【レビュー】食べてもおいしくありません 4|鬼とヒトの価値観ズレ萌え&ニヤニヤすれ違いラブ

やっほー!アラサー男子BLレビューブロガーのダイキだよ!今日は山田2丁目先生の「食べてもおいしくありません 4」を紹介しちゃうぞ。このシリーズ、最初は「鬼と人間?食う食われるの関係ってどんなのよ!」とドキドキしてたけど、気付けば完全に日和と穂高のラブ沼にハマっちゃってる僕がいる…!4巻はね、新キャラ・雲取(コマイヌ)が登場して、ちょっぴり切なさもプラス。日和が穂高に告白しようと頑張る姿は応援したくなるし、すれ違いからのイチャイチャ回復まで、もうジェットコースター感情だよ!相変わらずの鬼圧(おにあつ)に笑わせてもらいつつ、ラストまでニヤニヤが止まらないこと間違いなし。さあ、今回も全力で推しポイント語っていくね!

📝基本情報

作品タイトル:食べてもおいしくありません 4

カップリング:高校生 ✕ 高校生

作者:山田2丁目 先生

出版社:リブレ

出版年月日:2022/09/08

📖あらすじ

人間の日和は、鬼たちが通う学校でひっそりと暮らしている。でも、どうしても伝えたい気持ちがあって、朱鬼の穂高に「好きだ」と告白しようと決意!…したものの、いざその場になると勇気が出ず、なかなか言い出せない。そんなある日、「校内にヒトがいる」という噂が広まり、日和はバレるんじゃないかとドキドキ。さらに、同級生の雲取が日和に「穂高に脅されている」と勘違いして執着してきてしまう。普段なら、穂高が全力で嫉妬&ガードするはずなのに、なぜか落ち着いている様子。すれ違いにモヤモヤしつつも、日和の「好き」はきちんと伝わるのか?鬼と人間、価値観の違いに悩みながらも、お互いの気持ちを探っていく二人の関係に注目。

🌟おすすめポイント

  • オニ×ヒトという異種間カップルの設定が唯一無二!
  • 新キャラ・雲取の登場で一波乱、すれ違いドラマが切ない
  • 「食べたい」が愛情表現という独特な世界観がクセになる
  • 穂高の我慢とデレ顔がギャップ萌えすぎてしんどい
  • ラブイチャ成分は健在、読後はニヤニヤ不可避!

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

4巻は、これまでの「食べてもおいしくありません」シリーズの中でも、日和と穂高の”すれ違い”ががっつり描かれてて、いつも以上に胸がギューッとなった。いや、普段はイチャイチャバカップルのふたりだけど、今回は新キャラ・雲取が登場したことで、空気がガラッと変わった感じ。日和が告白しようと決意するも、なかなか言い出せず、しかも「ヒトがいる」という噂が校内を駆け巡る不穏な展開。ヒトである自分がバレたらどうしようとビクビクしてる日和…いや、もう、守ってあげたい(←お前誰だよ)。

雲取くん、ワンコ系で一見優しそうなんだけど、個人的には…うーん、ちょっと胡散臭い!ワンコキャラって基本的に僕も好きなんだけど、雲取はやけに日和に執着して、自分の思いを押し付けてくるところが若干苦手だった。穂高が「鬼圧」発動しないから、日和も余計不安になって傷ついちゃうし…この巻は日和の「傷つき顔」萌え属性の人には最高かもしれない。

それにしても、穂高が全然らしくない!いつもだったら、日和に他の男が近づくだけで鬼圧MAXなのに、雲取が近づいてもスルー。日和からしたら「え、なんで!?」ってなるよね。実は穂高、めちゃくちゃ我慢してて、日和のために落ち着こうとしてたんだよね。こういう「好きだからこそ抑えてる」感じ、めちゃくちゃ萌えた。普段は大雑把な鬼キャラだけど、細かいところまで気を遣ってる穂高のギャップが良き。

そして、今回の目玉のひとつは「日和からの告白」!ヒトとオニ、それぞれの愛情表現の違いが今回も丁寧に描かれてて、オニにとって「食べたい」は愛情表現、ヒトは「好き」って言葉がベース。そのズレが面倒でもあり、愛おしくもある。日和がついに「穂高を食べたい」と、穂高流の言葉で告白するシーン、穂高の反応が最高すぎた。真っ赤になって我を失いそうな穂高…可愛すぎかよ。お互いの世界観や価値観をすり合わせていくふたりの姿が、なんだかリアルで、じんわり胸に来る。

あと、毎度のことながら日和のチョロさは異常(笑)雲取にも簡単に影響されるし、流されやすいんだけど、それが逆に「守ってあげたい感」を爆上げしてる気がする。高尾とか薬師とか、周りのキャラの個性もやっぱり光ってて、高尾の犬ネタ動画のくだりは普通に笑った。細かいギャグや設定小ネタが効いてるのもこの作品の魅力だなーって改めて思った。

全体的には、すれ違い→モヤモヤ→告白→イチャイチャ爆発という流れで、読後は結局いつものニヤニヤタイムがやってくる安定のバカップル。雲取がいたことで一瞬暗雲立ち込めたけど、逆にふたりの絆が強くなった感じすらある。ラブいチャシーンも健在で、人前でも平然とイチャつくふたりには「もう公認カップルでいいじゃん!」とツッコミたくなるレベル。

4巻まで来ても全く甘さが衰えないし、むしろどんどん糖度が増している印象。なんだかんだで穂高の「日和ダイスキ」オーラはブレないし、日和のぎこちないけど真っ直ぐな想いも可愛い。ヒトとオニ、絶対に相容れないはずの2人が、少しずつ歩み寄って”一緒にいる意味”を見つけていく…その過程が、めちゃくちゃ尊いんだよね。

あと、絵の細かさも見逃せないポイント。穂高の鬼っぽさ、瞳孔の描き方とか、どんな小さなコマでもちゃんと「人ならざる存在」として描かれてて、作者のこだわりを感じる。こういうディティールで世界観に深みが出てるから、ついつい読者も感情移入しちゃうんだよなあ。

総じて、今回も「食べてもおいしくありません」は期待を裏切らないラブコメだった!雲取の目的や日和の告白の行方など、気になる要素はあるけど、やっぱりラブラブな2人を見てる時間が一番幸せ。はーー、このまま永遠に続いてくれ…。次巻では日和のお兄さんももっと絡んでくれると嬉しいな、なんて欲張りながら、今後も追いかけていきます!

🔍こんな人におすすめ

  • 異種族カップルのすれ違いに萌える
  • 鬼×人間という独特な関係設定が気になる
  • 新キャラ登場で波乱が起きる展開が好き
  • 可愛い嫉妬や拗ね顔にキュンとする
  • 告白シーンで胸が熱くなるBLを求めている

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食べてもおいしくありません 4

食べてもおいしくありません 4

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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