どうも!アラサー腐男子のダイキだよ!
今回は「四代目・大和辰之」っていう、スカーレット・ベリ子先生のBLコミックを読んでみたんだけど、これがもう…タイトルからしてインパクト抜群!ストーリーもエロも感情も全部がギュッと詰まってて、気付いたらページめくる手が止まらなくなってたよ!
大和会の四代目なのに腑抜け生活を送る辰之と、彼を拾っちゃう変態(褒めてる)攻め・望との関係が、最初はコメディっぽくて軽いノリかと思いきや、どんどん切なさと男気が加速していって…もう僕の心はジェットコースター状態!しかも、エロがちゃんと物語に生きてるから、ドキドキしっぱなし。辰之の男前さと可愛さ、これでもかと堪能できる一冊です。
ちょっとでもヤクザものが好きとか、骨太なストーリー&エロ両立BLを求めてる人は、確実に刺さるので要チェック!
基本情報
あらすじ
関東最大級のヤクザ組織・大和会の四代目、若きボス・大和辰之。かつての恋に破れ、やさぐれた日々を送る彼に業を煮やした若頭・浅生田は、辰之を九州・福岡支部へ送り出す。だが福岡でも元気が出ず、酒に溺れては公園で寝落ちる始末。そんなある夜、突然見知らぬ男に連れ去られ、意識が朦朧とする中で衝撃的な一夜を過ごしてしまう。その男・小鹿望(おがのぞむ)は、辰之に対して異常な執着を見せるが、その裏には二人の過去の因縁と、望の切ない想いが隠されていた。重い過去と向き合いながらも、不器用でまっすぐな辰之と、彼を一途に想い続ける望。ヤクザ社会のシビアな現実と濃密な愛情が交錯する、切なくも力強いラブストーリー。
おすすめポイント
- ヤクザ受け・辰之の男前さと可愛さが全開でギャップ萌え必至!
- 攻めの望くんの変態ぶりと純愛のバランスがクセになる
- エロシーン多めなのに、痛みも切なさもガツンと物語に溶け込む構成力
- お互いの過去と傷を受け入れ合う深い愛情描写が胸アツ
- 手足や仕草など身体表現が美麗でフェチ心も大満足
感想・考察(ネタバレ注意)
いやー、タイトルからして「四代目・大和辰之」って、最初はどんなイカついヤクザ物かと思いきや、実際読んでみると予想以上にハートをわし掴みにされちゃったよ。しかも、スピンオフ元の「みのりの手」を読んでから挑むと、辰之の可愛さマシマシで楽しめるんだけど、これ単品でもガッツリ刺さる内容。ありがたい。実は僕はこっちを先に読んで、「みのりの手」を後から読んだんだよね。だから登場人物の背景とかはちょっと最初わからなかった。でも、そこを差し引いても楽しめる作品だから、心配無用!
主人公の大和辰之、ヤクザの四代目って肩書だけで圧あるのに、冒頭から失恋で魂抜けてるわ、飲み歩いて公園で寝てるわで、いい意味で期待を裏切ってくる。「大和会」っていうデカい組織の後継ぎなのに、どこか抜けてて、でもそのゆるさがチャーミングなんだよなぁ。しかも、福岡に飛ばされてからの展開がまたぶっ飛んでて、酔っ払って拾われて、そのまま一夜を共にしちゃうって…しかも相手の名前間違えるとか、もう、辰之の人間味にニヤニヤしちゃった。
攻めの望がまた強烈で、最初は変態全開。殴られて泣いて喜ぶとか、辰之の前で自分たちのハメ撮り見てうっとりとか、読んでて「え、コイツ大丈夫か?」って思わずツッコミ入れたくなるレベル。でも、彼の過去や辰之との因縁が明かされてから、ただのヤバい奴じゃなくて、むしろ切なさと深い愛情が滲み出てくる。子供の頃の傷を抱えて、それを辰之だけに癒やされてきたっていう背景に、気づけばこっちまで涙腺がゆるむ。望が何を犠牲にしても辰之を想い続けてきたこと、その執着と愛情の重さには、正直震えた。
そして、この作品の最大の魅力は、辰之の「受け」像にあると思う。BL的には“受け”って言うと、なんだか受動的なイメージがあるけど、辰之は全然違う。むしろ、器がデカすぎる。どんな辛いことも自分で背負って、誰にも弱さを見せず、泣きたい時ですらグッとこらえる。「男気受け」という言葉がこれほどハマるキャラ、なかなかいない。自分の不始末を自分で始末するため、体を差し出す覚悟を決めるシーンは、読んでて「ちょっと待て、カッコ良すぎだろ……!」って唸った。しかも、そこにエロさも全開で、辰之の乱れ顔の破壊力、たまんない。もはや眩しい。
ただ、ストーリーは決して明るいだけじゃなくて、辰之も望もそれぞれに重い過去や傷を背負ってる。望の幼少期のトラウマとか、辰之がヤクザ継ぐ気がない理由とか、サラッと流せない深みがある。中盤以降は、コメディ要素から一転、かなり切ない展開になるし、他キャラも一筋縄じゃいかない。特に櫓木の執着と行動は、ちょっと心にえぐみを残すけど、それすらも辰之の懐で受け入れちゃうから、この男、神か仏かよ…と脱帽。
エロシーンも、まじでサービス満点だけど、決して“エロのためのエロ”じゃない。キャラ同士の傷の舐め合いだったり、癒やしだったり、心の交流がちゃんと描かれてる。ベリ子先生の絵も抜群に綺麗で、体のラインとか手足の表現がリアルだから、見てるだけでドキッとする。細かい仕草一つ一つに、キャラの想いが込もってる感じがして、ベッドシーンですら「この2人、幸せになってくれ…!」って思わず祈っちゃう。しかも、そういう“手”や“足”の描写で、エロスだけじゃない温かさや切なさまで伝わってくるのがすごい。
全体を通して感じたのは、辰之の「カッコいい」と「可愛い」と「エロい」が全部同居してること。タイトル通り、これはまさに大和辰之の物語だし、彼の魅力がこれでもかと詰め込まれてる。読後は「辰之が好きすぎて困る」状態になるの、保証する(笑)あと、個人的には、望が過去から解放されていく姿や、2人が幸せを掴もうと努力する姿も、すごくグッときた。
まとめると、ヤクザものだけど泥臭さよりも切なさと愛しさが勝つ、めちゃくちゃ濃厚なBL。何度でも読み返したくなるし、一気にベリ子先生のファンになっちゃうので要注意(?)エロもストーリーもキャラも、文句なしに神作品!読めば読むほど、辰之の沼にハマります。
こんな人におすすめ
- 男前で可愛い受けが見たい
- 切なくも濃密なストーリーを味わいたい
- ヤクザBLで人間ドラマに浸りたい
- エロ多め&美麗な絵に目がない
- お互いの過去と向き合う関係性が好き
🛒 購入はこちら(Amazon)

四代目・大和辰之