どうも!アラサー腐男子のダイキです!
今日は、ずっと気になってた苑生先生の「兎の森」を読んだのでさっそく語らせてください…!いや~、これは一言で言うと“エロくないのにめちゃくちゃエロい”ってやつだよ。幼なじみBLなんだけど、1歳差特有の微妙な距離感とか、幼い頃からずーっと環のことが大好きな志井の一途さとか、もう読んでて胸がギュンギュンする!環がエロ魔神の生まれ変わりとか言われてるけど(笑)、正直志井の視点から見た環の美しさは犯罪級…。そして家庭環境のリアリティもがっつり描かれてて、ただの甘々幼なじみものじゃないのが最高!シリアスと笑いのバランスが絶妙で、一気に読み進めちゃったんだよね。じゃあ早速、いってみよー☆
基本情報
あらすじ
1歳差の幼なじみ、志井洵太と弓永環。子どもの頃からずっと一緒に遊び、高校生になった今も変わらずそばにいる二人だけど、志井の中の“好き”は少しずつ形を変えていく。無邪気で人懐こい環の笑顔が、いつしか特別に見え始め、でもその想いは「清くない」「正しくない」と自分に言い聞かせる志井。環には家庭の複雑さもあり、彼の心の奥に触れたいけど踏み出せずにいる。それでも環を想う気持ちは止まらなくて、志井の一途すぎる恋心と、徐々に変わり始める二人の距離。環の過去や家族の問題も絡まりながら、高校生になった彼らの関係は今、大きく動き出そうとしている。純粋で、でもどこか危うい幼なじみBL青春ストーリー。
おすすめポイント
- 幼なじみ1歳差の微妙な距離感に胸キュン!
- 洵太の一途すぎる片想いがとにかく尊い
- 環の美しさと儚さ、そしてリアルな家庭環境描写が刺さる
- 線の美しさと生々しい表現が作品全体に色気をプラス
- エロなしでも萌え爆発、じわじわ高まる恋心が最高
感想・考察(ネタバレ注意)
最初に表紙を見たときのインパクトたるや…めちゃくちゃ引き込まれた。淡い色彩でちょっと儚げな雰囲気なのに、よく見るとキャラの眼差しがすごく強い。…わかる、この「表紙だけで絶対良作」って直感!案の定、中身も期待を裏切らなかった。
幼なじみBLってジャンルは数あれど、この「兎の森」は1歳差っていう微妙な距離感が肝。志井は年下で、環にずっと憧れのまなざしを向けてる。環のことが好きすぎて、彼の笑顔に一喜一憂する志井のピュアさが、なんだかもう…こっちが照れるレベル(笑)だけど、その「好き」がただの友情じゃなくなっていく過程が超リアル。環が家の前で泣いてた日から志井の心が動き始めるんだけど、その「これは清くない、正しくない」って葛藤が、ものすごく誠実に描かれるんだよね。
環の美しさもとにかく異常レベル。志井視点で描かれることで、「環ってこんなに美人だったの!?」ってこっちも新鮮な目で見ちゃう。特に中学時代のストレッチの描写、志井が環の足を押さえてる構図…あれはまじで神ショット。読んでて、「え、天才か?」って思った。志井が環を見つめる視線に、完全に感情移入してしまった僕がいる。
それから環の家庭環境、ここがめっちゃ重要なアクセントになってる。志井の家はテレビ見ながら家族でほっこり、みたいなTHE・普通の家族なんだけど、環の家はお母さんが彼氏と性行為してたり、SNSで私生活を切り売りしてたりと、結構ヘビー。正直、BLでここまで生々しい家庭背景を描くの珍しいし、読む人によってはドギツイかも。でも、その分、環の恋愛観や「人を好きになること」の距離感に納得できる感じがした。環が「愛され方」に戸惑う理由が、家庭の描写から痛いほど伝わってくる。
あと、エロはない。でも、志井の片想いの熱量や、環の汗ばんだ肌、抱きしめたときの匂い…そういう空気感だけでもう十分ムラムラくる。エロ描写なくてこの萌えは、正直すごい。むしろ「ここまでじらして2巻で一気に…?」って期待しちゃう僕(笑)
志井は思いが強すぎて、ちょっと危うさもある。環の今の気持ちに目を向けられないまま突っ走っちゃいそうな雰囲気があって、そこがまたリアル。好きな人のためなら何だってしたい!って気持ちはわかるけど、それが独りよがりにならないか心配…。花岡先輩ポジションになっちゃうぞ、お前…!ってツッコミたくなる。
でも、ラストの体育祭リレーのシーンは圧巻。志井が環を勝ち取った瞬間、もうこっちも友達みたいに「よっしゃ!」ってガッツポーズ(笑)とはいえ、環の側にも何かまだ秘密がありそうで…。環が負けたときに志井の顔をすぐ見られなかったシーン、あの一瞬のためらいに闇を感じてゾクッとした。この二人、これからどうなるんだろう。
幼なじみものってありがちだけど、「兎の森」は1歳差のズレとか、家庭環境のギャップとか、細やかな心理描写でグイグイ読ませてくれる。しかも、重いテーマがベースにあるのに、会話や日常描写がけっこう笑えるところもあって、シリアス一辺倒にならないのがいい。バランス感覚抜群。
あと、地味に巻末で志井が環の写真で抜いてるシーン、あれ可愛すぎて悶えた。リアルな男子高校生って感じで、エロいけどどこかピュア…これぞBLの醍醐味!
総じて、登場人物の心情がめちゃくちゃ繊細に掘り下げられてて、読後は「この二人をずっと見守っていたい…」って気持ちになった。エロ抜きでも萌え死ねる神作品、マジでおすすめです。
こんな人におすすめ
- 幼なじみBLにときめく人
- エロなしでも萌えたい派
- リアルな家庭環境描写が気になる人
- 片想いのじわじわ系に弱い人
- 美しい絵柄でときめきたい人
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兎の森 (1)