【レビュー】夜明けの唄 3|年下ワンコ×クーデレ戦巫子、謎と愛が深まる衝撃の新月

やっほー!アラサー腐男子のダイキです!
今回紹介するのは、ユノイチカ先生の「夜明けの唄 3」!前巻まででも十分「この二人、尊すぎん?」って思ってたけど、今回は新月の夜に、エルヴァとアルトの距離がググッと縮まるよ。年下大型ワンコ攻めのアルトと、クールでデレがたまに見え隠れする戦巫子エルヴァ…この組み合わせ、もう優勝です。お互いの想いが深まる中で、今まで隠してた感情がぽろっと出たり、キュンとするイチャイチャも全開!
でも、ただの胸キュンだけじゃないのがこの作品。島の謎、思いもよらぬ秘密、急展開のラスト…読んでて「え、そっち行く!?」って声出そうになったのは僕だけじゃないはず。BL初心者にも沼の住人にもおすすめしたい、心揺さぶるファンタジーBLだよ!

📝基本情報

作品タイトル:夜明けの唄 3

シリーズ:夜明けの唄

カップリング:鍛治職人 ✕ 巫子

作者:ユノイチカ 先生

出版社:シュークリーム

出版年月日:2022/10/07

📖あらすじ

想い合う関係になったアルトとエルヴァが、初めて迎える新月の夜。アルトに抱きしめられながら、エルヴァはこれまで心に秘めてきた苦しい想いを少しずつ吐き出していく。お互いへの愛情がますます深まるなか、触れたい、繋がりたいと願った二人はついに…。一方で、島に隠された秘密にも迫る展開が待ち受けていた。アルトがレティの隠れ家で見た「思いがけない秘密」は、二人に新たな希望を与えるのか、それとも波乱を呼ぶのか?年下のスパダリわんこ×クーデレ戦巫子、異世界で生きる二人の恋と成長、そして島の謎が絡み合う、衝撃とときめきの第3巻!

🌟おすすめポイント

  • スパダリ年下ワンコ×クーデレ戦巫子の組み合わせが最高
  • 初めての新月で二人の心の距離が一気に縮まる展開に胸キュン
  • エルヴァの生い立ちや苦悩がしっかり描かれていてドラマ性抜群
  • しっかりBLしてくれて、甘さもディープさも大満足
  • 島や登場人物の謎がさらに深まり、続きが気になって仕方ない

💬 感想・考察(ネタバレ注意)

いやもう、「夜明けの唄 3」は読んでて心が揺さぶられる場面だらけで、ページをめくる手が止まらない。アルトとエルヴァのふたり、ついに!というシーンが満載で、BL好きにはたまらない巻だったと思う。そういうシーンもエロというより美麗で拝みたくなった。

まず、今巻の最大のポイントは、ふたりの関係が一気に深まるところ。初めての新月の夜、エルヴァがずっと心に抱えていたしんどい感情を、アルトに抱きしめられながらぽつぽつ吐き出していく。エルヴァの過去や生い立ちを知ることで、彼がどれほど孤独で苦しい思いをしてきたかがグッと伝わってくるし、そんな彼をただ優しく受け止めるアルトの包容力…これぞスパダリ年下ワンコの本領発揮だなと僕はニヤニヤしてしまった。

しかも、今まではお預け状態だった「そういう」描写も、今回はかなり濃厚。エルヴァが自分からキスしちゃうシーンとか、もう「待ってたよーー!」って心の中で叫んでた(実際には声になってたかも…)。BLあるあるの、寝ぼけて抱きしめて離さないアルトとか、王道だけどやっぱり萌える。裸で触れ合う描写も、ふたりの心がどんどん近づいていくのが分かるから、読んでてほっこりするし安心感もある。

物語としても今巻はただのイチャイチャじゃ終わらないんだよね。舞台の島や登場人物たちの謎が一気に動き出して、急展開の連続。特にアルトがレティの隠れ家で見つけてしまう「秘密」とか、思わず「そうきたかー!」と声が出たほど。今までのファンタジーな世界観に、急に文明っぽいガジェットが出てきて、確かに一瞬「え?」ってなった。でも、物語の奥深さや謎解き要素としてはさらに面白くなってて、ただの恋愛ものじゃないぞって感じ。

それに、エルヴァが大巫女に毅然と立ち向かう場面も、彼の成長が感じられて良かった。自分の辛い過去や、洗脳されて傷ついたこともちゃんと受け止めて、それでも前を向こうとする姿に胸が熱くなる。BLっていうジャンルを超えて、キャラクターたちの「生きる力」みたいなものが描かれてるから、読み応えもバッチリ。

あと個人的にグッときたのは、サブキャラのマニエリやエイナルの存在感。マニエリがアルトにベッタリすぎて「おいおい大丈夫か」と思いつつ、ずっと独りぼっちだった彼の気持ちもわかるし、エルヴァのちょっとした嫉妬も可愛くて良きアクセント。アセクシャルへの言及もさらっと入ってて、多様性をきちんと意識してるところに、作者の優しさを感じる。

おまけ漫画で西の覡とヒゲ男がまさかの邂逅してたり、ギリシャ神話の単語が出てきたりと、細かい遊び心にもニヤリとさせられる。これから先の巻で、どう物語が広がっていくのか、ワクワクが止まらない。

まとめると、「夜明けの唄 3」は、BLとしての濃厚な萌えも、ファンタジーとしての謎解きも、キャラクターの成長も全部詰め込まれた渾身の一冊。イチャイチャだけじゃなく、テーマの深さや世界観の広がりを味わいたい人にはぜひ読んでほしい。僕は次巻への期待が爆上がりしてる!

🔍こんな人におすすめ

  • ファンタジー世界のBLに惹かれる
  • 大型わんこ系年下攻め×クーデレ受けの組み合わせが好き
  • ストーリー重視で読みごたえのある作品を求めている
  • 秘密や謎めいた設定がある物語にワクワクしたい
  • 感情の成長やトラウマの克服を丁寧に描いた関係性が好き

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夜明けの唄 3

夜明けの唄 3

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ダイキ

アラサー腐男子。いままで読んだBL漫画は1,500冊以上!好きな作家さんはヤマダさん(鯛代くん、君ってやつは)、山田ノノノさん(跪いて愛を問う)、鯛野ニッケさん(その夜のどこか、シリーズ)、ほかたくさん。学園モノが好き。ファンタジー系もちょっと好き。グロ、ホラーは苦手。なるべくハピエン希望。

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