【レビュー】恋する鉄面皮 5|執着攻め店長×善良受けの大人の焦れモダBL

やあやあ、アラサー腐男子のダイキだよ!今回は中田アキラ先生の「恋する鉄面皮 5」を、テンション高めでレビューするべくキーボード叩いてます。いや~、このシリーズ、毎回「大人の恋愛ってめんどくさいけど最高!」を地でいってて、読んでると自然と頬が緩むんだよね。斉藤さん×富田カプが今回も安定の尊さで、しかも5巻は斉藤さんのターン!執着系イケオジの斉藤さんが表紙を飾ってて、僕の心も軽率に悶え死にました(?)新キャラ・坂本くんの登場で、物語に新しい風が吹いてきたり、斉藤さんの過去エピソードも明かされたりで、ただのラブラブでは終わらない“ままならなさ”がたまりません。大人同士だからこその不安や葛藤、でもお互いをめちゃくちゃ大事にしてるのが伝わってきて…あ~、こういうのが読みたかった!ってなる。さあ、今回はどんなドラマが待ってるのか、語らせてください!

📝基本情報

作品タイトル:恋する鉄面皮 5

シリーズ:恋する鉄面皮

カップリング:バーテンダー ✕ リーマン

作者:中田アキラ 先生

出版社:芳文社

出版年月日:2023/08/07

📖あらすじ

バーの店長・斉藤厚は、繁盛する店を切り盛りしながら、同棲中の恋人・富田恵との時間をもっと増やしたいと考え、無口な青年・坂本を新しく雇うことに。新たなスタッフによって店にも変化の風が吹き込むが、坂本の不思議な態度や泥酔事件をきっかけに、斉藤と富田の平穏な日々は波乱の予感。斉藤がどこか不安げに富田を見つめ、すれ違いが生まれる一方、坂本の存在が二人の関係に予想外の影響を与えていく。さらに、斉藤の過去が徐々に明かされることで、恋人同士としての在り方を問われ始める二人。大人同士の恋だからこそ直面するリアルな悩みや心の揺れが丁寧に描かれる、ままならない恋愛模様の第5巻!

🌟おすすめポイント

  • 斉藤さんの執着愛と大人の不器用さがたまらない!
  • 肉厚でエロい体格の描写が最高に眼福
  • 新キャラ・坂本くん登場で波乱の予感
  • 富田の素直で善良な可愛さに毎回悶絶
  • リアルな恋愛の焦れモダ&すれ違い描写が胸に刺さる

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

斉藤さん、いやー…今回はもう、表紙から最高でした。4巻まではどこか余裕綽々のイメージだったのに、5巻ではあの鉄面皮で有名な斉藤さんがいろんな顔を見せてくれるから、ページめくるたびに「おお、斉藤さん…!」って心の中で拍手してた僕です。

斉藤×富田、このカップルは本当に「大人の恋愛ってこう!」の見本みたいな2人なんだけど、今回はその“余裕”の裏にある不安とか執着がじわじわと表に出てきて…もう、読んでてキューッとなる。富田のことが好きすぎて、どうしたらもっと一緒にいられるか本気で考えちゃう斉藤さん。バーに新しく坂本くんを雇うっていうのも、結局は富田のためだし、「お前、完全に恋に生きてるじゃん!」ってツッコミたくなった(笑)

んで、新キャラ坂本くん。この子、見た目は無口で控えめなんだけど、いきなり泥酔事件をやらかすし、斉藤さんや富田との関係も今後どう転ぶのか全然読めない。しかも坂本くんが富田に掴みかかるシーン、さすがにビビったけど、富田はどっしり構えてるというか、意外と懐深くて。「富田、やっぱり只者じゃないな…」って再認識した。しかも坂本くん、何か事情ありげだし、今後も絡みが増えそうで楽しみ。

斉藤さんの“ダークサイド”も今回しっかり描かれてて、元奥さんとの会話とか、過去の出来事がちょこちょこ明かされていくのがまた良い。表面上はクールで大人なのに、内心はめっちゃ独占欲強くて、ちょっと怖いくらい。富田が誰とでも仲良くなれる分、斉藤さんは相手によって全然態度違うし、「これぞリアル大人の恋の嫉妬と不安!」って感じ。しかも本人自覚なさげなのがまたズルい(笑)

でも、そんな斉藤さんを富田がちゃんと好きで、しかも言葉にしない不器用さが2人ともあるから、すれ違いも多いし、お互い不安だったりするんだよね。富田の涙のシーンはもう…読んでるこっちも胸がグッとなった。分かり合いたいのに、うまく言葉にできないもどかしさがリアルすぎて辛い。でも、その分、2人が心通わせる瞬間はすごく温かい。「大人同士の恋愛って、こういう積み重ねがあるんだろうなぁ」って納得しちゃった。

エッチシーンも相変わらず肉体美がすごい。中田アキラ先生の描く体、ほんっとに肉厚で、ムチムチしてるのに綺麗で、ちゃんと“いい大人の男同士”って雰囲気。見てるだけでタンパク質補給できます(迷走)今回はがたい良し×がたい良しの組み合わせがたまらない!普通ならくどくなりそうなのに、絵が美しいから全然くどくならない。目にも体にも美味しいやつです。

そして、斉藤さんの“完全掌握タイプ”っぷりも見事。相手を大事にしすぎて、先回り先回りで考えるから、時々思考が空回りしてるのも人間らしくて愛しい。富田も「善良だけど人間臭い」ところがすごくリアルで、ただの“受け”じゃなくちゃんと自分の感情も葛藤も持ってる。「自分の優越感に困惑する」みたいな描写も、読んでて「分かる分かる…!」という感じ。

全体を通して、これまで積み上げてきた2人の関係が、ちょっとずつ新しい段階に進もうとしてる感じ。4巻までが一つの区切りだったとしたら、5巻からは「次の章が始まる」って雰囲気で、ワクワク感と同時に、どこか落ち着いた安心感もある。もちろん「次が気になる!」ってなるけど、無理に引っ張られる感じじゃなくて、「この2人なら大丈夫」って思わせてくれるのが良い。

あと、地味に三枝さんとか脇キャラも味があって、斉藤さんをいじったり、物語にユーモアを添えてくれるのも大人向けBLならでは。重すぎず、でもちゃんと切なさと温かさがあって、何度も読み返したくなる作品だなって改めて実感しました。

個人的には、斉藤さんと富田の絶妙な距離感、言葉にしきれない想いのすれ違い、そして大人同士が本気で恋をして悩んでる様子に、めちゃくちゃ共感。僕も、疲れて帰宅する時ふと思い出して、ちょっとだけ頬が緩む…そんなBLです。続き、めっちゃ楽しみ!

🔍こんな人におすすめ

  • 大人のリアルな恋愛模様を楽しみたい
  • 無口キャラや新キャラの参入で関係が動く展開が好き
  • 執着攻め×素直受けのカップリングが好き
  • 日常のすれ違いや心情の丁寧な描写に惹かれる
  • がっしり体格同士の色気あるエロが見たい

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恋する鉄面皮 5

恋する鉄面皮 5

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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