どうも!アラサー腐男子、ダイキです!
今日はBL好きなら一度は耳にしたことがあるであろう、ヨネダコウ先生の「囀る鳥は羽ばたかない 6」を紹介するよ!このシリーズ、もう神作って言っても過言じゃないよね…。毎巻読むたびに「心臓がもたん…」とか言いながらページめくってる僕だけど、6巻はとくにエモさが爆発してた!ヤクザものってちょっとハードル高いイメージあるかもしれないけど、この作品は人間ドラマがとにかく深い!矢代と百目鬼、2人の関係がついに大きな一線を超えちゃって…その後の心の揺れ動きにニヤニヤしたり切なくなったり、感情ジェットコースター状態!しかも脇役たちも全員クセ強めで、誰のエピソードも目が離せないんだよね。抗争の緊迫感と、愛情のもどかしさがこれでもかと詰まった一冊。BL好きも、ヒューマンドラマ好きも、ぜひ一緒に沼ろう!
基本情報
あらすじ
絶対に越えないはずだった一線をついに越えてしまった、矢代と百目鬼。ヤクザの組長である矢代は、自分の中に渦巻く複雑な感情や矛盾と、否応なく向き合うことになる。一方、矢代のボディーガード・百目鬼は、彼にとってかけがえのない存在になったことを自覚し、ただ従うだけでなく自分自身の意思と覚悟を持って彼と向き合い始める。そんな中、組織内の抗争が激化し、ついに矢代は百目鬼を手放すことを選択。しかし、それは「大切だからこそ離れる」という苦しい決断だった。命を懸けた抗争の行方、矢代と百目鬼が辿り着く答えとは――。切迫した空気の中、それぞれが成長し、心の奥底に抱えた本音と向き合う、怒涛の新展開が描かれる一冊。
おすすめポイント
- 矢代の本音と百目鬼の成長が痛いほどリアルに描かれる
- 脇役たちの言葉や存在が二人のドラマを一層深くする
- 平田との抗争がついに決着、哀しさとカタルシスが押し寄せる
- どのシーンも名場面級、何度でも読み返したくなる完成度
感想・考察(ネタバレ注意)
いやあ、「囀る鳥は羽ばたかない」6巻、ついにこの時が来たか…って感じで、読みながら心臓バクバクで汗かいたよ、マジで。矢代と百目鬼、ついに越えたんですよ、あの一線。ここまで長かった…!って思ったの、僕だけじゃないよね?普通のBLとは全然違う、硝煙と雨と血の匂いが混ざったこの世界で、あの二人の関係がちゃんと「次の段階」に進むって、読んでて感慨深すぎた。
まず、百目鬼の成長が目に見えて分かるのがたまらない。最初の頃は矢代に盲目的に付き従うだけの「でっかい犬」みたいなイメージだったけど、6巻ではもう全然違う。ちゃんと自分の意志が出てきて、矢代のために何ができるか考えて、行動に移す。甘栗や七原からの言葉でハッとしたり、矢代の拒絶にもめげず食らいついていく姿は、まさに「男の中の男」って感じ。コンタクトレンズケースのエピソードなんて、成長物語に欠かせない小道具的にしっかり効いてたし、何よりも嫉妬とか対抗心が百目鬼をさらに一段階成長させてるのがリアルで良い。あの一途さ、僕もちょっと見習いたい…いやでも、あそこまで真っすぐだと現代社会じゃ生きにくそうだな…(笑)
で、矢代。もう、今回の矢代はヤバい。普段は飄々とした余裕の仮面を被ってるけど、6巻ではその奥底がポロポロと零れてしまう。影山に「なんで俺じゃなくて久我だったのか」って聞くシーン、あれはもう、矢代の長すぎる初恋にようやく終止符が打たれた瞬間だと思う。影山の「なんで二択?」みたいなツッコミも絶妙で、ああ、こういう腐れ縁っていいなぁ…ってほっこりしたけど、同時にちょっと切なかった。
あと、「妹には良かったな お前がいて」って矢代が百目鬼に言うシーン。もう、この一言に全部詰まってる。自分の過去への悔しさ、守ってあげられなかった後悔、自分にも救いが欲しかったっていう本音。百目鬼はそれを「慰め」だと思ってるけど、矢代の心の奥ではずっと「もしも」に囚われてる。この言葉の「ズレ」って、現実でもよくあるじゃない?ヨネダコウさん、本当に人物の機微を描くのがうますぎる。
そして忘れちゃいけないのが、平田の最期。もう、あの男、どうしようもないクズだったはずなのに、最後の最後で哀れさが爆発してて…こっちも複雑な気分に。欲しいものをどうしても手に入れたくて、手段を選ばず突っ走って、でも最後は一番欲しかった人から徹底的に無視されて終わる。無関心って一番残酷なんだな…って思い知らされた。ヤクザものの抗争劇としても、ここの決着は胸にズシンと来た。
あと、矢代の「生きたいとも思わないけど、死にたいとも思わない」っていう虚無。もう、読んでて泣きそうになった。平田の前に丸腰で立つ矢代、あれは完全に自己破壊願望だろうと。普通こういうキャラって「生きててごめん」みたいになりがちだけど、矢代はそうじゃない。「俺を終わらせたい」って、絶望の先の静けさというか、諦めの美しさすら感じる。いや、もうホント、胃が痛くなる展開なのにページをめくる手が止まらないんだよね。
百目鬼が矢代を救えるかどうか、そして矢代が本当に自分を許せる瞬間が来るのか。6巻を読んで、ますますこの二人の未来を見届けたくなった人、多いと思う。脇役の甘栗や七原、影山たちもいいスパイスになってて、群像劇としてもとんでもなくレベル高い。正直、6巻は「神巻」以外の言葉が見つからない。ドラマ性も心理描写もエロも全部濃縮されてる。
あと、余談だけど、レクサスがここまでエロい漫画、他にある?(笑)スーツ男子の色気も爆発してて、正直、僕もスリーピースに手を出しかけたよ…。とにかく、ただのヤクザBLと侮るなかれ、これは人間ドラマの極致。7巻が待ち遠しくて仕方ないけど、正直これ以上読んだら僕のメンタルが持たないかも。でも、絶対読み続ける。そんな一冊でした。
こんな人におすすめ
- 緻密な心理描写が光るBLを探している
- ヤクザものBLに挑戦してみたい
- 切なくも激しい純愛ストーリーが好き
- キャラクターの成長や変化をじっくり味わいたい
- 濃厚な人間ドラマや葛藤に引き込まれたい
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囀る鳥は羽ばたかない 6