やあやあ、ダイキだよ！今回は「簡易的パーバートロマンス 2」を紹介するね。2巻もやっぱり期待を裏切らない萌えの宝庫だった！「顔フェチイケメン×ドMヤンキー」っていう、もはや趣味全開なカップリングに、今回も大満足。最初はただの変態同士のギブアンドテイク（言い方！）だったはずなのに、だんだん心まで近づいていく2人の関係が、もどかしくて可愛くて…！ページめくる手が止まらなかったよ。しかも、エロだけじゃなくて、甘酸っぱい青春のジレジレ感まで味わえるから、読んだ後しばらくは頭から離れない…。とりあえず、無自覚な2人のもだもだに萌え転がりたい人は、ぜひ続きを読んでみて！
基本情報
あらすじ
「ドMヤンキー」鹿嶋と、鹿嶋の顔が大好きな極度の顔フェチ・真田。出会いは最悪だったのに、今やエッチ三昧な関係になった二人。しかしある日、街中で鹿嶋がトラブルに巻き込まれ、真田が彼をかばって怪我を負ってしまう。そこから鹿嶋はなぜか真田を避けるようになり、二人の間にぎこちない空気が…。本当はお互いのことが気になって仕方がないのに、恋愛経験ゼロの鈍感男子ふたりはなかなか「好き」の自覚にたどり着けず、じれったさマックス！肉体先行だった関係から、次第に心まで揺れ動き始める、焦れキュンだらけの2巻。お互いを大切に思う気持ちに気づいた時、二人の関係はどう変わっていくのか！？
おすすめポイント
- 顔フェチイケメン×ドMヤンキーの変態同士カップルが新感覚すぎる！
- 身体から始まった関係がじわじわ心に変化する過程がたまらない
- お互い鈍感＆不器用で、もどかしい恋の進展にキュン死必至
- エロ描写は番外編と描き下ろしでしっかり供給アリ！
- 真田の新たな扉が開きつつある、攻防戦にドキドキが止まらない
感想・考察（ネタバレ注意）
身体から始まった関係って、どうしてこんなにじれったくも甘酸っぱいんだろう。前作でお互いの「性癖」をダシに始まった真田と鹿嶋の関係が、グググッと「恋」に近づいていく、まさに青春の一ページ。いや、高校生で尿道ブジーはさすがに大冒険すぎるけど、そこはもう赤原ねぐ先生の世界観ってことで、全部アリにして読めちゃうのがこのシリーズの魅力なんだよね。
まず、1巻では「顔が好き！」「痛いの好き！」っていう、ある意味すごく分かりやすいギブアンドテイクだったふたり。だけど2巻入ると、あれ…？これもう恋なんじゃない？自分たちだけ気づいてないけど！？っていう読者の気持ちと、当の本人たちのズレが本当に絶妙。お互いに全く「好き」を自覚してないくせに、行動や態度は完全に恋人のそれで、ページめくるごとに「いや、もうそれ好きじゃん！」とツッコまずにはいられない。
真田は顔フェチっていう変態属性を持ちつつも、意外と恋愛には不器用。エロいことはバンバンやってるくせに、「す、す……す……」って、あの赤面顔は何回見ても可愛すぎ。顔が良すぎて拝み倒したくなる気持ち、めっちゃ分かる（僕もBL界で顔面偏差値チェックが趣味なので…）。しかも、やってること全部が鹿嶋基準になってるのに、「恋」って言葉だけは絶対言わない。この鈍感さに悶えるし、男同士だからこその初々しさ、いい意味での青臭さがたまらないんだ。
一方で、鹿嶋。こっちもまた不器用というか、極端なコミュ障で「人に伝える努力」をつい諦めちゃうタイプ。痛いことに興奮しちゃう自分の性癖もあってか、どうせ分かってもらえないだろうな…って一歩引いちゃう。でも、真田が怪我したときに見せる「もうこれ以上傷つけたくない」っていう控えめな優しさ、あれはもう完全に恋じゃん！自分の気持ちに気づけないもどかしさ、見てて本当にじれったい。でもこのいじらしさがあるから、翔くんたち脇キャラも思わず心配しちゃうんだろうな。
それから、エロいシーン。今回本編では割と控えめなんだけど（尿道ブジーとか攻めてはいるけど！）、番外編や描き下ろしでの保健室エッチ、体育倉庫での緊縛とか、読者サービスも抜かりない。個人的には、教室風ラブホでの「学校ではダメだけど、これならOK！」って発想、バカすぎて天才かよって思った（笑）真田の「常識人」っぽさ、鹿嶋の「欲望一直線」っぷり、このバランスが本当に最高。
あと、地味に感動したのが、真田が鹿嶋のために危ないプレイのやり方をちゃんと一週間かけて勉強して、安全に配慮してくれるところ。これ、愛だよなあ…。男同士で、しかも変態度高めの関係性だからこそ、思いやりがちゃんと描かれてるのが良い。BLって時々「ただのエロ」になりがちだけど、ここはちゃんと「好き」がじわじわ滲み出てて、読んでるこっちもニヤニヤが止まらない。
全体を通して、2巻は「身体」から「心」へ、二人の関係が一気に深まる重要な巻だったと思う。もどかしくもどかしくて、「もう早く両想い自覚してラブラブになってくれ！」って叫びたくなる。でも、だからこそ次の展開が気になって仕方ないし、青い恋だからこその甘酸っぱさがたっぷり詰まってた。
それにしても、高校生とは思えない性癖の暴走っぷりや、その裏にある純情さ。赤原ねぐ先生にしか描けない世界だなあと感心しきり。3巻ではこのジレジレを経て、「好き」がどんな形で爆発するのか、楽しみで夜しか眠れない（昼寝もするけど）。
最後に、鹿嶋の泣き顔と真田の赤面顔、何度もリピートしたくなる可愛さだから、ぜひ多くのBL好きに味わってほしいな。エロも恋も、どっちも堪能できる、良質な「じれキュンBL」でした！
こんな人におすすめ
- 無自覚に恋が進行するじれじれ展開が好き
- 顔フェチ攻め×痛いの大好きなドM受けに興味あり
- エロさと切なさが両方楽しめるBLを探している
- 高校生男子の不器用な成長と初恋にキュンとしたい
- 番外編や描き下ろしもガッツリエロが欲しい
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簡易的パーバートロマンス 2
