どうも!アラサー腐男子のダイキです。
今回は「ネコにはいぬを」を読んでみたんだけど、いや~これは朝から笑いとドキドキが止まらなかった…!タイトルだけ見ると、動物モノか?って思うけど、全然そんなことなかった(笑)サークルの飲み会で泥酔した翌朝、目覚めたら隣でイケメンが裸で寝てるし、服もコンドームも散乱…って、どんな状況?!しかも受けの根古(ねこ)くん、まだ若いのにEDという切ない設定。だけどそこに「ED治療(?)」って名のもと、無愛想だけど実は一途な犬飼くんが絡んできて…って、もう展開が面白すぎ!ふにゃちん受けの根古くんと、むっつり絶倫イケメン攻めの犬飼くんの掛け合いが絶妙で、読んでるこっちまで元気が出てくる。エロさもコメディもバッチリで、まさにアホエロ奮闘デイズ!これは紹介せずにはいられないので、早速語っていくよー!
基本情報
あらすじ
大学のサークル飲みの翌朝、目覚めた根古くんの隣には見知らぬイケメン・犬飼くんが裸で寝ていた。部屋には脱ぎ捨てられた服、ゴミ箱には山積みの使用済みコンドーム、そして妙な腰の痛みとシーツの“証拠”。パニックになる根古くんだけど、実は彼、若いのにEDで悩んでいたのだ。自分のじゃないはずの精液を前に「もしかして、俺、治ったの?!」と期待と困惑が交錯。そんな彼に、犬飼くんは「昨日セックスしたよ」とあっさり告白&ED克服のお手伝いを暴露。犬飼くんは寡黙な絶倫系むっつりワンコ攻め、根古くんは天然で元気な関西弁ボーイ。ED治療と称してわちゃわちゃセクシャルな訓練が始まり、アホ可愛いやり取りとコミカルな展開が止まらない!カラダから始まる恋、果たして心もついてくるのか?!
おすすめポイント
- 関西弁で元気なED受け・根古くんがとにかく可愛い!
- 無愛想だけど実は一途で健気な犬飼くんのギャップにキュン。
- 「ED治療」と称して繰り広げられるエロコメ展開がぶっ飛んでて楽しい。
- 表情描写が巧みで、蕩け顔や照れる姿に萌えが止まらない。
- 出会いから恋への感情変化がしっかり描かれていて意外と胸キュン。
感想・考察(ネタバレ注意)
この作品、まず冒頭から「目が覚めたら裸のイケメンが隣にいて、周りはコンドームの山」っていう、もうテンプレを突き抜けたド直球エロコメディ展開で笑うしかなかった。だけど、そこで終わらないのが『ネコにはいぬを』の凄いところ。根古くんの「ED(勃起不全)」って設定が加わることで、ただの一夜の過ちモノには絶対にならない。あの、「ふにゃちん受け」ってワード、BL界でもレアだと思うんだけど、それを全力でコメディ&エロに昇華してるぴい先生、天才じゃないですか…?僕も思わず「新たな扉が開いた」感(笑)
根古くん、普段は関西弁でめっちゃ元気で明るいタイプ。だけど実は、若いのにEDで、ずっと悩んできたっていうギャップがまず良い。何で自分が勃たないのか分からない、男としての自信も低下気味。なのに、素で明るく振る舞う姿が逆に健気で、応援したくなっちゃう。一方の犬飼くんは「寡黙で絶倫」って、こっちはこっちで属性盛りすぎ(笑)でも、根古くんのことを実はめちゃくちゃ可愛いって思ってるのが、もう表情とか態度にじんわり出ちゃってて、読者にはバレバレ。
二人の関係、最初は完全に「事後から始まる」わけだけど、根古くんの「俺、本当にいけたん?(いや、無理やろ?)」みたいな混乱から、犬飼くんが「いやいや、昨夜はちゃんとイってた」って淡々と言う流れが、もう笑えるやら可愛いやら。一方で、根古くんの「もしかして治った…?」って淡い期待とか、「でも本当に俺の精液なの?」って真剣な悩みが、妙にリアルなんだよね。EDって、実際本人にとっては結構深刻な悩みだけど、本作はそこを重くなりすぎず、コミカルに見せてくるから読んでて全然しんどくならない。むしろ「エロ治療」とか言いつつ、毎回本気で取り組んでる二人が微笑ましいし、エロシーンも「ふにゃふにゃなのに射精」っていうレアパターンで、なんか謎に興奮した自分がいる。僕も30年近く生きてきたけど、BLの世界の可能性は底が知れないなと思わせてくれる(笑)
あとぴい先生の絵柄、表情描写がめちゃくちゃ巧い。根古くんの健気な目とか、ふとした瞬間の乱れ顔とか、可愛いしエロいし、読んでてニヤニヤ止まらん。特に、トランクスの隙間から手を入れる描写とか、ちゃんと「何で犬飼くんがこうしたのか」説明しなくても、表情や流れで伝わっちゃうのが凄い。犬飼くんも一見クールだけど、根古くん相手だと実はめっちゃワンコ気質だったりしてギャップ萌え。ツンツンしてるのに、根古くんのことになると全力で世話焼いちゃう感じ、たまらんなあ(よだれ)
物語的には「カラダから始まる恋」って王道だけど、途中からちゃんとお互いの気持ちが追いついていくところにキュンとした。根古くん自身も、自分のEDや気持ちの整理ができてなくてオロオロしてたのが、犬飼くんの一途さにほだされて、少しずつ変わっていく。その変化がすごく丁寧に描かれてて、読み終わる頃には「この二人、ずっと見守りたい…」って素直に思える。
あと、コミカルなノリの中にも、BLの「エロ」部分はしっかり健在。しかもただのサービスシーンじゃなくて、二人の関係性や心の距離が変わっていく大事な場面になってるのが良い。根古くんの「自分は男としてダメなのかも」って不安を、犬飼くんが何気ない優しさとスキンシップで溶かしていくのが、読んでる側にも伝わってあったかい気持ちになる。
ぶっちゃけ、ふにゃちん受けと絶倫攻めの「ED治療大作戦」ってワードだけでお腹いっぱいになりそうだけど、実際は想像以上に愛と笑いとエロが詰まった一冊だった。関西弁の根古くんが一生懸命で男前なのも推せるし、犬飼くんの分かりにくいけど一途なところも良き。描き下ろしやラストの声出るオチも含めて、BL初心者にも玄人にもオススメできる作品だと思う。
最後に一言。EDに悩む男子も、そうでない男子も(笑)、ぜひ一度読んでみてほしい。二人の「わちゃわちゃアホエロ奮闘デイズ」、僕も応援したくなりました。
こんな人におすすめ
- EDテーマのBLを読んでみたい
- 関西弁で元気な受けが好き
- 寡黙だけど健気なワンコ系攻めにキュンとしたい
- コメディ要素多めのわちゃわちゃエロが好物
- 最初から体の関係スタートなカップルに萌える
- 表情や仕草の細かい描写に注目したい
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ネコにはいぬを