やあやあ、アラサー腐男子のダイキです!今日は「ROMEO 3」(わたなべあじあ先生)をご紹介。いや~、読後ボーゼン…というか、魂ごと“ワープ”した気分。1巻2巻で感じてたあの独特の世界観、3巻で一気にドドンと深みに引きずり込まれたよ…。BLってだけで読むにはもったいないくらい壮大!「眠り姫」だの「過去生」だの、転生ロマン全開で、読んでるこっちの脳内処理が追い付きません。光陽とジェイド(いや、アウロラ?)のすれ違い、切なさ、そして分厚い愛に何度も胸を撃ち抜かれました。エロより哲学と愛の物語!けど、そこがたまらん…。読み終わる頃には「ROMEO辞典」欲しくなること間違いなし。ファンタジックな深いBLを探してるなら、これは絶対チェックです!
基本情報
あらすじ
傷を負い、深い眠りに落ちた光陽。彼を目覚めさせようとジェイドが寄り添う中、物語は二人の過去へと遡ります。光陽がまだ幼い頃、特別な遺伝子を受け継ぎ生まれた彼は、日照から託されてアウロラ(ジェイドの前世)と過ごすことに。小さな光陽はアウロラに強く惹かれ、オンリーワンと慕いますが、アウロラは素直に受け入れられず、二人の間には切ないすれ違いが続きます。壮大な世界観の中で繰り返される「出会い」と「別れ」、魂の半身を求め続ける愛の巡礼。長い夢と記憶の旅を経て、ついに光陽は目覚めるのでしょうか――。ライカン同士の“愛とは何か”を問う、心に染み入る一冊です。
おすすめポイント
- 壮大なファンタジー世界観と緻密な設定に圧倒される!
- 過去生や転生が絡む魂レベルのラブストーリーが胸熱
- 切なさMAXの別れと再会が涙腺に直撃
- 性的描写よりも純度の高い愛が描かれる異色の3巻
- 美しいイラストと圧倒的な世界観で読後の余韻が深い
感想・考察(ネタバレ注意)
いや~、まさかここまで壮大な愛の物語に引き込まれるとは…!3巻を読み終えて、僕の頭の中は「愛って何?」「出会いって…」みたいな哲学チックな問いでいっぱいになったよ。「エロ?どこ?」ってくらい、3巻はストイックなまでに純度の高い愛の物語だった。
今回の主役は、ジェイドと光陽…じゃなくて、ジェイドの過去生・アウロラと幼い光陽。この2人がメインで物語が進む。しかも、1冊まるごと過去回。ぶっちゃけ、最初は誰が誰だか分からなくなりそうだったけど、読み進めるうちに「ああ、この壮大な輪廻の中で“オンリーワン”を探し続ける物語なんだな」ってじわじわ分かってくる感じ。
特にアウロラと光陽の関係性にはグッと来た。光陽は幼いながらも自分にとってアウロラが“特別”だと分かっていて、全力で好きアピール。でもアウロラは、光陽が成長するためにあえて距離をとる。ここがもう切なすぎて…!「いま一緒になったらダメなんだ、もっと成長しないと」っていう愛のストイックさ。アウロラ、ストイックすぎて修行僧かよ…ってツッコミたくなるけど、でも分かる。自分の“好き”だけで突っ走れない、相手の未来まで考えて手放す。これ、30手前の僕でもできる気がしない。大人の愛ってやつですか。
そうやってアウロラと光陽が別れる流れも、ただ悲しいだけじゃなくて、ちゃんと意味がある。アウロラが「今の光陽は守られるばかりで成長できない」って気づいて、光陽自身が経験を積んで“オンリーワン”にちゃんと出会えるように仕向けてるんだよね。別れの場面はもう涙腺崩壊。しかもアウロラが最後の力を振り絞って意識だけ光陽の元に戻ってきて、「自分を待つな」って伝えるとか…!もう、どこまで愛が深いんだ。
それと、全体を通して“眠り姫”のモチーフが効いてるのも面白かった。誰が姫で誰が王子様なの?って思いきや、「光陽が姫でアウロラが王子様、でも逆でもある」みたいな謎の“鏡合わせ”の構造がある。普通のBLだったら、どっちが攻めでどっちが受け、とかに終始するけど、ここでは「どっちも守る側、どっちも愛される側」って感じがして、すごく新鮮だった。
3巻はエロ皆無なんだけど、その分、1巻2巻で描かれた身体の関係にも別の意味が生まれてくる。「心が追いついてなかったんだな」「魂レベルで繋がるための布石だったんだ」って思えて、改めて1~2巻を読み返したくなった。BLだからって“くっついた=幸せ”じゃなくて、別れや成長を経て、やっとお互いを本当の意味で迎え入れられる…いや、これ、人生だよ人生。
あと、舞台設定も相変わらず壮大で、登場人物も多いし用語も独特だし、時系列も複雑。正直、最初は「頭ショートしそう…」って思ったけど、不思議と読み進めるとピースがはまってくるのが気持ちいい。世界観に飲まれそうになりながらも、「あじあ先生の頭の中どうなってるの…?」ってワクワクしてくる。
もちろん、「ただのBLが読みたい!」って人にはちょっと難しいかもしれない。でも、「他にはない壮大な世界観と、魂レベルの愛が読みたい!」って人には、激推ししたい。3巻まで読むと、この作品が“神作”って呼ばれてる理由が分かる気がした。
そして、最後のジェイド(アウロラ)と光陽のキス…!もう、涙なしには読めない。“目覚めのキス”って、ここまでドラマチックに描かれると、現実のキスももっと大事にしなきゃって思えた(笑)
こんな人におすすめ
- 壮大なファンタジー世界観のBLが好き
- 転生や過去生など輪廻をテーマにした物語が刺さる
- エロよりも切ない愛や深い心理描写を味わいたい
- 「別れと再会」がテーマの叙情的なドラマに弱い
- 謎解き感のある多層的なストーリー構成が好き
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ROMEO 3