やっほー、ダイキです！今日は、山田２丁目先生の「だってまおうさまは彼が嫌い」を読んだので語らせてほしい！タイトルからしてなんか一筋縄じゃいかなそうだな～と思ったら、予想以上にクセ強めでした（笑）魔王の末裔・眞王くんが、人と目が合うと相手を下僕化しちゃうっていう、いやそれ生活どうしてんの…って心配になる特殊能力持ち。でも、そんな彼の前に現れるのが「勇者」を名乗る神子さん。なんとこの勇者、魔王を「征服する」って言いながら、いきなりセックス仕掛けてくるって斜め上すぎるだろ！って思わずツッコミたくなる展開。しかも舞台は現代日本なので、ファンタジーなのかリアルなのか…そのギャップも笑えるし萌えるし最高でした。ツンデレ受け×無表情ちょい腹黒攻めの絶妙な組み合わせがとにかく楽しい！続きはレビューでたっぷり語るので、ぜひ読んでみてね！
基本情報
あらすじ
「魔王」の末裔である眞王は、目が合った相手を「下僕化」してしまう特殊な能力のせいで、普通の生活から距離を置いて生きてきた。そんな彼の前に突如現れたのが、「勇者」を名乗る男・神子。神子は「魔王を征服する」と宣言し、その方法がなぜかセックスというトンデモ展開に！グイグイ押してくる無表情系の神子と、ツンデレで押しに弱い眞王の同居生活が始まり、物理的にも心理的にも距離が急接近。ふたりの関係に秘密やギャグが盛りだくさんで、現代ならではのちょっと不思議なファンタジー設定も楽しい一冊。
おすすめポイント
- 勇者×魔王という王道ファンタジー設定が現代にアレンジされて新鮮！
- ツンデレで押しに弱い魔王・眞王がとにかく可愛い。
- 余裕たっぷりの無表情系勇者・神子の腹黒さがクセになる。
- エロシーン多めだけど、ストーリーもちゃんと熱い。
- RPGネタや小ネタも豊富で笑えて萌える！
感想・考察（ネタバレ注意）
「だってまおうさまは彼が嫌い」、このタイトルからしてすでにツッコミ待ちなんだけど、読んでみると想像以上にツッコミどころ満載で笑った。まず、勇者×魔王っていう王道（？）の対立構造なのに、舞台はまさかの現代日本。しかも魔王の眞王くん、全然魔王っぽくない。ただのツンデレ受け男子。いや、そのギャップが最高なんだけどさ！
一番面白いのは、「目が合うと下僕化」っていう魔王の能力。なにそれチートすぎるでしょ？と思いきや、本人はその力を持て余して、むしろ周囲から距離を置いてる感じが切ないんだよね。能力に振り回されて自分に自信持てないタイプ、個人的にめっちゃ好き。ツンデレだけど根は素直で、不器用に悩んだりすぐ赤くなるところがたまらん。
勇者の神子くん、見た目も性格もまったく勇者らしさゼロ！余裕ある無表情系で、めちゃくちゃ腹黒い。普通に「お前を征服する」って言ってセックス迫るあたり、RPGどころか18禁ルートまっしぐらでしょコレ…。でもね、ガツガツ強引かと思いきや、眞王を傷つけないように裏でめちゃくちゃ気を使ってるのが分かる。朝ごはん作ってくれるし、さりげなく優しさを見せるしで、まじで理想の攻め…！一見クールだけど、眞王のために勝負にわざと負けてあげたり、ちゃんと愛情深いところがニクい。
二人の掛け合いがほんとに楽しくて、勇者と魔王なのに「世界征服」とかどうでもよさそうな雰囲気がシュールすぎる。どっちかというと「君の心の征服」みたいな？（笑） イチャイチャしてるくせに敵対っていう設定、最高じゃない？しかも、コメディパートではドラ○エネタがさりげなく仕込まれてたり、魔王の飼い犬が「スライヌ」とか、RPG世代なら思わずニヤリな小ネタがいっぱい。RPG未経験でも十分楽しめる内容だし、ファンタジー設定はあくまでスパイス程度。
そして肝心のエロ――これが、ちゃんとストーリーに絡んでくるから良い。眞王の「口の中の印」が性感帯って設定、妙にリアルでエロさ倍増。指を入れられて感じちゃう眞王くん、もう可愛すぎてニヤニヤが止まらない。エッチの中にも「征服」と「受け入れ」のテーマが見えて、単なるエロにはならない深みがある。体が先にほだされて、心も少しずつ神子に開いていく眞王の変化が、ちゃんと丁寧に描かれてるのがポイント高い。
それにしても、勇者の神子、普段は余裕ぶってるくせに、たまーに眞王のことでテンパったり、ちょっと抜けてるところがあるのがギャップ萌え。眞王も、口では反抗しても押しに弱くて、結局流されちゃうのがまた可愛い。抵抗するけど本気じゃないし、すぐに顔に出ちゃうし、読んでて「あー、もう素直になっちゃいなよ！」って応援したくなるタイプ。
全体を通して、キャラクターの個性がバチバチに立ってるから、どのシーンも飽きずに一気読みしちゃった。「敵対関係」というテンプレをここまでラブコメに落とし込めるの、山田２丁目先生さすがだなって感じ。エロ・ギャグ・シリアス全部バランス良くて、ちゃんと愛の物語になってる。RPG好きにも、そうじゃない人にも、ツンデレ受け＆余裕攻め好きな人には特にオススメ。登場人物がどちらも「自分らしさ」で悩んだり、ぶつかったりしつつ、最終的にはちゃんとお互いの大事なものを見つける――そんな物語を、笑いながら読める一冊だった！
こんな人におすすめ
- ツンデレ受けがとにかく好き
- 余裕たっぷりな無表情系攻めに萌える
- 勇者×魔王という敵対関係BLに惹かれる
- ファンタジー設定×現代のミスマッチ感を楽しみたい
- エロも笑いも両方しっかり味わいたい
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だってまおうさまは彼が嫌い
