どうも!アラサー腐男子のダイキだよ~。今回は山田2丁目先生の「食べてもおいしくありません」を読んだんだけど、いやもうタイトルからして一体何が始まるんだ…って感じで、ページ開いた瞬間からワクワク止まらなかった!鬼の世界で、角なんて付けて正体隠してる人間の日和くんと、でっかいツノを誇るハイスペ鬼・穂高くんの異種ラブ。鬼にバレたら食べられるって…いやいや待って、そういう意味の「食べる」?!(もちろんエロい方です)って思わずツッコミ入れたくなる設定だけど、これがまた絶妙にエロくて、笑えて、そしてキュンキュンくる!鬼の本能と男子高校生のピュアさがぐっちゃぐちゃに絡み合って、萌え転がるしかないやつです。さてさて、どんな萌えが待っているのか…語らせてくれ!
基本情報
あらすじ
人間がごくわずかしか存在しない鬼の世界で、正体を隠して生きる高校生・日和。彼は小さなツノの鬼だと偽りながら、「鬼」としてなんとか日常をやりすごしているけれど、ある日、学校一ハイスペックな鬼・穂高に「ヒト」であることがバレてしまう!鬼の本能に惹かれやすい体質のせいで、穂高からは「美味しそう」と執着され、ふたりの距離は急接近。食べる、という行為が実は性的な接触を意味するこの世界で、日和は抗いきれない本能と穂高の独占欲にどんどん巻き込まれていく。「好き」って言葉がほしい日和と、本能でしか気持ちを表現できない穂高。鬼と人間、似ているようで違う価値観がぶつかり合いながら、二人のもどかしい恋が動き出す。
おすすめポイント
- 鬼×人間という異種ラブが新鮮で萌えまくる!
- 興奮すると大きくなる「ツノ」設定がギャグもエロも両立
- 流され受けアホっ子・日和のかわいさが炸裂
- 執着系ハイスペック鬼・穂高の不器用な愛情表現がたまらない
- 現代高校生らしいゆるい日常感と激しいエロのギャップが◎
感想・考察(ネタバレ注意)
「鬼×人間」という設定にどんな感じに展開するんだろってわくわくしてたけど、読み始めたらあまりの萌えパワーに一気に持っていかれた。山田2丁目先生のゆる~くて現代的なファンタジー、クセになる。ツノがついてるだけで見た目は普通の男子高校生だし、日常感が絶妙にツボ。でもツノの大きさが鬼社会でのヒエラルキーだったり、「巨ツノ」とか「貧ツノ」とか、なんとも言えないワードセンスがニヤニヤを誘う。ちなみにツノが興奮すると大きくなる設定は、言わずもがなのメタファーだね。僕も例に漏れず「おいおい、山田先生、やってんなぁ?!」って笑った。
物語の始まりは、弱者で希少な「人間」である日和が、鬼社会でバレないように付けツノで偽装生活してるところから。けど、運悪くハイスペック鬼・穂高に正体バレしちゃって、そこから二人の関係が急展開していく。穂高はデカいツノ=強い鬼の典型だけど、中身は言葉足らずで不器用。日和と接してる時のガチ照れや素直な執着がめちゃくちゃ可愛い。鬼の本能に振り回されて体調まで崩すほど、日和のことが身体レベルで気になっちゃってるのが、読んでて伝わってくる。
「食う」=「性的接触」というワードの使い方がまた上手い。最初は耳を舐められる程度だったのが、だんだんエスカレートして、ベロチュー・首元クンクンからの合体…もう、盛り上がり方がヤバい。スキンシップが多いから、付き合ってないのにやたら距離が近い感じが最高にムズムズする。キス一つとっても、描写がやたらエロいし、「理由つけてキスするシチュ」が好きな僕にはドストライクだった。日和が「気持ち良いし鬼助けだしいいのか…?」って流され気味なのもリアル。賢いようで意外とアホっ子属性な受け、愛おしさ爆発。
この作品、単純に「鬼が人間を襲う」っていう分かりやすい図式から始まるんだけど、関係が進むとどんどん「執着」とか「独占欲」とか、言葉じゃなくて匂いや本能で繋がる部分が浮き彫りになる。穂高が日和に「好き」とちゃんと言わないで、「他の鬼に喰われんなよ」ってキレ気味に独占してくるの、ぶっちゃけめちゃ萌える。ヤキモチの表現が本能的すぎて笑っちゃうけど、逆に言葉を求める日和のピュアさも尊い。「好き」ってちゃんと聞きたくて泣いちゃう日和を見て、僕も思わず「泣かないで、ギューッてしたくなる!」って萌えながら思ってた。
クライマックスのすれ違い→仲直りの流れも王道なんだけど、鬼と人間の価値観の違いっていう小ネタが効いてて、単なる誤解じゃなく「異種間恋愛」らしさがしっかり出てるのが嬉しい。山田2丁目さん、細かいとこまで遊び心満載で、「ちんちんは許す」とか「尻に金棒」とか、言葉選びがズルすぎ。でも、そういうギャグっぽい部分と、二人の繊細な心情のギャップがこの作品の魅力なんだと思う。
サブキャラの友達もクセが強くていい味だしてるし、背景の現代高校生ものとしての日常も、どこかリアリティがある。ファンタジーだけどファンタジーすぎない、「ツノがある以外は普通」の世界観がすごく読みやすい。個人的には「オメガバース」的な発情要素もチラッと感じたけど、階級とか妊娠とかじゃなくて、あくまで本能の部分だけを美味しく抽出した感じ。オメガバース苦手な人でも全然スルッと読めると思う。
そして何より、穂高がだんだん日和に執着していく過程が最高。最初は「ヒトを喰ってみたい」くらいのノリだったのが、どんどん「日和以外考えられん」レベルまでゾッコンになっていく。日和の匂いを独占したい、他の鬼に渡したくないってガチで焦る穂高、それに戸惑いながらも「好きって言ってくれないと許さない!」って怒る日和、もう可愛すぎて無限に見ていたい。
エロとコメディと甘さのバランスが神レベル。最初から最後まで「萌え」の波状攻撃で、気づいたらニヤニヤが止まらなくなってた。山田2丁目先生、今回も五体投地で感謝したい。タイトル通り「食べてもおいしくありません」…いや、むしろ読んだらめちゃくちゃ美味しかった!
こんな人におすすめ
- 異種間ラブに萌える人
- オメガバース風の発情・本能設定が好きな人
- 執着攻め×流され受けの関係が好きな人
- 高校生同士のゆるい現代BLを読みたい人
- ギャグやワードセンスにクスッとしたい人
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食べてもおいしくありません