勇吾。強引でSっ気たっぷりな年下攻めが、年上の余裕をズタボロに崩していく…このシチュエーション、めちゃくちゃ性癖に刺さる人多いと思う！僕も案の定、刺さりまくった一人です。エロもラブもガッツリ盛りだくさんで、なかなか他にない“年上受け×年下攻め”の傑作。興奮とトキメキの波状攻撃をくらいながら、紹介していくよ～！

基本情報

作品タイトル：8年ぶりに抱かれます

シリーズ：8年ぶりに抱かれます

カップリング：高校生 ✕ 予備校講師

作者：浅井西先生

出版社：海王社

出版年月日：2020/11/10

あらすじ

有名予備校で人気講師として活躍する葉瀬直人は、容姿もスペックも完璧、しかも巨根のバリタチ。…のはずなんだけど、本当は「抱かれたい」ネコ願望を密かに抱えて8年。そんな彼の仮面をあっさり見破ったのは、一回り年下の帰国子女で予備校生・安藤勇吾。強引で自由奔放な勇吾に、教室で突然抱かれ、直人のプライドも仮面も崩壊！8年ぶりに本当の自分をさらけ出し、欲望に溺れていく直人と、そんな彼を翻弄する勇吾。年上の余裕を失い、恋に堕ちていく直人の姿がエロくて切なくて最高。年下強気攻め×プライド高い年上受けの、濃厚ラブストーリー。

感想・考察（ネタバレ注意）

最初にタイトルを見たときから、「あっ、これはただのエロ漫画じゃないな」と直感した。だって「8年ぶりに抱かれます」って、もはや宣言だもん。読み始めたら案の定、主人公の葉瀬直人がなかなかの曲者で、もう最初から最後まで翻弄されまくった僕です。

葉瀬は有名予備校の人気講師で、見た目も中身も“できる男”。しかも巨根で体力もあって、そりゃあもう恋人やセフレには困らない。でも、彼には「本当は抱かれたい」という、誰にも言えない願望がある。タチとして求められ続けて8年…もう“本当の自分”が何なのか、直人自身も分からなくなってそうだなって感じた。

そんな直人の前に現れたのが、年下帰国子女の勇吾。しかも予備校の生徒という背徳感漂う関係。勇吾は、年下とは思えない余裕と大胆さがあって、直人の嘘やプライドをあっさり見抜いてくる。強引なくせに、ふいに見せる無邪気さが妙にリアルで、読んでて「こういう奴、いるよな…！」とニヤニヤしちゃった。

この作品、何が面白いって「巨根バリタチなのに受になりたい」っていうギャップの塊な直人の心理描写が、めちゃくちゃ丁寧。タチのときは明らかに“演技”で、相手を抱きながらも心ここにあらず。逆に勇吾に抱かれているときの直人は、プライドなんて跡形もなくなって、本当にトロットロ。タチやってたときのかっこよさが一気に崩れて、泣きながら快感に身を任せてる様子がたまらなくエロいし、いじらしい。こういう“役割からの解放”ってBLの醍醐味だなぁ…としみじみ。

勇吾もまた、ただの強引な年下攻めじゃないんだよね。生意気で俺様っぽいのに、嫉妬したり、急に年相応の子供っぽさを見せたり、感情がとても人間らしい。直人にどんどんハマっていく姿が、読者の僕らからしたら「もっとやれ～」って応援したくなる（笑）二人の関係が対等なようで、実は勇吾主導になっていくバランスも絶妙だった。

あと、この作品、脇キャラもいい味出してる！バーのマスターや直人のセフレたち、勇吾の兄貴…全員クセが強い。カオルくんとか、絶対自分にもスピンオフ来てほしいタイプ。サブキャラがいることで、直人の過去や心情の背景がぐっと広がるのもポイント高い。

エロに関しては、もう大満足レベル。濃厚だし、ちゃんと二人の関係性や心の変化がエッチシーンに反映されてる。勇吾が慣らしもせずガンガンいく感じは、個人的にはもう少し丁寧にしてやれよ、と言いたくもなるけど（笑）、直人が“される側”で溺れていく表情の変化には何度もニヤけた。

まとめると、「8年ぶりに抱かれます」は、「タチ」が「受」に転ぶという王道のようで実は超レアな萌えポイント、年下攻め×年上受けの鉄板構図、それを丁寧な心理描写で成熟させた一冊。直人が勇吾の手で“本当の自分”を晒け出していく過程が、すごくエモくて、キュンキュンし通しだった。

続編決定も納得！二人がこれからどう甘くなっていくのか、今からめちゃくちゃ楽しみ。8年ぶりの恋とエロス、その全部が詰まった、まさに“看板に偽りなし”の名作だったよ。