やっほー、アラサー腐男子のダイキです!今回は左京亜也先生の「クロネコ彼氏のあふれ方 3」の魅力を語らせてくれ~!いやー、もうシリーズ追いかけてきた身としては、ついにここまで来たか…って感無量。賀神と真悟の関係、1~2巻でさんざん拗れまくって、胃がキリキリした人も多いんじゃない?(僕もその一人です…)でも、その分この最終巻は、糖度爆上がりのラブラブ大爆発!クセになる苦さと甘さのバランスが最高すぎた…。ツンツン黒猫真悟の成長や、賀神の一途さ、そして脇キャラたちの優しさ、全部詰まってる珠玉の一冊。BL好きなら絶対読んで損なし!さあ、今回も全力で萌え語りしていくよ~!
基本情報
あらすじ
恋人として数々の困難を乗り越えてきた賀神と真悟。しかし、真悟が自ら別れを決意し、賀神はそのまま渡米してしまう。心にぽっかり穴が空いたまま残された真悟だったが、賀神の兄・ユージンから託された“特別なもの”をきっかけに、少しずつ自分の気持ちと向き合い始める。臆病で「捨てられる」ことを極端に恐れていた真悟が、周囲のあたたかい助けもあり、ついに賀神のもとへ自分の想いを伝えに行くことを決意。すれ違いと切なさの末に迎える2人の再会、そしてラブラブな日常の始まり。さらにリオも巻き込んでの三角(?)関係エピソードも収録。愛し合うことでしか得られない“幸せ”を掴み取る2人の姿がぎゅっと詰まった、シリーズ完結巻。
おすすめポイント
- シリーズ屈指の切なさから一転、デレデレ甘々な2人が最高に尊い!
- 賀神の根気強い愛情と、ついに素直になれた真悟の成長が胸熱。
- 脇キャラの優しさや、家族の絆も描かれていて心がほっこり。
- 豹柄賀神や雌猫モード全開の真悟など、ビジュアルの萌えポイントも満載。
- イチャイチャがとにかく多めで幸せラストに満たされる完結巻。
感想・考察(ネタバレ注意)
長かった…!この一言に尽きると思う。「クロネコ彼氏のあふれ方」シリーズ、ようやく完結巻の3巻!1〜2巻であれだけ拗れに拗れた真悟と賀神が、どうやって元に戻るのか、ずっとハラハラしっぱなしだった。特に2巻のあの修羅場…真悟が自分から別れを切り出して、賀神がアメリカへ飛んじゃったシーン、読んでて胸がぎゅっと痛くなった人、多いんじゃない?
真悟の「捨てられ」に対する極端なまでの敏感さ、BLとは思えないほどリアルで丁寧な心理描写が沁みるんだよね。このシリーズの初期からずっと、彼は「独占欲」を持つのが怖くて、愛されてることを信じきれなくて、ひたすら臆病で。でも今回は、周りのみんなのアシストもあって、ついに自分の本音を賀神にぶつけるわけよ。「お…れのこと、捨てんなよ」って。これ、ここまで読んできた人にはマジで刺さるセリフだと思う。今まで絶対言えなかった言葉をついに…!って、もう僕もページめくりながら「よく言ったー!」ってガッツポーズ。
賀神もね、普段は俺様で強気だけど、本当はめちゃくちゃ繊細な男なんだよな。自分も傷ついてるし、真悟を想うあまり不器用になっちゃう。それでいて、真悟の素直な気持ちをちゃんと受け止めて抱きしめてあげる。何度も言うけど、左京亜也さんのキャラ描写、ほんと説得力がある。賀神、豹柄も耳も最高だし…(僕、ちょっとヒョウ耳フェチかも…)。
で、そこからのイチャイチャ・ラブラブターンが本当に爆発的。2巻でためにためた分、3巻で一気に甘々が溢れ出す!ツンツンだった真悟が、賀神の前だけで完全なる雌猫化。デレデレが止まらないし、もう思ってること全部口に出しちゃうし、ちょっと恥ずかしいくらい素直すぎて見てるこっちが照れる(笑)でも、これが真悟の成長なんだよなぁ。今までトラウマで全部押し殺してきた彼が、やっと「好き」って思いを遠慮なく表に出せてる。これがシリーズの集大成として描かれてるの、めちゃくちゃいい。
しかも、エッチシーンが感情の爆発として描かれてるから、ちゃんと「2人がここまで来た」って説得力があるんだよね。デレデレ真悟にメロメロになる賀神、その二人の姿がとにかく愛おしい。読んでて「やっと!おめでとう!」って親戚のおじさん化しちゃう僕…。
そして後日談――「クロネコと彼氏と王子」パートがまた、可愛いのよ。大人げない賀神と、ちっちゃいリオが真悟の取り合いバトル。顔も性格も似てて、2人とも真悟大好きなのが伝わってきて微笑ましい。けど、リオの切なさもきちんと描かれてて、ただのコメディで終わらないのがまた泣ける。リオにとって「大好きな真悟」がはっきり賀神のものだと見せつけられて、背中を見送るしかない。ちょっと胸がキュッとなった。
ラストのラブラブエッチは、もうご馳走様ですって感じ。賀神の「真悟ラブ」が暴走気味になるの、個人的にすごくツボ(笑)でもさ、こういう“バカップル”具合、BLの醍醐味だよね!
全体を通して、今までのクロネコシリーズで積み上げてきた2人の歴史、トラウマ、葛藤、それらを乗り越えて「やっとここまで来たんだな」としみじみ。賀神も真悟に出会ってからどんどん人間味が増して、世界を広げてるのがよく分かる。2人だけの閉じた世界から、リオや兄ちゃん、周囲の人々を巻き込んで「守りたいもの」が広がっていくの、めちゃくちゃ感慨深かった。
とにかく、心にしみるハッピーエンド。苦しい展開を経て、ちゃんとハッピーに落とすところが左京先生らしいし、読者の期待にしっかり応えてくれてる。クロネコシリーズは「これで終わり」じゃないらしいので(お兄ちゃんカプ編もあるとか…?)、まだまだ追いかけたい!
最後にもう一度言いたい。真悟、よく頑張った!そして賀神、愛が重い!(褒めてる)今まで追いかけ続けてきた人も、これから読む人も、「幸せってこういうことだよな〜」としみじみできる、満足度MAXな一冊でした!
こんな人におすすめ
- ツンデレ受けの成長ストーリーに弱い
- すれ違いからの甘々ラブラブ展開が好き
- 動物モチーフ(猫・ヒョウ)カップルに萌える
- 切ない別れからのハッピーエンドを味わいたい
- 周囲のキャラも魅力的な群像劇が読みたい
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クロネコ彼氏のあふれ方 3